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テレビっ子のひとり突っ込み

『偽りのフィアンセ~運命と怒り~』感想・あらすじ ①

2021-09-23 16:39:48 | 韓国ドラマ
      

2018年 韓国

◆おススメ度
★★★★☆


◆キャスト
テ・インジュン(財閥2世、ゴールド製靴の社長):チュ・サンウク
ク・ヘラ(靴職人、植物状態で入院する姉を持つ):イ・ミンジョン
チャ・スヒョン(女子アナ、テ・インジュンの政略結婚の婚約者):ソ・イヒョン
チン・テオ(センタン百貨店チーム長、スヒョンの元カレ):イ・ギウ
カン・ウィゴン:ユナク
カン・ソンニョン:チャン・スヨン

◆感想・あらすじ①(ネタバレ注意)

ユナクが出てるドラマと思って見たら、なかなかのチョイ役(「幸せのレシピ~愛言葉はメンドロントット」のジニョンを凌ぐ)でした・・・。
(ユナク、ちょっとイ・ジュンギに似ていて好きです。若いアイドルっていうイメージですが、意外とイ・ジュンギと同い年・・・。)

主演の二人が、「ずる賢いバツイチの恋」と全く同じ、チュ・サンウクとイ・ミンジョン。

不滅の恋人」でめっちゃやな人っていう印象から入ったチュ・サンウクでしたが、今回はちょっとピュアで可哀そうになっちゃう感じの役でした。(まー、でも
恋愛に関しては好きに相手に利用されてダマされるっていう「不滅の恋人」にちょっと似た場面もあったけど、やっぱ主演だと見方が全然違います。)

イ・ミンジョンは、「ずる賢いバツイチの恋」よりも美人度がアップしてます。
後半、田中みな実に見えて来るけども。女優さんてメイク一つで雰囲気が変わって凄いなと。そこは日本よりも韓国の方が技術がある気がします。

テ・インジュンの継母、ハン・ソンスク役のソン・オクスクは、「屋根部屋のプリンス」で、パク・ハの継母でめっちゃいいお母さんだったのに、この作品
では最悪な悪女を演じています。

ストーリーは、簡単に言うと、

娘の腎臓移植のために元カノの腎臓が欲しい一組の別れた男女の愛憎と、財閥の後継者を巡る争いのサスペンスに巻き込まれた、女性(ク・ヘラ)のお話です。

こうやって一文でまとめると、ク・ヘラの巻き込まれ被害感は明らかなのに、登場人物はみんな自分の身に降りかかった結果を人のせいにしてばっかりで、
マジでイライラするお話でした。でも、色んな人物の因果関係と謎が多いので、早く先が見たいと思わせる内容になっています。
元々韓国での放送はどうなのか分かりませんが、1話30分(U-NEXTの日本配信では)なのも飽きさせないところ。


さて、あらすじです。

植物状態で入院する姉を持つク・ヘラは、父親の跡を継ぎ靴職人となるが、姉の入院費を稼ぐため偽物ブランドの靴を作っては、ガサ入れに怯えて暮らす日々。

      

イタリア留学の経験があるク・ヘラは、ある日、イタリア人ユニオンレザーの社長の通訳を依頼されます。
そして、夜の接待の席に乗り込んできたゴールド製靴の社長テ・インジュンに出会います。
しかし、テ・インジュンに「あの社長の心を奪え」と依頼されるとともにお金を渡され、激怒。(なんだかんだその後謝ってもらって家に送ってもらって、
多少和解。)

(ビンタされたインジュンは、ヘラを車で家まで送るのですが、なぜビンタしたのか尋ねます。
これ、聞かなきゃわからないの?
で、「売春婦扱いしたから」と答えるヘラに、「誰でも何かを売って生きている」って、なんか客観的にサイテーな答えな気がするけど・・・。
そして、しぶしぶ謝るインジュンに、意外そうな顔をするヘラ。この、韓国人の財閥は、一般人に謝るっていうハードルがそんなに高いの?ってちょっと
思ってしまうエピソードです。)

ク・ヘラが工房に帰ると、工房が借金のカタに取られ荷物が外に運び出されている真っ最中。ク・ヘラが借金取りのチャンスにかけあってもなしのつぶて。
失意のク・ヘラは、がらんどうの工房で亡き父との思い出に浸り泣いていると、一人の男(チン・テオ)が工房を訪ねる。
(なにか物語が始まりそうな予感・・・。)

チン・テオは靴の修理をヘラに依頼し、店の惨状からヘラの状況を察して外に誘い出し、一緒に酒を飲む。
高層ビルの夜景を見ながら「あそこで生活するのは別正解の住人」だと嘆く。そんなヘラをパーティに誘うテオ。

ドレスショップで働く友人の元を訪ねると、友人は翌日のパーティの準備で大忙し。さっき誘われたパーティだなとヘラは察しますが、出席することには無関心。

翌日、ユニオンレザーの社長がゴールド製靴と契約する意向を伝えるためにインジュンに会いに行くヘラ。インジュンはヘラに感謝を伝え、名詞と報酬を
テーブルに置いて去ります。

と、そこへ、インジュンの婚約者チャ・スヒョンが現れ、ヘラをお金目当てで自分の婚約者に近づく女と決めつけて、これはあげるけど、こっちはダメよと、
名刺を取り上げます。
(え?何この非常識なムカつく勘違い女、って感じです。でも、多分このスヒョンの浅はかな行動が後の悲劇のきっかけの一端であることは確実。)

インジュン自身への興味なんてこれっぽっちもなかったヘラですが、スヒョンの言動にちょっとカチンときちゃいます。

気が変わって、ソンニョンの働くお店に行くヘラ。タグのついていないドレスなら今日はどれでもこっそり貸してあげるって言葉に、目を惹かれた赤いドレス
を選ぶヘラ。その衣装をまとい、チン・テオの靴を持ってパーティ会場へ向かいますが、チン・テオは来ていないと言われてしまいます。

パーティ会場へ向かおうとしていたチン・テオは、娘のジェニーが入院する病院から連絡があり、ヘラとの約束をすっぽかして病院へ向かいます。
一方で、誰かに呼び出され、パーティへの出席をキャンセルするスヒョン。待ち合わせていた相手はチン・テオでした。
どうやら、チン・テオは数年前に婚約までして別れた相手のよう。わざわざ呼び出したチン・テオに酷い言葉を浴びせるスヒョン。チン・テオは娘の容体が
悪いことを伝えたかっただけでなく、どうもスヒョンに未練があるようなないような・・・?

パーティ会場にチン・テオがいないことを知り、とりあえず受付に靴を渡し、このまま帰ろうかと思うヘラの前に、インジュンが現れます。
盛装して見違えたヘラに目を奪われるインジュン。約束をすっぽかされたというヘラに、同じくパートナーにドタキャンされたインジュンは手を差し伸べます。
インジュンに手を引かれパーティ会場に入ったヘラは、見るものすべてが珍しく、豪華で目を奪われます。

      

そこに、インジュンの商談相手のセンタン百貨店の会長が到着。ヘラをインジュンの婚約者のアナウンサーと勘違いしますが、インジュンはただの知人だと
否定。取り残されたヘラは、ドリンクを運ぶボーイとぶつかり、ヒールを折ってしまいます。

グラスの割れる音に不快な様子を見せる会長。さらにスタッフの失態は続き、オファーした歌手の遅刻や、照明、音響の故障など、手際の悪さを目にした会長は
腹を立てて帰ろうとしますが、トイレで会長秘書が「会長はゴールド製靴とは契約しない意向だ」と連絡しているのを聞いたヘラは、インジュンの手助けを
しようと、裸足になって自ら歌い出します。

(ここ、ヘラがなんで歌える設定なのかが良く分からない。イタリア留学中にバイトで歌ってたとか?とにかく素人が急にでかいパーティとかで人がたくさん
集まった場所で急に人を圧倒させるような歌を歌えるはずがないと思うんだけど、ここがちょっとドラマのご都合主義なところ?)

