折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

奈良への旅・乗り鉄と少しスケッチ(1)

2019年06月21日 | 奈良
   新薬師寺の土塀


6月19日20日と1泊2日で奈良へひとり旅に出ました。
明日香へは数年前にも出かけたのに東大寺や興福寺へ行くのは本当に久しぶり。
先日近鉄のチケットをいただいたのでせっかくなら遠くへ行きたくて奈良にしたのです。
このチケットは特急には乗れないのですが急行を乗り継げば時間はかかるものの電車の旅を楽しむ
つもりで行けばいい。水田の緑、山々の緑、車窓の風景も楽しみです。
体力に自信がないので出かけるのもラッシュを避けてゆっくり出発。

家を出たのが8時半、近鉄名古屋駅を9:21出発、伊勢中川→大和八木→大和西大寺→近鉄奈良と
3回乗り換えて着いたのが13:00 駅前で1日500円のバスの乗り放題チケットを2日分買って
いよいよ奈良の旅の始まりです。




予定では先ず1日目は興福寺、東大寺、戒壇院辺りを歩くはずでした。ところがバスから眺めると
あまりの人の多さに驚いてそのままバスに乗って少し外れた新薬師寺に向かいました。


  静かな新薬師寺

 本堂内部 パンフレットから


新薬師寺は人もぼつぼつと言った感じで、たまに修学旅行の小学生が来てもすぐ帰って行きます。
お目当ては本堂に安置された十二神将。ご本尊の薬師如来、本堂ともすべて国宝に指定されていて
博物館の中で見せていただくのとは違い本来のお姿に近いのではないかと思えます。
ただ以前とは私の受ける印象が違うのです。もっと厳しいお姿だったと思うのに全体に柔らかくて
優しい。なにか・・・な〜?
少しの違和感のままお堂のまわりを歩いているとタヌキが一匹、チラリとこちらを見て急ぎ足。
タヌキにだまされてるのかな。
先日の日和田高原で出会ったのはキツネだったので今度はタヌキか・・・と。

新薬師寺の土塀も味があるのですが、辺りの家々の土塀も趣がありました。
ところが新薬師寺のはげかけた土塀が彫り込まれた落書きだらけだったのです。ここまでわざわざ
来ていったいなぜかと悲しくなります。


  見かけた土塀


新薬師寺から志賀直哉旧居前を歩き巡回バスでJR奈良駅まで行きホテルチェックインしたのは
16時。ちょっと一休みして夕方の興福寺を見にまた出発。バスのチケットが役に立ちます。
夕方5時を過ぎた興福寺周辺は静かになっていたので裏手の登大路園地から五重塔と長い土塀を一枚と
北円堂の前からもう一度夕暮れの五重塔をスケッチしたのですがこれは失敗・・・残念!
真っ暗になる前にとJR駅前のホテルまでの商店街をテクテクと、ずっと下り坂なので何とか歩けました。
この日の歩数は15000歩を超えました。そんなに歩いたかしら?
タヌキに騙されているような気もしますが脚は疲れて膝は痛い。やっぱり歩いたようです。
ホテルの温泉大浴場でのんびりして早寝した1日目でした。。

  夕暮の登大路園地



にほんブログ村ブログパーツ

アクセスランキングにほんブログ村