サバイバー日記

炎症性乳がんと告知されて6年間。多発転移しつつ、生きたサバイバーな日々の記録と家族の日記です。

クリスマスの掲示

2007年11月29日 | 図書ボランティア
 昨日は、1の1の朝の本読みに入った。

うんこ日記
村中 李衣,川端 誠
BL出版

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干し柿 (あかね・新えほんシリーズ)
西村 豊
あかね書房

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を読んでから

やぎとぎんのすず―ルーマニアの昔話 (チューリップえほんシリーズ)
八百板 洋子,小沢 良吉
鈴木出版

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この「やぎとぎんのすず」を読んだ。

この絵本は、思春期の我が儘なお子様に是非見せたい一冊。

 いばらの中を無理やり通り抜けようとして、
お百姓さんにつけてもらった銀のすずを落としてしまったやぎは、
いばらをこらしめるようにと、のこぎりに頼みますが、のこぎりは断ります。
いばらは「なにもわるいことをしていない…。」と。

やぎは、「それなら、ひどい めに あわせてやる」
火のところ、川のところ、うしのところとへと行きますが
次々に断られ、その度に懲らしめる手だてを考えます。

とうとうお百姓さんに「いじわるな牛を懲らしめてくれ」と言います。
すると、お百姓さんはやぎをいばらのしげみに連れていき
「ほら、手を伸ばせば取れるだろう。
自分で取ってごらん。自分で何ひとつしないで、
みんなにはらをたてるなんて…。」
と言われてしまいます。
結局、やぎは自分でいばらからすずをとり、恥ずかしい思いをしますが
ぎんのすずは前よりも、もっと素敵な音がしました…。
ーというルーマニアの昔話。

うちのパパは、勤めている専門学校の生徒たちに見せたい絵本だと笑っていた。
なんだか道徳的なようではあるが、
人としての生きる知恵が込められていると思う。

 例えば、このやぎを患者に変えたらどうだろう?
自分の生活を顧みず、ドクターのせい、病院のせいなどと
へりくつを並べてはいないだろうか?
(自戒を込めて…。

折りしも、
PRESIDENT (プレジデント) 2007年 12/17号 [雑誌]

プレジデント社

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に「頼れる病院 危ない病院」という雑誌を見た。
「知っている人しか救われない」病院の裏側…などと書かれている。

しかし、本当に頼れる病院でしか、知っている人しか、
患者は救われないのだろうか?

私は、自分に正直に生きていきたいと思うだけだ。
病気が治らないのは、少なくとも…のせいなどと、
へりくつを並べたくはない。

子どものための絵本を選んでいるうちに
こうして、自分の生活を顧みる事もある。
だから、図書ボランティアを続けているのかもしれない。



 さてさて、今日は、図書ボランティアで
図書室の掲示の入れ替えの日だった。
都合のつくボランティアの方で秋の掲示から
クリスマスバージョンに変えるのだ。
毎年、ちょっとずつ何かを作り足しているので、
図書室もクリスマスらしく、
賑やかしくなったかな?

 

来週の火曜日は、お話会でハンドベルの演奏もする。
来年のお話会の日程を決めるのにスケジュール帳を見ると、
あと1日で師走…。

来月は忙しくなりそうだ。