ヘラの歌に感動した会長は、気分を良くし、会長の好意でヘラはインジュンと一緒にスカイクルーズを楽しみます。

      

長くなってきたので、一旦ここで終わり。

続きは 『偽りのフィアンセ~運命と怒り~』感想・あらすじ ② で


『悪の花』第3話~4話 あらすじ・感想(ネタバレあり)

2021-09-20 23:45:55 | 韓国ドラマ


(『悪の花』第1話~2話 あらすじ・感想の続きです。)

◆キャスト
ペク・ヒソン/ト・ヒョンス(主人公、金属加工職人):イ・ジュンギ
チャ・ジウォン(ペク・ヒソンの妻、刑事):ムン・チェウォン
キム・ムジン(記者、ト・ヒョンスの同級生):ソ・ヒョヌ
ナム・スンギル(ト・ヒョンスの元同僚、殺された中華料理店店主)


◆感想・あらすじ②


黒い合羽を着た男が入ってきて一瞬たじろぐジウォン。しかし、フードを脱ぐとそれがヒソンだと知ってほっとする。

しかし、視聴者的にはこれがめっちゃドキドキしちゃいます。
ちょうど、中華屋の店主、ナム・スンギルを殺した男とヒソンが同じ格好をしていたので・・・。


ということで、ジウォンたちは第3の事件ナム・スンギル殺人事件を追います。
そして、今回犯行に使われたのは、ト・ミンソクの連続殺人事件の時と同じメーカの首輪と剥がされた親指の爪。首輪については、一般に発表されていないため
関係者しか知らない事実。しかし、ト・ミンソクはすでに亡くなっている。そこで浮上したのがト・ミンソクの息子、ト・ヒョンスの存在です。

殺されたナム・スンギルが亡くなる直前に電話かけていたのが、なんとキム・ムジン記者ということで、ジウォンたちはムジンの所属する雑誌社に向かいます。
しかし、2日前(3日前だっけ?)から出社していないとのこと。ここで、同僚の女性が「もしかしたらトイレに閉じ込められているのかも?」とドキっとすることを
いいます。よく聞いてみると、トイレの鍵が壊れていて、出てこれないところ家族が来て助かったことがあるとのこと。(一人暮らしって、トイレの鍵かけるもの?)
それを聞いて焦ったジウォンたちは、ムジンの住むアパートに向かいます。

一方、キム・ムジンを監禁しているヒソン。
(おそらくムジンを殺したくはないヒソンは、けれどムジンを解放した後にヒソンのことを口外しない保証が欲しいところ。)
ヒソンは、ムジンを痛めつけて、ムジンが公開されたくない秘密を探ろうとします。そして、なんとか自宅のPCの中にそのファイルがあると白状させたヒソンは
ムジンの部屋に忍び込み、ムジンに言われたファイルを探ります。

しかし、そこに来てしまったジウォンと鉢合わせ。
咄嗟にベランダの方に逃げるヒソン。ムジンを一通り探すジウォンたちですが、いないことが分かったため帰ろうとしますが、ふと、PCがまだあったかいことに
気付いてしまったジウォン。
犯人がすぐ近くにいると踏み、ベランダにでてきちゃいます。
ベランダの外側に、忍者のようにしがみついて隠れるヒソン・・・。
(ミッションインポッシブル的にめちゃめちゃドキドキする場面です。)

すぐ近くにいるジウォンに自ら電話をかけて注意を逸らし、なんとか難を逃れるヒソン。

(防犯ビデオに映った黒い合羽の男が今朝のヒソンとそっくりだったこと、タクシー運転手の証言で、ナム・スンギルの店付近で乗せた男を下した場所が自分の
自宅付近だったことに少し不安そうなジウォンにもちょっとドキドキします。)

ヒソンが電話で「熱があるようだ」と言っていたので心配になって一度家に帰ろうとするジウォン。家の前で会った工房に用事があったっぽいご近所さんに挨拶
すると、「最近工房が閉まっていることが多くて」と言われてしまう。(またもや不穏なちょっといた心のざわざわが積もっていきます・・・。)

ジウォンが工房のドアを開けようとすると、ちょうど中からキム・ムジンとヒソンが出てきます。
(一瞬ドキっとする場面。)

キム・ムジンはヒソンに嘘の見られちゃいけない弱みを教えていましたが、ヒソンの機転で無事に別の場所から見つかり、ようやくキム・ムジンを解放することが
できたのでした。
ムジンの顔の傷は、二人がケンカになってついてしまったっていう設定に。キム・ムジンが見つかってほっとするジウォンは、ヒソンの言い訳を全面的に信じ、
ムジンを責めます。
(なんで痛い目にあった俺が・・・って感じで、見ていてちょっと笑っちゃう、ほっこりする場面。)



ナム・スンギルが殺されたことを知ったムジンは、殺害時刻に自分がヒソンと会っていたことから、ヒソンを信じることに決めます。

一方、ニュースでト・ヒョンスの犯行の疑いがあることを知った、ムジンとヒソンの地元のオ・ボクチャというおばあさんから、ト・ヒョンスの最近の写真を
持っていると警察に連絡があります。

それを聞いて、ト・ヒョンスの地元に向かうジウォン。

一方、ジウォンが写真を受け取りに行くことを知ったヒソンとムジンも、先回りして写真を手に入れようと、地元に向かいます。

うまくジウォンたちの先回りできたヒソン達は、ムジンのシナリオに沿って写真を手に入れるために打合せし、ムジンはオ・ボクチャ宅へ入ります。
しかし、そこにさらに先回りして来ていた真犯人の襲撃に遭い、気を失います。

オ・ボクチャ宅の納屋に隠れていてヒソンは、玄関から飛び出してきた怪しい男を見かけ捕まえようとしますが、そこにジウォンたちがやってきて、「後でタクシー
で迎えに行く」という言葉を残した男に逃げられます。
自分も逃げようとしますが、うっかりジウォンに見つかってしまうヒソン。

ヒソンは走って逃げますが、ジウォンがけっこう足が速く、全然撒けません。

ヒソンは、脇道にあるビニールハウスのような小屋に逃げ込みます。
後を追うジウォン。

ここで、行きを潜めて隠れているヒソンですが、ジウォンが棚にぶつかり、ヒソンがその上を見ると刃物がジウォンに落っこちそうになり、咄嗟にジウォンに
覆いかぶさり庇うヒソン。ここで、ヒソンはジウォンのために傷を負った上に、何も気づいていない(いや、気づかれちゃいけないんだけども)ジウォンとちょっとした
乱闘になります。

で、結局どうにか逃げることに成功するヒソンですが、ジウォンはそこで信じられない落とし物を拾ってしまいます。

それは、自分がヒソンの誕生日にあげた、名前の刻印が入った腕時計のベルト・・・・。



◇◆◇

今回は、なかなかハリウッド映画バリのちょっとしたアクションとハラハラシーンがあって、かなりドキドキしました。


オ・ボクチャおばさんが持っているという写真を手に入れるためにキム・ムジンと共に地元に帰るヒソンが、地元の風景を見て思い出す、制服を着てた頃に、怪しい
儀式で痛めつけられるような回想シーン。(ちょっと「トリック」の島での儀式みたいな・・・。)
何なんでしょう。


そして、キム・ムジンが語る写真の入手のためのシナリオの妄想でのイ・ジュンギの逃走シーンのアクションが無駄にかっこいい・・・。何この塀の超え方・・。
ちょっと何回かプレビューしちゃいました。


とりあえず、ようやくムジンを解放できて一安心です。(とりあえず、ムジンの件では、イ・ジュンギが殺人犯にならずに済むので。)

そして、ナム・スンギルの殺人事件の件についても、ムジンという味方ができ、こっちもすこしだけほっとします。(手先にようやく温かみが戻ってきたような・・・。)

やっぱり殺人は犯していなかったと見ていてほっとする一方、別の不安が頭をよぎります。視聴者には種明かしされてはいますが、ジウォンは・・・。
だんだんと、自分のダンナが殺人事件の犯人なんじゃないか疑惑のちっちゃいピースがちょっとずつ集まってきちゃっています。完成すればもちろん疑いは晴れる
でしょうが、きっと7割程度しか集まらないハズ。そこで推理した結果がもしかしたら・・・・って。

なんか、悲しい結末にならないよう祈ります。



感想・あらすじ③に続く。

『イニョン王妃の男』感想・概要紹介

2021-09-18 23:26:49 | 韓国ドラマ
   

2012年 韓国

◆おススメ度
★★★☆☆


◆キャスト
キム・ブンド:チ・ヒョヌ
チェ・ヒジン:ユ・インナ
ハン・ドンミン(ヒジンの元カレ):キム・ジヌ
チョ・スギョン(ヒジンのマネージャ):カ・ドゥッキ

◆あらすじ・感想(ネタバレ注意!)

朝鮮王朝時代の貴族、キム・ブンドが現代の韓国にタイムスリップし、女優で仁顕王后役でドラマに出演するチェ・ヒジンと出会い、恋に落ちるっていうラブロマンス
ファンタジー時代劇(形容が多い)。

朝鮮時代と現代を行ったり来たりするキム・ブンドに合わせて、朝鮮時代でもそれなりのドラマが繰り広げられますが、人物とそれぞれの陰謀や背景など、現代ドラマ
見てる感覚でいると難しくてついていけなくなります。(なんか、朝鮮時代は画面も暗いし。)

     

話の概要です。(あらすじっていうほどでなく)

朝鮮王朝中期、西人派と南人派が対立していた時期に、南人派と南人派の後ろ盾を持つ女官出身の側室張氏の策略によって廃位された仁顕王后を復位させようと
立ち上がった西人派の一員、キム・ブンド。しかし、それが元で南人派に襲撃され、あわや殺される!って時に、どっかの霊験あらたかな(?)お寺の住職にもらった
不思議なお札が発動し、現代にタイムスリップしちゃいます。

一方、現代で生活するヒロイン、チェ・ヒジンは無名の女優。仁顕王后のドラマのオーディションに参加するが、そこで元カレのハン・ドンミンに再会。
ハン・ドンミンは、今やスター俳優となっていて、いろんな女子と浮名を流すような軽い男。このハン・ドンミンは再会したヒジンに興味を持ってしまうことで、
めんどくさいことになってしまいます。

最終的に無事、オーディションに合格するヒジン。そして相手役は元カレハン・ドンミン。撮影がはじまります。

そんなところにタイムスリップしてきちゃったキム・ブンド。
見たことない景色にとまどいつつ、土地勘なのかなんなのか、昌徳宮だか景福宮なのか、朝鮮時代の職場があった場所にたどり着きます。そして、そこが撮影現場
っていう、キム・ブンドが混乱しちゃう要素が。(いや、逆によかったのか?)

