サバイバー日記

炎症性乳がんと告知されて6年間。多発転移しつつ、生きたサバイバーな日々の記録と家族の日記です。

のだめカンタービレ

2007年11月10日 | 日々是好日
 昨日の夜、パパも仕事でいないので、
娘と二人、生で聴く「のだめカンタービレ」音楽会へ行こうかと出かけた。
もちろん、チケットなどありませぬ。
体調がわからなかったのと、仕事が入るかもしれなかったので
事前にチケットを取らなかったのです。

一昨日、思い立ったので、協賛のテレビ局の事業部にも電話しました。
「完売しました。」とつれない声。
「当日券は、明日の18:00から30枚だけ売り出します。」
ひえ~!!甘かった。
馬鹿な私…。

仕方ない。早めに行くしかない。
娘が学校から帰ってくると、すぐに着替えて県立音楽堂へ向かった。

「誰もいないよぉ~、ママぁ~。」
(当たり前だ…。今はまだ17時前だぞ。開演は19時)
まだ、会場のセッティング前だった。
箱からまだ出してない「のだめのグッズ」を見ながら、
浮き足だった私たちはお客がいない間に「マングース」のマスコットと
それと、「のだめの歓喜の歌」をゲット!
(茂木大輔隊長と名曲の森探検隊DVD付き)

キャッキャ言ってる私たちは、ようやく出来た当日券売り場に
並ぼうとした。

近づく男たち…。(何、何…??
すっごく、小声で、
「あの~、申し訳ありませんが、こちらの席、
2席ならキャンセルで余っております。」
「S席でもよろしいでしょうか?」

ぎゃっぼー!!!
「はい!もちろんです!」(小声で)
(心の中でガッツポーズ
日頃の行いが良いのか?
私たちは当日でS席15列中よりの席をゲットできた。

「ありがとうございます。」とあくまでも小声で
娘とクスクス笑いながら当日券会場を去りました。
だって、他に待っていた男の人が一人だけいたんですもん。

「やったー!!」「ラッキー!!」
と会場から離れてから娘と大喜び。
すぐさま夕食をとるために金沢駅の飲食街へと出かける。


すると、そこに、「黒百合」発見!
この黒百合、尊敬するT先生のお薦めだった。
「一度行くと良いよ~!!」と言っていらした。

こんな日に偶然見つけて、娘と入る。
カウンターと小さい小上がりだけがある「おでんやさん」なのだが、
郷土料理を取りそろえてあるので観光客にも有名らしい。
神田川俊郎の色紙も貼ってある。

親父たちがたくさんいるカウンターに娘と二人で座り、
「おでん定食」を頼む。
確かに味がしみて、美味しいおでんだった。

でも、なんだか今からのコンサート前で興奮して
あまり食欲もない。
半丁もの豆腐は、私たちには多かった。
今度はどて焼きを食べようか?
それとも揚げ焼きが良いかなどと物色しながら店を後にした。

隣の音楽堂までは徒歩1分。
はやる気持ちもあって、早めにロビーに着いた。

">

「あっ、マングース発見!」

私たちのテンションはさらに上がる。

あっ、そうだ。
さっき、駐車場で偶然同級生のM子ちゃんと会ったんだった。
M子ちゃんに電話をして、ロビーで落ち合い、
久しぶりのM子ちゃんのお母様ともお話出来た。
M子ちゃんは実家のお母様とお姑さんと二人を
招待していた。(えらいなぁ~。私には出来ないなぁ~。)
そうこうしているうちに開演時間が近づいた。

さぁ、いよいよだ!

音楽堂はパイプオルガンを揃えた場所なので、こうやって見ると
パイプが光ってとても綺麗だ。
打楽器とオーケストラのための協奏曲をする予定らしいので
パーカッションのティンパニー類もたくさん置いてあった。
いやがおうにも興奮は高まる。

ご存じ、「のだめカンタービレ」はフジテレビでも高視聴率を上げた番組だ。
原作の二ノ宮知子さんの漫画も全巻読んでいた。
のだめカンタービレ #19 (19) (講談社コミックスキス)
二ノ宮 知子
講談社

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「のだめカンタービレHP」
ドラマ版はこちら♪
演奏中にも千秋やのだめのやりとりが映し出されるが、
幕間にもスクリーンに千秋様が…。



【プログラム】

企画、指揮、お話  茂木大輔
ピアノデュオ    プリムローズ・マジック(石岡久乃・安宅薫)
パーカッション   竹島悟史
管弦楽       オーケストラ・アンサンブル金沢

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ「悲愴」より第2楽章
ハイドン:交響曲第82番ハ長調「熊」より第1楽章
ジョリヴェ:打楽器とオーケストラのための協奏曲より
モーツァルト:2台ノピアノのためのソナタ  ニ長調より第1楽章
(千秋とのだめが初めて二人で弾いた曲。二小節ですぐに失敗したのも忠実に再現された。)
ガーシュイン:ラプソディ・イン・ブルー
(アンコール曲)
二台のピアノと木琴のペトルーシュカと「今日の料理」
(のだめがコンクール直前に暗譜してる時に偶然鳴った携帯の着信音での
「今日の料理」の旋律が途中で入ってくる。)
(休憩)
ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調作品92
(アンコール曲)
ドヴォルザーク:チェコ組曲 ニ長調ポルカ
アンダーソン:プリンク・プランク・プランク

帰りに茂木隊長に楽屋入り口でサインをねだろうと思ったが、
娘にとめられ、やむなくやめた。
でも、娘と二人で楽しい音楽会に来れて、大満足の日だった。