サバイバー日記

炎症性乳がんと告知されて6年間。多発転移しつつ、生きたサバイバーな日々の記録と家族の日記です。

輪島の人たちへ

2007年11月22日 | 妙好人
 昨日から一泊二日で輪島のお仕事に出かけていた。
ここ最近の寒さで、みぞれ混じりのお天気…。
朝、6時半にはT先生をお迎えに行き、一緒に輪島に向かう。

まずは、車の運転の疲れを癒すためにも朝市通りの「茶房 三丁目」へ入る。
いつも、ここでは、バターたっぷりのトースト、茹で卵、
とコーヒーのモーニングをいただく。
一息ついたところで朝市で生徒たちに描かせるモチーフを買い、
研修所へ急ぐ。

研修所の前庭にある鮮やかな紅葉は、私たちを向かえてくれる。
敷石に落ちている枯れ葉さえも美しい。



 今回の授業は水墨画。
水墨画の準備をさせ、歴史や描き方の説明をしてから、
筆さばきなどを教える。
前回描いた笹のスケッチを参考にしながら、
水墨画を描く。



ゆっくりと硯で墨をする。
この動作は、私にとっては至福の時だ。
何も考えない、ただひたすらに墨をする。
この楽しさは、生徒たちにわかってもらえるだろうか…。

 私は、いつもこの生徒たちと一緒に描き、
自分も一緒に勉強させてもらっている。
この二年間で描いたスケッチはスケッチ帳で三冊にもなった。
そうゆう意味では、こちらの方が教わる事が多い。
こうゆう機会を作ってくれたT先生にも感謝!!

 夕方から泊まっている旅館で二年生たちとの宴会。
みんなネタを仕込んできて、いろいろ笑わせてくれた。



旅館のおかみさんのご厚意で、しぼり酒も振る舞われた。
おかみさんには、
「先生、お体大事にしてね!」と
しつこいくらいに何度も何度も言われた。
 

それと、私とT先生にホールケーキのプレゼントと
記念にと、二年生が共同して作ったフリーカップを頂いた。

二日目の今日は、一年生の授業。
朝、早起きして、また茶房三丁目のコーヒーを飲みに行く。
ここのおじさんは、一見は怖そうなのだが、コーヒーと同じで温かい。
おじさんは奥さんをガンで亡くしているので
私の事も余計に心配してくれる。
余計な事は何も言わないけど…。

「また、輪島に来てね!」と…。
今日も美味しいコーヒー、ありがとうございます!

 

そして、昨日の夜はあんなに食べたのに、
朝食はいつもと替わらないたくさんのおかず…。
うっ、食べきれない…。

授業の間のランチはいつも「彩花亭」

今日は日替わりAランチを…。 
やはり、輪島に来ると太るわけだ。

授業が終わると一年生から寄せ書きとコーヒー豆のプレゼント。


私は、輪島でいろんなお土産を頂いた。
人との出会い、そして一緒に過ごした思い出。

みんな、みんな、ありがとう!