で、その撮影現場に差し入れを持ってきたヒジンとブンドの最初の出会い。
朝鮮時代の服装のブンドですが、撮影現場なので出演者と勘違いするヒジンです。

で、一旦どうにか朝鮮時代に戻れたブンド。しかし、そこは続・襲撃される世界が待ち受けています。

ヒジンはちょうど、ドラマ制作発表の日。ハン・ドンミンのせいで嫌な思いをしたヒジンは、クールダウンのために近くの林を散歩。
するとそこに、馬に乗って突進してくるブンドの姿と、それを追いかけてきた刺客が。

それからも行く先々でブンドに出くわすヒジンは、ブンドの言葉にブンドをちょっと頭のおかしい人、と思ってしまう。(傷んでる人、って表現でしたが。ちょっと
日本ではあまり馴染みのない表現ですね。)

しかし、現代韓国に他に知り合いのいないブンドは、顔なじみになってきたヒジンに縋るように、色々と助けを求める。

関わり合いになりたくないと思いつつも、無視できないヒジン。
結局、図書館に連れて行ってあげたり、家に連れ帰ってきてあげたりするうちに、ブンドが気になってきちゃいます。

ブンドの仲がちょっとずつ恋仲に発展していく中、ブンドと会うたびに、ちょっとずつ不思議な出来事が。
身に覚えがないのに、いつの間にかハン・ドンミンと恋人同士になっちゃってたりします。

   

ハン・ドンミン的にはすっかりヒジンが恋人として気持ちが盛り上がっちゃっている一方、全くハン・ドンミンに気持ちがなく、戸惑うヒジン。
そこにブンドとの関係が少しずつ変わっていくことで、面倒な状況に陥り、ドラマの撮影もうまくいかなくなったり、ゴタゴタしてきます。

で、相変わらずブンドは朝鮮時代と現代を行ったり来たり。

一方、図書館の歴史書かなんかでブンドのことを調べるヒジン。そして、ブンドが近いうちに命を落としてしまうことを知ります。
ブンドのことが心配で、もう朝鮮時代に帰って欲しくないと考えるヒジンは、ブンドの大事なタイムスリップのためのお札を隠してしまいます。
また、ヒジンを愛してしまったブンドも、朝鮮時代と現代の狭間で葛藤しますが、責任感の強いブンドはヒジンが隠したお札を見つけ出し、自分の使命をやり遂げるために
朝鮮時代に帰ってしまいます。

そうして、最終的にブンドが下した決断は・・・。

◇◆

キム・ブンドの現代への馴染みっぷりがハンパない。臨機応変に応用が効いて、空気読んで色んなことに対応ができる。なんか、そんなキム・ブンドを見てると、
飄々としてトボケた感じのチ・ヒョヌがめっちゃイケメンに見えてくるからすごい。



なんか、要所要所で漂うプレイボーイ感というか、イケメン対応というかがすごい。
こんなのやられたら好きになっちゃうでしょ、的なやつ。(作中では、「やり手」って表現されてた気がします。)

自分の服装が、現代の人々と違うことを早々に悟り、撮影現場にあった誰かの着替えをちょっと拝借したり、髪を切ったりして現代人に紛れることに成功したり、図書館
のエレベーターの使い方から、車の運転、英語力まで発揮したりして・・・。

このキム・ブンドが凄すぎて、後から見た同じく朝鮮時代から現代にタイムスリップしてくる「屋根部屋のプリンス」のユチョンたちにイライラしてしまうほどでした。

        

ヒジンの友人でマネージャーのスギョンに、値踏みされるように根掘り葉掘り聞かれるブンドが、ちょっと考えながらも嘘をつかずに話す内容が、現代ではめちゃめちゃ
ハイスペック男子っていうのがちょっと面白かった。
なんか、ハラハラするんだけど、結果的にちょっとスッキリ得意げな気分になっちゃう(見てる方が)場面です。


あとはー、ヒジンの着信音がめっちゃ気になります。日本で言う、渋い演歌みたいな曲。

それくらいかなー。

ちょっとこの後に中国語版も観ちゃったので、内容がごっちゃになってしまって、詳細は忘れてしまいました・・・。

        

この後、ドラマで盛り上がっちゃったのか、チ・ヒョヌは主演のユ・インナに、撮影のオールアップの場かなんかで公開告白して付き合い始めたらしいのですが、残念ながら
破局したらしいです・・。


『悪の花』第1話~2話 あらすじ・感想(ネタバレあり)

2021-09-08 23:42:26 | 韓国ドラマ


◆キャスト
ペク・ヒソン/ト・ヒョンス(主人公、金属加工職人):イ・ジュンギ
チャ・ジウォン(ペク・ヒソンの妻、刑事):ムン・チェウォン
キム・ムジン(記者、ト・ヒョンスの同級生):ソ・ヒョヌ


◆感想・あらすじ①

見終わったけど感想かけてないドラマが80本くらいたまっちゃってますが、過去のばっか書いてると忘れちゃって感想が新鮮じゃなくなっちゃうのと、気になって
もっかいみたりするのもあったりで、やたら時間がかかるので、現在進行形のものはリアルタイムでちょっとずつ書いていこうかと。

で、今見てる「悪の花」です。1話~2話までの感想交えてのあらすじ。(ネタバレありなので、これから見たい人はご注意ください。)



結婚して、奥さんと娘と一見幸せな生活を送っているように見える、ペク・ヒソン。けれども、オープニングから、両親との不穏な空気の会食。

今回のイ・ジュンギは完全な悪役なのか!?親との関係や、幸せそうな笑みを作る練習など、不穏な空気を漂わせつつ、イマイチ決定打がない。
そこに、同郷の同級生だった記者キム・ムジンが訪ねて来ることで事態が一変する。

キム・ムジンは、ヒソンの妻、刑事であるチャ・ジウォンと知り合いで、ジウォンから夫(ヒソン)が金属加工職人であることを聞き、工房を訪ねて来たのだったが、
出迎えたヒソンが、元同級生のト・ヒョンスであることに驚く。しかし、ト・ヒョンスがジウォンの夫であることには気づいていない。

ムジンとの話で、ト・ヒョンスが村から失踪した日に殺人事件が起きたと。ト・ヒョンスが殺人事件容疑で指名手配されていることが分かる。
しばらく懐かしい同級生を思いやる振りをしてヒソンと会話をするキム・ムジン。(内心は少し焦っている様子。)

そして、工房入り口の鍵を閉め、ブラインドを降ろし、音楽のボリュームを上げ、ムジンに掴みかかるヒソン。
ほんとに殺人鬼だったの!?と思わせとして、ムジンが地下室に監禁されている場面。(視聴者的にはムジンが生きていてほっとする場面。)

そして、ムジンを一晩放置し、妻と子供が出かけた後で様子を見に行くヒソン。そこで、過去の回想。
実は過去、ト・ヒョンスは亡くなった連続殺人鬼の息子だったとして、ムジンが中心となる同級生たちから酷いいじめを受けていたことが判明。今のムジン
と同様に結束バンドで縛られ、痛めつけられ森に放置されたり(?)。

ムジンは、刑事であるジウォンの夫の工房の地下に監禁されており、いつか二人がそのことに気付くはずだと淡い期待を抱いていたが、ト・ヒョンスがジウォン
の夫、ペク・ヒソンであることを知り愕然とする。
そして、なにやらまだ二人の間にある過去のお互いの秘密を巡っての探り合い。(ヒソンとしては、キム・ムジンの暴露されたくない秘密を握ることでキム・ムジン
を解放しようとしている様子。)
そして、18年前ト・ヒョンスが血まみれの顔で里長の死体を見下ろしている光景の回想。

ヒソンが、ムジンの持ち物チェックをしていると、ムジンの手帖からムジンがヒソンの知っている男と会う約束をしていたことが判明。
ヒソンはムジンの代わりに、男とムジンの待ち合わせの時間にムジンの携帯から電話をする。
男は、なぜかト・ヒョンスに脅されていると話す。そこで、ヒソンの回想シーン。ト・ヒョンスと男、ナム・スンギルは元同じ職場で働いており、ト・ヒョンスが
ナム・スンギルに危害を加えるどころか、ナム・スンギルがト・ヒョンスを刺して金を奪おうとした過去があることが判明。
ヒソンはそんな過去を思い出しながらも、ムジンを装いつつ電話越しにト・ヒョンスはすでに亡くなったと話し、ナム・スンギルとの関係を片付けようとする。



ヒソンの現在の状況と過去が少しづつ明らかになっていく裏で、事件が発生し、それを1件ずつ片づけていく妻ジウォン。

1件目の事件はマンションの非常階段から落ちてケガをした子供が、父親に突き落とされたと証言をしているという事件。
結局、父親が子供のそばを離れた後、子供は近所の飼い犬に驚いて自分で足を滑らせたことが発覚。
しかし、それは、父が不倫の果てに自分の母親が邪魔になり、怪しげな薬を母親に飲ませていることに気付いた子供が、母親が父親を嫌いになって自分から離れるよう
仕向けた結果であることが判明。

ここで印象付けられるのが、サイコパスというキーワード。そして、妻の事件に対する鋭い洞察力。
不穏な空気を纏うヒソンとリンクして、視聴者のミスリードを誘う。


一方でちょっとしたジウォンが感じるヒソンとの最初の違和感。
娘のウナが友だちのスヨンの人形を抱っこしたという理由でスヨンに殴られて鼻血を出してしまったため、保育園に呼ばれるジウォン。「人の物に手を出したら泥棒だ」
と言って、頑なに謝罪を拒むスヨン母娘。
そこにヒソンが駆け付け、ウナに謝罪をさせてしまう。

ウナの気持ちも考えずに強制的に謝らせてその場を収めたヒソンに怒るジウォン。「父親は初めてだから」と言って謝るヒソンをすぐに許してしまうジウォン。


2件目の事件は、社会福祉士の女性が通い先の老女を殺害する事件。
この事件では、爪のない親指が指摘され、連続殺人魔ト・ミンソクの犯行が疑われるが、ト・ミンソクの事件で使用されていたが、一般には発表されていない用具
の存在からこの事件は模倣犯の可能性が高いと考え、そこから事件解決につなげるジウォン。


そして、第3の事件の始まり。

色々あったけど、ナム・スンギルの件は一先ず怒りを収めて片が付いたように見えていたが、深夜スンギルの店に黒い合羽を着た男が侵入し、スンギルを殺害。

まだ暗いうちに、ふと目が覚めたジウォン。隣にヒソンがいない。何気なくリビングに行ってみると、雨具を着た夫が帰宅する。

◇◆◇

はー、ちょっと好きすぎて今までどの出演作も感想とか書けずにいたイ・ジュンギ出演作の新作ドラマの感想にとうとう着手してしまいました。

タイトルを聞いたとき「悪の教典」のリメイクかと思ったけど、全然違いました。

今回はとうとう初の悪役かと思わせておいて、いやいや、イ・ジュンギが殺人犯なんてやる訳ない!ってどかで思っちゃって、必死でヒソンが殺人犯ではない手がかり
を探そうとしちゃってます。

いきなり再会しちゃったキム・ムジンを手にかけちゃったのか!ってドキドキしては、締め技でうまく気絶させただけだったんだー、ってちょっとほっとしたり。
サイコな一面を見せられてハラハラしては、娘のウナにはちゃんと優しく接していて安心したり。
ちょっと気が気じゃありません。

まー、脚本を選びに選んだ末の出演作品だと思うので、期待大ではありますが、どんだけ難しい役に挑戦したかったんだろうなっていうのも見所の一つかと思います。

ヒソンはなぜ、どうやって身分を詐称して暮らしているのか。偽装の親子にはどんな秘密があるのか。
里長を殺してしまったのは誰なのか。
キム・ムジンにも秘密がありそうだし。

『悪の花』第3話~4話 あらすじ・感想に続きます。





『秘密』あらすじ・感想(ネタバレあり)

2021-09-03 23:56:30 | 韓国ドラマ

2013年 韓国

◆おススメ度
★★★★☆


◆キャスト
チョ・ミニョク(Kグループ御曹司):チソン
カン・ユジョン(ヒロイン):ファン・ジョンウム
アン・ドフン(ユジョンの恋人、検事):ペ・スビン
シン・セヨン(ミニョクの婚約者で国会議員の娘):イ・ダヒ
ソ・ジヒ(交通事故で亡くなったミニョクの元恋人):ヤン・ジンソン
イ・ヘジン(ユジョンの刑務所仲間):ムン・ジイン

◆感想・あらすじ

彼女はキレイだった」のファン・ジョンウムつながりで見てみた作品。


ヒロインのユジョンはいくつもバイトを掛け持ちしながら検事を目指す恋人ドフンを(金銭的な面でも)献身的に支えていた。

そんなドフンも晴れて検事になり、欲深いドフンにの母親にユジョンとの交際を反対されながらも、ユジョンはドフンにプロポーズされる。

幸せいっぱいの2人だったが、サプライズでのプロポーズイベントの帰り道、大雨の降る中、対向車線から飛び出してきた大型トラックを
急ハンドルで除け、そのままスリップした勢いで工事現場に激突。

何かにぶつかった感覚はあったものの、何にぶつかったのかと車を降りて確かめに行くドフン。そこでドフンが見たものは、血だらけになって
横たわる女性の姿だった。

ドフンが戻るのが遅いと、ユジョンも車を降りるが、戻ってきたドフンに、ぶつかったのはドラム缶だと誤魔化されてしまう。

後日、車のワイパー故障のためにドフンの車を修理に出したユジョンは、ひき逃げ事件を調査しに来た刑事たちに、事件の日に運転をしていた
のは君かと尋ねられ、事情も知らずにワインを2杯飲んで運転していたドフンを庇い、警察に連行されてしまう。
自分がひき逃げの容疑を掛けられていることを知るユジョンだが、何かの間違いだとドフンの代わりに必死に当日の状況を説明するも、状況
証拠が揃っている中、あれよあれよという間にユジョンはドフンの身代わりとなり、実刑を食らってしまう。

また、成り行きとは言えユジョンに自分の身代わりをさせてしまったドフンは、罪の意識に苛まされながらもどうしても自分が犯人だと名乗り
出ることができずに、担当検事としてユジョンに求刑を言い渡す。

4年後、ひき逃げに会った女性ソ・ジヒの恋人だったチョ・ミニョクは、出所したユジョンになにかとつきまとって嫌がらせをする。
彼は、ユジョンに自分と同じ大切な人を失う苦しみを味合わせてやろうと復讐に燃えていた。

しかし、もともと善良で優しく働き者のユジョン。彼女を追えば追うほど、恋人を轢いておきながら瀕死の被疑者を見殺しにするような女性には
思えず、ミニョクは違和感を覚えていく。

一方、お互いに気がねしながら傷つき合うユジョンとドフンは、このままではお互いに良くないと、父親の死をきっかけに、ユジョンの方から
別れを切り出す。しかし、ドフンには、ユジョンに言えないもう一つの秘密があって・・・。

ユジョンを追いかけているうちに、彼女が気になりだし、いつしか恋心を抱くようになるミニョク。亡くなった恋人ソ・ジヒに悪いと思いなが
らも、あの夜車を運転していたのはユジョンではなく、ドフンだと確信し、独自に調査を進めながら、ユジョンに気持ちを伝える。

複雑な思いを抱えながらもミニョクと接するうちに、自分もミニョクに惹かれていくユジョン。



しかし、やっぱりそこは大企業の御曹司。
政略結婚のための婚約者の存在や、庶民の女との付き合いを反対する家族、そして会社を狙って色々仕掛けてくる面倒な人々など、御曹司特有の
障害が待ち受ける。

ユジョンとミニョクの愛の行方は。そして、真の悪人となっていくドフンの行く末は・・・。


◇◆◇

東野圭吾原作で、広末涼子と小林薫、そして駆け出しだった伊藤英明の棒演技がすごい、あの「秘密」(もしくは佐々木蔵之介&志田未来の)のリメイク
かと思って見たら、全然別物でした。

けっこうストーリー展開がスピーディーでかつ、話数も16話と短い方なので、中だるみせずに見れたドラマでした。

オープニングですでに法廷の場面が軽く展開されるので、その後のドフンに対するユジョンの愛情が全く入ってこない。ただただドフンがどこで
モンスターになっていくのかそればかりが気になる。

けど、恋人に罪を着せながらも、ここでもめっちゃ子供の負担になる毒親の母親のせいで、検事の夢を諦めてまで自首ができないでいるドフンは、
意外にも娘が刑務所に入れられたことがきっかけで認知症になってしまう、ユジョンの父親をかいがいしく面倒を見てあげてたり、刑期を終えた
ユジョンを真っ先に迎えに行ったりと、ただただ気が弱いけれども優しい人で、見てるこっちは困惑してしまう。
(ただ、ちょっとドフンの髭剃り跡が気になって、早くユジョンはミニョクとラブラブな関係になって幸せになってくれないかなーと思うんだけども。)



そして、それが6話辺りから一変して不穏な空気に。
ドフンがどんどん嫌な人になっていきます。なのに、ミニョクと仲良くなっていくユジョンは気に入らず、人のいないところに何かとユジョンの
手を乱暴に引いていっては、怒るっていうのがまたイライラします。


とにかく、ユジョンの健気っぷりがすごい。
恋人の代わりに罪を着ちゃうなんてとこはちょっとやりすぎですが、いろんなことの結果を自分のせいだと謝ったり、自分が運転してなくても見殺し
にしたのは同じだと、罪の意識を持ったり、なんかすごく良く分かります。多分、これHSPの典型的な「他人の言動や感情への共感性が高い」っていう
特性なのかなと。

人生にはたくさんの岐路があって、最悪な結果を招く前にできたであろう分岐点がたくさんあると思うんですよね。

ユジョンにとって、結果的にソ・ジヒをひき殺したのは運転していたドフンかも知れないけど、「ワイン飲んだのに運転するっていうとき止めてれば」、
「代行を呼んで帰っていれば」「ただでさえ大雨で視界も悪い中、何度も運転中に話しかけていなければ」「ドラム缶にぶつかっただけだって言われた
時に、もっとちゃんと自分でも確認していれば」って、いろんなタラレバと可能性があった訳で、そんな選択肢を見過ごしたことい後悔は尽きない
わけです。

でも、犯した罪に対し、自分で責任を取らせてあげる、っていうドフンに対する責任もユジョンにはあったんじゃないかなと。少年犯罪を犯した
少年をちゃんと罪を犯したことを自覚させて反省させないと、成長しないまま同じことを繰り返して取り返しがつかなくなるって言うのにちょっと
似てますよね。


主演のチソンは、このドラマが初見の方。いつも見るドラマの出演者よりちょっと年齢が高めな感じですが、アップになるとときどきパク・ヒョンシク
に似てる気がします。

ドフンの母親は、「上流社会」で善良そうなジュンギの母親役をやってた人なんだけど、今回は脇役なのにかなりの悪女。すごくやな人です。

あとは、「僕が見つけたシンデレラ」でイ・ミンギの義理の妹だったイ・ダヒが、ミニョクを追い求める婚約者役で、その父親でイ・ミンギの母親の
再婚相手だったカン・ナムギルって俳優さんが今回はユジョンの父親役になってます。(ドラマの年代的には逆ですが)あ、あとムン・ジインも。
「僕が見つけたシンデレラ」とスタッフが同じなのかな?出演者がけっこう多い?

ドフンの父親も、めっちゃ色んなドラマで色んな人の父親役として見かけます。

ミニョクの元カノ役のヤン・ジンソンは、この作品で見かけるの3作目ですが、このころはまだまだ駆け出し女優だったんですね。ファン・ジョンウム
とは、まだだいぶ女優としての格が違うんだなって言うことを知りました。

後は、素朴な疑問なんだけど、ジフンもミニョクも、ユジョンの火傷痕に驚いたなら、整形手術とか受けさせてやれよ。せめて提案とかだけでもでき
なかったものなおだろうか。

ミニョクの秘書(側近?)のグァンスの忍耐力と仕事の調査能力っぷりが凄い。ちょっとだけいつか下克上があるんじゃないかとハラハラはしちゃい
ましたが。
でも、前半はキレながらも自分の気持ちに気付かず、ちょい見当違いの方向の行動に出ちゃう、ミニョクのどこか抜けた感じの人間らしさを吐き出す
場面でもあるので、なんか、全然ラブコメとかのコメ部分がない作品の唯一ちょいほっこりする場面がグァンスとミニョクのかけあいだったりしました。


最近よく見てたラブコメや宮廷系の時代劇とは違った想定のドラマで、なかなか面白かったです。


『ずる賢いバツイチの恋』 あらすじ・感想(ネタバレ注意!)

2021-08-28 23:51:11 | 韓国ドラマ

2014年 韓国

◆おススメ度
★★☆☆☆


◆キャスト
・チャ・ジョンウ(エラの元夫、D&T社長):チュ・サンウク
・ナ・エラ(ヒロイン):イ・ミンジョン
・クク・スンヒョン(ヨジンの弟で身分を隠してD&Tの見習い社員):ソ・ガンジュン
・クク・ヨジン(D&T社理事スンヒョンの姉):キム・ギュリ
・キル・ヨハン:エル
・カン・ミニョン(エラの親友):ファン・ボラ


確か、エルを追って辿り着いたドラマだった気がします。

ナ・エラは、「帰ってきてダーリン!」で、RAIN(ピ)の奥さん役をやってた人でした。ときどき高橋メアリージュンにちょっと似てる。夫はなんと、私が昔めっちゃハマ
ってた初めて好きになった韓国人俳優、イ・ビョンホンらしい。(このドラマ見てるときは知りませんでした。)

エラの元夫役は、「不滅の恋人」でチニャン大君でめっちゃやな役やってたチュ・サンウク。今回主演なので、「不滅の恋人」見た後だったら少し好感度が上がります。
(ほんと、少しだけ。最後まで見るとね。)

ソ・ガンジュンの姉役やってるキム・ギュリ、「輝くか、狂うか」でワン・ソの正妃役やってたイ・ハニと見分けがつかない。(見比べると確かにちょっと違うけど、
1回ドラマで見ただけだと、同じ人だと思って見ちゃってました。)

今回、エルがめっちゃ可愛い!!超ツンデレ!
社長秘書をやってる経緯がずっと謎なんだけど、最終回でちょいやっつけ感を出しながら回収されてた。

あとは、エラの父親が「太陽を抱く月」で一番の悪者の大臣みたいな役やってた人。悪役専門かと思いきや、憎めない人情味あふれるキャラになってます。

エラの親友、ミニョン役のファン・ボラもよく見かけますよねー。


◆感想・あらすじ

安定した生活と、専業主婦を夢見るナ・エラは、実家が営むクッパ屋の常連客である見た目は冴えない男、チャ・ジョンウに好意を持ち、公務員試験に臨む彼を応援し、
無事に合格、無事に結婚、絵に描いたような幸せな日々を手に入れます。

しかし、もともとコンピュータ関係が専門のジョンウ。もっと高みを目指そうと、エラには事後承諾で仕事を辞めてしまいます。
それからというもの、エラは起業したものの、出資者のつかないジョンウの研究費と二人の生活費を稼ぐために昼夜問わず仕事を掛け持ちで働く毎日。しかし、一向に
軌道に乗らないジョンウの事業。冬の寒いある日、支払いができずにガスも止められたエラは、怒って夫のジョンウを家から閉め出します。(でも、研究室があるので、
寒いのかもしれないけど一応居場所はあったみたいです。)

そうしていつものように仕事に出かけたエラですが、仕事先でとうとう過労で倒れてしまいます。夫に連絡するも、肝心な時に連絡がつかないジョンウ。
とうとう堪忍袋の緒が切れたエラは、ジョンウと離婚してしまいます。

それから数年がたち、親友のミニョンの家に居候をするエラは、別れた夫が事業に成功して若き実業家として雑誌に載っているのを知り、ショックを受けます。

離婚はしたものの、自分が苦労して支えた頃があったからこそジョンウが成功できたと考えるエラは、成功して自分に連絡をしてこないジョンウに怒りを覚えます。

一方、自分が一番大変な時に自分を突き放し、挙句捨て台詞とともに離婚届を出したエラを恨んでいる様子のジョンウ。エラを見返そうと、成功したいと思わせられた
からこそ成功できたと考えています。

そんなことも知らないエラは、元夫の成功をお祝いしようと会いに行きますが、自分の想いとは逆の行動をとるジョンウ。

実は、エラがジョンウとの生活に耐えられなくなったのは、過労で倒れるまでの間頑張って働きジョンウを支えていたが、貧乏生活の中、妊娠した事実も告げられない
まま倒れ、夫に連絡がつかないまま流産してしまったというツライ経験があってのことだった。そして、数年たった今もその時の借金を一人背負って返し続けていたエラ。
成功した夫に、「今の自分があるのは、あの時の君がいてくれたおかげだよ。苦労させてすまなかった。ありがとう。」の一言をいって欲しかっただけだったのでしょう。

そんなエラの境遇も知らず、エラに金を渡し、今後一切お金を要求しないと念書を書かせようとするジョンウ。
これに激怒したエラは、お金を受け取ることを拒否して帰る。

そうしてエラは、元夫のジョンウに復讐するために、ジョンウの会社、D&Tで働くことを決意。

また、D&Tの出資者の息子クク・スンヒョンも、父親に言われ、身分を隠してD&Tで働くことに。

二人は同じ部署に配属され、新人として働き始める。

なんの学歴もスキルもないまま、がむしゃらに働くエラに惹かれ、なんのやる気もなく適当に過ごそうと思っていたスンヒョンも一生懸命に働くようになる。
困っているエラを陰で支えたり、二人で一緒に困難に立ち向かっていくうちに、エラに恋してしまうスンヒョン。

一方、自分の会社に何かの手違いで入社してしまった元妻を気にするジョンウ。
彼もなんだかんだエラを憎みつつも、エラのことが忘れられず、結婚する時に彼女に贈った理想の家の模型とそっくりで、かつ彼女の要望を取り入れた家を建てていた。

エラに捨てられ、行き倒れになっているところをスンヒョンの姉、クク・ヨジンに助けられ、それからスンヒョンの家庭教師を続けていたジョンウは、サンヒョンに
とって、兄貴と慕う間柄。しかし、お互いに好きな相手がエラだと知り・・・。


◇◆◇

エラの苦労も知らず、自分だけが辛い思いをしたと考えているジョンウにすごくイライラします。そして、なんで苦労して傷ついた過去をちゃんとジョンウに話して聞かせ
ないのかって、エラにも歯がゆい思いをしちゃいます。

まー、よくありがちな元々財閥に生まれた御曹司と庶民との恋ではなく、離婚した後に成功した夫と、実は過去にその夫が原因で傷を負ったバツイチの女性の物語って
いうちょっと今までにないストーリーで面白かったです。
社長の元妻だっていうことを隠しているので、それがバレそうになる状況にドキドキしたり、年下イケメン君に癒されたり。

けど、ちょっとやっぱ話が長すぎる。
うすうすジョンウのエラに対する気持ちが分かってきたくらいから、二人が意地の張り合いみたいな感じでなかなかくっつきそうでくっつかないっていう期間がほんと
疲れます。もうちょい短縮してもいいんじゃないかなっていう気がしました。

偉そうな役の多いチュ・サンウクの若作りした姿が見れるのはちょっと貴重かもしれないです。

しかし、タイトルがちょっとセンスがないような・・・。
確かに、冒頭わざと兄のPCを壊して修理をお願いしてジョンウと急接近するところや、D&Tに入社する動機とかはアレですけど、全体的にただただ健気で頑張り屋の
女性じゃない?エラって。そう思ったら、もしかしてこのタイトルで形容されてるのってジョンウのことなのか?って思えちゃったりもしました。
(いや、ないとは思うけど、もしかしたらヨジンのことだって可能性も?ないか。)


エラの恋を応援しつつも、なんだかんだ、最後はスンヒョン(ソ・ガンジュン)とくっついて欲しかったー。そんな、「ラストシンデレラ」みたいにはいかないか。

『僕が見つけたシンデレラ~Beauty Inside~』

2021-08-27 23:49:50 | 韓国ドラマ


2018年 韓国

◆おススメ度
★★★★★


◆キャスト
ソ・ドジェ(ソノグループ後継者、ティーロード航空本部長):イ・ミンギ
ハン・セゲ(ヒロイン、女優):ソ・ヒョンジン
リュ・ウノ(セゲの友人、神父志望):アン・ジェヒョン
ユ・ウミ(セゲのマネージャー):ムン・ジイン
カン・ソラ(ドジェの義妹):イ・ダヒ
チョン・ジュファン(ドジェの秘書):イ・テリ
イム・ジョンヨン(ドジェの母):ナ・ヨンヒ



◆感想・概要

確か、「キム秘書はいったい、なぜ?」をTSUTAYAで借りてた時に、並びにあったので気になってて見たドラマです。

TSUTAYAで、話題の新作としてめっちゃ推しだしてたハズなのに、途中まで観たらまだ後半2/3が出てないっていう地獄に見舞われて、このドラマでイ・ミンギに
めっちゃハマってしまってたので、仕方なくイ・ミンギが出てる別のドラマ「この恋は初めてだから」を見て我慢してたっていう思い出があります。


ヒロインで主人公の一人、ハン・セゲは、月に何日間か別人の姿になってしまうという、誰にも言えない問題を抱えている。

女優であるセゲは、ある日、主演女優賞の授賞式に参加するが、壇上で変身の予兆を感じ、会場から逃亡。事情を知っている高校時代からの親友でマネージャ、
そして事務所代表でもあるウミは、異変を察知して会場入口に車を横付けし、無駄な動きなく彼女を拾い逃げ去る。セゲは一瞬のうちに車の中で太った男に変身。

そうやって、月に1度、1週間程度の変身によって撮影を中断したり、しばしば国籍、年齢問わずに男の姿でも自宅に入る姿を目撃されるセゲは、いつしかお騒がせ
女優のレッテルを貼られるようになり、この授賞式で完全な悪女のイメージがついてしまう。


セゲが発症したのは、セゲがウミと行った20歳の時の海外旅行先で。突然老婆姿で目覚めたセゲは、自分の姿に動揺し、外に飛び出し宛てもなく走り回ったその
先で、交通事故に遭ってしまう。その時に、セゲを庇って怪我を負った青年がいた。


セゲは、騒動が収まるまでと、ウミの発案でしばらく病院に入院することに。

セゲの騒動により、セゲをイメージモデルとして起用していたティーロード航空本部長ソ・ドジェは、セゲとの契約解除を行おうとするが、事務所との連絡が
つかず、セゲを探そうとする。
SNSでセガが入院していることを知ったドジェの秘書チョン・ジュファンは、そのことをドジェに報告し、ドジェは単独でセゲの入院する病院に向かう。

秘書と電話中のドジェは、病院の屋上で、事情も知らない人々から誹謗中傷を受けて傷つき、一人泣いているセゲに出会うが、その女性がセゲとは気づかずに
ハンカチを渡す。
しかし、ドジェがセゲの噂を信じてセゲの行動予測をしようしていることを電話相手との会話で知ったセゲは、怒ってドジェの携帯電話を奪って屋上から捨て
てしまう。(実際は一つ下の階の広めのバルコニー的なところに落ちた。)

そうして、最悪な出会いをした二人だったが、ドジェはセゲの行動が理解できず、彼女に興味を持つ。

後日、セゲと再会したドジェはセゲとの広告モデルとの再契約を結ぶことにするが、いくつか条件をつける。
その条件のために、セゲはドジェと行動を共にすることになるが、ドジェといる時に、例の発作が起き、別人の姿に変身してしまう。
窮地に陥ったセゲは、不本意にもドジェに救いを求める。しかし、ドジェは別人のセゲをなぜか別人だと気づかずに助ける。

実はドジェは、人の顔が見分けられない、相貌失認症であった。

ドジェが相貌失認ではないかと疑うセゲと、セゲの秘密を探ろうとするドジェは少しずつ接近し、お互いの秘密を知り、いつしかお互い恋心を抱くようになる。
お互いに秘密を抱え、お互いを理解し合うことで強く愛し合うようになる二人だったが、ドジェの病気の原因が、海外での交通事故だったと知ったセゲは・・・。


◆◇◆

このドラマ、DVDのジャケ写では、全然いいと思ってなかったイ・ミンギが、ドラマの役のせいなのかなんなのかめちゃめちゃカッコよく見えて、なんかすごく
ドツボにハマりました。このドラマ見てた時は、まだまだ韓国ドラマ初心者だったので、イ・ミンギなんてイ・ジュンギと似たような名前の人がいるなーくらいに
しか思わなかったんだけども。(韓国人て苗字の種類がめちゃめちゃ少ないってことを後で知りました。)

とにかく、女に興味なさげなフリして、きゅんとさせる場面がめちゃめちゃ多い!これほんと、誰でもイ・ミンギ好きになっちゃうでしょ、って感じで。なんか
ひょうひょうとしていて、油断させておいて・・・っていうギャップ萌えなのか?それとも、財閥で、お金持ってて仕事デキて、イケメンで、恋人に一途っていう
単に女子の憧れが詰まってるからただ惹かれちゃうんだろうか・・・。(いやー、でも「この恋は初めてだから」のイ・ミンギはそんなんじゃなかったけどやっぱ
よかった。)


そして、韓国ドラマ視聴歴浅めの時に見た作品だったために気づかなかったけど、改めて冒頭見返してみると、授賞式のシーンにけっこう色んなゲストがカメオ出演
しています。司会者役でカン・ソラとか。
最近、似たようなことを思った気がするけどなんだっけ?って考えたら、「彼女はキレイだった」のパーティーのシーンに出てためっちゃ豪華なゲスト出演者たち
でした。思いがけずイ・ジュンギとか一瞬出ててテンションが上がった。(パク・ソジュンに雨の日の発作が出て副編集長の挨拶ができなかったやつ。)

先日視聴した映画「ビューティ・インサイド」と原作(原案?)は同じらしいのですが、こっちの方が別人に変わってしまう主人公にベースとなる姿がある分、
ちょっとした安定感と安心感があります。
映画は、毎日姿が変わる恋人を一生そばで支え続けられるのか、的なところが主題でしたが(なので、男側が変化する側だったんでしょう。じゃないと、結婚して
妊娠したりした際に、子供がどうなっちゃうか分かんないしね。なにせあっちは毎日別人になっちゃうので。)


セゲにはウミの他にリュ・ウノという神父志望の友人がいて、3人は仲良し。
また、ドジェには母親の再婚相手の連れ子で血のつながらない妹カン・ソラがいて、二人は反目し合っていたが、あるきっかけでウノとカン・ソラが急接近した
ことにより、ドジェとカン・ソラの関係も変化していくって部分とか、ドジェの秘書と、ウミもライバルみたいな関係でありつつ仲良くて、最終的にこの二人も
くっつくのかなと思いきや・・・みたいなところもあってそこも見所。

(ちなみにドジェの秘書役イ・テリは、「太陽を抱く月」で若かりし陽明君役、ユ・ウミは「不滅の恋人」のクッタンの役をやってた人で当時はこの二人が既知な
役者さんたちで、別の作品で観れたことが嬉しかったです。なんか、ドラマ見るたびに見たことある役者さん探しみたいになっちゃってますが。)

それから、個人的に印象深いのが、ドジェのクローゼットの凄さ。
今までけっこうたくさん韓国ドラマみましたが(いや、まだまだではあるんだけど)、中国ドラマも含め、ドジェのクローゼットが一番衣装と小物が豊富でした。
その辺を他のドラマと比べながら見るもの面白いかと思います。

「キム秘書」を見た後だったので、ドジェの祖父の秘書もキム秘書だったり、夜に家でラーメンを食べる食べないの話をするくだりだったり、「キム秘書」を
ちょいパロってるのかと思いきや、そうでもなかった。韓国ドラマにキム秘書なんてめちゃめちゃ多い・・・。むしろ、多いからこそ「キム秘書」の名前がキム
秘書だったのかも・・・?

後は、キム・ミンソクの回とか、とにかく見所いっぱいの盛りだくさんなおススメドラマです。

『僕には愛しすぎる彼女』

2021-08-14 23:50:07 | 韓国ドラマ
             
2014年 韓国

◆おススメ度
★★★☆☆


◆キャスト
イ・ヒョヌク(主人公):ピ(RAIN)
ユン・セナ(ヒョヌクの亡くなった恋人の妹):クリスタル(f(x))
シン・ヘユン(AnA衣装総括理事):チャ・イェリョン
シウ(AnA所属歌手):エル(INFINITE)
ソ・ジェヨン(AnA理事):キム・ジヌ
イ・ジョンホ(イ社長、ヒョヌクの父親):パク・ヨンギュ



「ハンムラビ法廷」でのエルがちょっと好きになってみてみた作品。けっこう前にみたのでだいぶわすれちゃいましたが、
1話だけ見てだいぶ放置して、「ダイヤモンドの恋人」見終わってピ(RAIN)にもちょっと興味を持った流れでやっと全部見たって作品でした。
           
「ダイヤモンドの恋人」の時も同じ現象でしたが、RAINをイケメン視してないのに、作中でイケメンイケメンと言われてるのを見てるとだんだんイケメンに見えてくる
マジック。

「ハベクの新婦」に出てる水の国の女神役の人が出てるって言われてたのに、誰なのか分からず、でもキツそうな感じからってきりヘユンかと思ってたら、ヒロインの
セナでした・・・。このドラマではこんなに清純派っぽいのに、メイクってすごい。でも、ちゃんと見比べると確かに同じ人です。
ちなみに、ヘユン役のチャ・イェリョンは、チュ・サンウクの奥さんでした。

それからRAINのライバル役のソ・ジェヨンをやってる方、「イニョン王后の男」でヒロインの元カレ役の人でした。「左利きの妻」にも出てる。



◆感想・内容紹介

心を閉ざして世間から離れて暮らすイ・ヒョヌクは、元有名作曲家でヒットメーカーの敏腕プロデューサー。事故で恋人を失ったショックで自分の音楽を聴くと発作が起きる
という病気を患っている。

しかし、ひょんなことから、末期がんの飼い犬が懐く女性ユン・セナに出会い、犬の世話を依頼して交流しているうちに、その彼女が亡くなった恋人の妹だと知り、そして
彼女が才能ある作曲家志望であることを知る。
亡くなった恋人の代わりに彼女の妹を支えようと、音楽業界に復帰するヒョヌク。
              
そうして、自分の会社にセナを所属させ、彼女を育てることに。そして、少しずつお互いに惹かれあうヒョヌクとセナ。

経営難の会社と、ヒョヌク不在の間に会社の要としてやってきたヒョヌクを異常にライバル視するソ・ジェヨンの存在や、父親のスキャンダル問題など、色々な面倒に
巻きこまれながら、展開していくラブストーリーです。



ドラマの導入部が、主人公ヒョヌクの恋人ががありもしない新人歌手との浮気の噂を信じて嫉妬して喚き散らしてる、っていうものだったので、ここだけでちょっとすでに
疲れる。で、主人公が恋人のヒステリーにうんざりしてちょっと頭を冷やすために、車を路肩に寄せて車外に出てクールダウンしてたら、停車中の車が事故に巻き込まれて、
乗ってた彼女が亡くなってしまうっていう展開が「え?」って感じで。

この最初の場面でのヒョヌクの恋人である(ユン・セナ)の姉の好感度が低すぎるので、彼が3年も引きこもっちゃうって設定が理解できずに先を見る気が失せる。

あとは、謎に電池切れでかつ契約もしてないハズの、セナの姉の携帯電話が鳴るっていう謎。ここ、ただの不思議な出来事でスルーされてるので、もうちょい「シークレット
ガーデン」的な分かりやすい亡くなった姉のおせっかい的な説明部分があっても良かったんじゃないかと思った。(あったんだっけ?ないよね?)

エルが好きで見始めたのに、最初の方のエルがちょい悪役っぽい設定で、ここも途中挫折しそうになるポイント。けど、トータルで見ると、なんとなくアイドルとしての
リアルな感じが描かれていて、(レッスン風景とか、グループ内の不仲な様子とか?)弱い自分を隠すために俺様を装ってるけど、自分に自信がなくて折れそうになっちゃう
とことか、そっから色々頑張って成長していく姿とかはけっこうちゃんと作りこまれて描かれていたのでよかったかなと。
           
中国ドラマの45分(オープニングとエンディング飛ばすと40分くらいの)スタイルに慣れ切った状態で60分ちょいある韓国ドラマを見るのがすごく疲れる。
しかも、なかなか主人公たちの恋仲が進展しないし。

「ダイヤモンドの恋人」であれほど恋人の抱えてた秘密を受け入れられなかったRAINが、今度は自分が恋人に対して秘密を抱える役。
前半はすごーく長かったのに、後半は枠に収めなきゃ感が出てて、ものすごく駆け足に感じた。

でも、結局悪役として登場してた人たちが、最終的に完全に悪い人で終わらなかったので、そこはちょっとよかった。

最後はすごく雑なオワリ方だったけど、まーハッピーエンドだったからよかった。

でも、この最後くっつきそうなのにくっつかずにヒロインまたは主人公が失踪して、少し時間がたった頃に探しに行って見つかってハッピーエンドってパターン、全然
好きじゃないんだけどめっちゃよくあるよね。
(「百年の花嫁」とか、「僕が見つけたシンデレラ」もうそうだし、「恋はチーズ・イン・ザ・トラップ」もある意味そうだったね。)

あ、あとこのドラマ、メイキングがあってちょっと見ちゃったんですが、顔合わせと台本読み合わせのシーンで、大御所っぽいパク・ヨンギュが場を和ませるために
クリスタルに話しかけたり、ちょい遅れて来たRAINを監督が「今回『僕には愛しすぎる彼女』の僕役の・・・」って紹介してたり、ちょっと楽しそうで面白かった。

          



『彼女はキレイだった』韓国版

2021-08-10 01:21:34 | 韓国ドラマ
        
2015年 韓国

◆おススメ度
★★★★☆

◆キャスト
・チ・ソンジュン:パク・ソジュン
・キム・ヘジン:ファン・ジョンウム
・キム・シンヒョク:チェ・シウォン
・ミン・ハリ:コ・ジュニ


ヒロインは「恋のトリセツ」に出てたファン・ジョンウム。朝日奈央にちょっと似てる女優さんだなーって思ってます。
そしてキム秘書のパク・ソジュン。それからSUPER JUNIORのシウォン。
あとは、ヘジンの子供時代の役と妹の二役で、オクニョでオクニョの子供時代を演じてたチョン・ダビンって子が出てます。「猟奇的な彼女」でも、
主人公の妹役でした。
あとはー、安定のバイプレイヤー、アン・セハ。彼も、カン・ギヨンと同じくらいよく見かける俳優さんです。「雲が描いた月明り」とか、「王は愛する
とか、「TWO WEEKS」とかとか。
            

◆感想・内容紹介

まずは簡単な内容紹介

元気で明るいだけが取り柄のヒロインキム・ヘジンは、今日も就活の日々。けど、どこも全滅。
そんなある日、アメリカに行っていた幼馴染チ・ソンジュンから帰国したから会いたいとの連絡が。
幼い頃、太っちょでいじめられっ子だった彼は、キム・ヘジンの初恋だった。
楽しみにして待ち合わせ場所に行ったキム・ヘジンが見たのは、子供の頃とは想像もつかないシュッとしてかっこよくなった彼の姿だった。
驚きつつもヘジンはソンジュンに声をかけようとするが、ソンジュンは自分を素通りし、容姿の整った別の女性に声をかける。
そこでヘジンは思い出す。小学生の頃の美少女だった自分が、かなりイケてないボサ子になってしまっていたことを。

気後れしてしまったヘジンは、親友でルームメイトのミン・ハリに、じぶんの代わりに彼に会って欲しいとお願いする。
そうしてミン・ハリを幼馴染と思い込んでしまうソンジュン。一回きりの代役で、留学するからもう会えないと言って別れたはずが・・・。

一方、地道な就職活動が実を結び、ある出版社の管理部に就職が決まるヘジン。
管理部の仕事で雑誌編集部に行くと、出社が遅れていた新人と間違われてどんどん雑用を頼まれてしまう。断り切れずにけれどすべて完璧にその雑用を
こなしてしまうヘジン後から事情を知った編集部から正式な依頼が来て、試用期間の3ヶ月は編集部の見習いとして働くことになってしまう。

そんな編集部にアメリカ本部から副編集長がやってくる。
訳も分からず、編集部にやってきたヘジンが、みんなに紹介される副編集長を見ると、なんとソンジュンだった。
動揺するヘジン。初日はすべてうまくこなしていた雑用も、急にうまくいかなくなってしまう。
そんなヘジンに対し、ほんとの幼馴染で初恋の相手とも気づかないソンジュンは、同姓同名の彼女を嫌悪し、他の人以上にツラく当たってしまう。

一方で、留学したはずのミン・ハリとばったり再会したソンジュンは、ハリの苦しい言い訳に何も疑いもせずに受け入れ、友達以上、恋人未満的な付き合い
がスタートしてしまう。

また、出来の悪いヘジンに嫌悪を抱いていたはずが、一緒に働くうちにだんだんと幼馴染とヘジンの姿が重なっていくソンジュン。

そこに、編集部の変人キム・シンヒョクも加わって、4人はおかしな四角関係に・・・。
           
◆◇◆

韓国版ていうオリジナルの存在を知らずに、最初に中国版の「逆転のシンデレラ~彼女はキレイだった~」を見ちゃったんですが、割とそっちのキャスト
に満足してたので、後からオリジナルが存在するって知っても見ようとは思ってませんでした。

でも、最近日本版が始まったんで、見て見たら、中国版と比べるとものすごく違和感があって、これって多分、韓国版を意識して作ってるからだろうなと
思ってとりあえずオリジナルを見て見たもの。

まぁ、見てよかったかも。とりあえず、中国版に比べるとなんかヒロインのテンションが高すぎるのが気になったけど、それはそれでファン・ジョンウム
に合ってるし、お国柄っていうのもあると思うので悪くはない。

あとは、キム・シンヒョク。

このキャラ、中国バージョンだとチャン・ビンビンが演ってて、この役でチャン・ビンビンが一気に好きになっちゃったんだけど、シウォン版だとなんか
ちょっと微妙だなーとか思ってたら(ヘジンと同じくテンション高すぎて)見てるとだんだんクセになってくるっていう・・・。そして最後のさいごにヒゲ
剃ってイケメンになってた。(タイプではないけど)

SUPER JUNIORっていう韓国のアイドルグループの存在自体は知っていて、このドラマにその中の一人が出てるっていうのも知ってはいたんだけど、どの
人なのか全く分からないまま半分以上見てから、キム・シンヒョク役のチェ・シウォンがそうだったということが判明。(判明というか、アイドルっぽい
風貌の人が見つけられなかったので調べたんですけどね。)
このヒゲ面の変人が!?ってちょっとびっくり。もともと、振り切った演技する人だなーって思ってたけど、この人がアイドル!?って思ったらなんか余計
すげーな、って感じで。(もしかしたらもともとそういうキャラの人な可能性は無きにしも非ずですが。)
           

そしてパク・ソジュン。やっぱり特に好きでも嫌いでもない俳優さんです。なんか、髪型がいつも好みの感じからズレてて。
ただ、藤ヶ谷太輔が何かの番組でやってた梨泰院クラスのパク・ソジュンコスプレが笑っちゃうほど似ていて、ときどきその映像がチラついてました・・・。
(顔の好みだけでいうと、ミン・ハリに付きまとう遊び仲間の元カレっぽい人が一番好き。誰かは分からない。SUPER JUNIORのメンバーの誰かのカメオ出演?)
           

このドラマ、中国版ではハオユーが編集部のみんなに一喝した後、しれっと結婚式の招待状渡して、みんなが驚くってシーンがめっちゃ好きなんですけど、
パク・ソジュン版でも全く同じシーンがちゃんとありました。そしてやっぱそこが好きで、何回かニヤニヤしながらリピートして見ちゃいました。

あとは、顔書いちゃうタマネギ。中国版では紫タマネギだったけど、韓国版では普通のタマネギを白くなるまで皮を剥いたもので、水耕栽培するなら皮剥か
ない方がいいんじゃないかなって変なとこが気になった。やっぱビジュアル求めるなら中国版の紫タマネギの方がよかったかなーと。そっちの方が可愛かった。


でも、中国と日本がこぞってリメイクするだけあって面白いドラマです。
確かにオリジナルだし、ちゃんと一貫性があってまとまっている。こっち見た後で中国版見てたらどうだったんだろうとも思いますが、それは日本版で
検証してみようかと思います。

(日本版は、オリンピックで1週休みだったのでなかなか進まない。最近すでに完結したドラマを配信で見てるせいで、週1でしか放送しない日本のドラマを
リアルタイムで観るのがツラい。)

『野獣の美女コンシム』

2021-07-28 23:57:34 | 韓国ドラマ
         
◆おススメ度
★★★☆☆


◆キャスト
アン・ダンテ(コン・シムの家の屋根部屋の住人):ナムグン・ミン
コン・シム(物語のヒロイン):ミナ
コン・ミ(コン・シムの姉):ソ・ヒョリム
ソク・ジュンス(スターグループの常務):オン・ジュワン


◆感想・あらすじ(ネタバレあり)

お話としては、美人(個人的にはソ・ヒョリム、好きなタイプの顔ではない・・・)で弁護士の姉に比べて、無職で容姿もイケてない
コン・シムは、自分の部屋が姉の衣裳部屋になったのをきっかけに、屋根部屋を借りて引きこもって暮らしていました。

しかし、イタリア語の塾に通おうと、住んでいた屋根部屋を貸し出すことにします。

そんなある日、屋上でお花を育てているコンシムは、育てた花をバックに自撮りしようとしたところ、うっかり鉢の一つを落としてしまう。
そこに偶然居合わせたのは、屋根部屋の賃貸情報を見て部屋を見に来ていた弁護士のアン・ダンテで・・・。

そんな、ちょっと下品で貧乏な変わった弁護士アン・ダンテと、個性的なヒロイン、コン・シムとのラブコメ。

物語としては、アン・ダンテとコン・シムとのラブ・ストーリーっていうのが主軸としてあって、そこにもう一つ、30年くらい前に孫を
誘拐され、今も孫を探しているスターグループの会長と、財閥の御曹司であるにも関わらず、会長である祖母になかなか認めてもらえない
ソク・ジュンス、というストーリーがあり、その一見関係なさそうな二つのストーリーが交差して、ちょっとしたサスペンス要素もはらんで
来るっていうお話なところが見所です。


今となっては、何がきっかけで見始めたか思い出せないくらい記憶にないドラマです・・・。

特に、好きなキャストもおらず、タイトルもそう、目を引く感じでもないんですが、少し見だしたら結局先が気になって見ちゃう、っていう
ドラマでした。



まず、1話目からして、髪型が個性的な(といっても、日本人だったら普通にいそうだけど・・・)ヒロインですが、実はそれが10円ハゲを隠す
ためのウィッグだという衝撃。

そして、気が弱そうな感じなのに、自転車のベルを、自転車にも載ってない状態で人ごみで鳴らしながら歩くっていうヒロインの行動から
ちょっと目が離せなくなっちゃいます。

見た目も良く、お金も稼いでいるコンシムの姉ですが、典型的なブランド志向でお金持ちな男をゲットするための策謀に余念がないタイプ。

そんなお姉ちゃんとは価値観が全く違う世界で生きているコン・シムとアン・ダンテ。
まぁ、コン・シムとコン・ミはもちろん、アン・ダンテとソク・ジュンスの境遇や生き方も対比構造になってますよね。

それから、タイトルにはヒロインであるコン・シムの名前が前面に出されてますが、アン・ダンテの名前もちょっと気になります。音楽用語
であって、歴史の教科書に出てくる名前であり、昔ちょっとだけハマったゲームの主人公の名前だったり・・・。

アン・ダンテは、貧乏な人たちのために無償で弁護士を引き受けたりしてるので、生活費を稼ぐために運転代行のアルバイトをしているの
ですが、ある日、スターグループの会長の運転代行をすることになります。

ここでもう、ある程度、あー、ダンテが昔誘拐されたっていう孫のジュンピョなんだなって予想がついちゃうんですが、早めにそれを匂わせる
ことによって、答え合わせがしたい視聴者を引っ張るっていう技法なのかも。

設定やストーリーの一つ一つは韓国ドラマによくあるものなんですが、その組み合わせがちょっと斬新なドラマだったかも。
ってことでまぁまぁおススメです。

意外と有名な俳優さんのナムグン・ミンもここで知れたしね。