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テレビっ子のひとり突っ込み

『キム秘書はいったい、なぜ?』感想

2021-07-21 22:53:36 | 韓国ドラマ
     

2018年 韓国

◆おススメ度
★★★☆☆


◆キャスト
パク・ソジュン
パク・ミニョン
イ・テファン
カン・ギヨン
チャンソン



◆あらすじ・感想など

不滅の恋人」を借りにTSUTAYAに行った際に、同じ棚に並んでいた作品で、タイトルに惹かれて見ちゃいました。
この作品が、初めて見た韓国の現代ドラマです。(かなーり前に、深田恭子とウォンビンが出てた「フレンズ」っていう日韓合作のドラマは
みたことあるけど。)

タイトルに惹かれたと言いつつも、タイトル見て

「『いったい、なぜ?』っていうけど、まー、きっと社長のことが好きだったんだけど、いつまでも煮え切らない態度の社長に愛想をつか
せたか、全く社長が自分の想いに気づかなくて片想いに疲れて辞める、って言った途端、社長の方が気になりだしてすれ違うラブコメ的な
やつだろう」

って見当をつけつつ、その答え合わせがしたくなって借りちゃった、って感じですかね。
      
内容的にはだいたい予想と合ってはいましたが、+アルファとして、韓国ドラマによくある要素が詰まってました。
そのうち、主なやつが次の二つ。

まず、子供の頃に事件があって記憶を失くしてるか、ひどいトラウマがあって、それをヒロインと共に乗り越えていくパターン。
(で、実はヒロインと幼い頃にすでに出会っていて、お互いに初恋だったっていう。)

それから、主人公に確執の続く兄弟がいて、その兄弟とヒロインが偶然主人公とは別のところで出会っていて、兄妹で同じ人を好きになって
恋のライバルにもなっちゃうパターン。


キャスト的には、主演のパク・ソジュン、イケメン設定ではあるんですが、私的には全く刺さらず、2PMのチャンソンも興味がなく、
このドラマで一番好きなの実はカン・ギヨン・・・(笑)。彼の恋愛ドラマが見たいわけじゃないんですが、彼が脇役でいると、コメディタッチ
になるので、(「輝くか、狂うか」では全然違う系統の役でしたが)地味に応援してます。意外と色んなドラマに出てきます。

あと、「恋のドキドキスパイク」にも出てたイ・テファンですが、実はパク・ソジュンよりも7歳も年下だっていう・・・。背がでかいからって
いうのと、ちょっと浮世離れした役だから兄役でも違和感ないのかな?
イ・テファンは、5urpriseっていう他にソ・ガンジュンも所属するグループの一員らしいです。その他の3人には残念ながらまだ出会ってません。


とりあえず、このドラマを見てた時はまだまだ韓国ドラマ初心者で、あまり韓国人俳優さんがイケメンっていう印象もなく、しかもTSUTAYAで
わざわざ借りてみてたので、返却期限気にしながら淡々とストーリー追ってみてました。主人公の二人もですが、会社の人たちにもそれぞれ
他の人には言えない秘密があったりで、それがバレそうになるドキドキ感をうまく利用したりして全体的に飽きさせない内容になっているので
割と楽しく見れました。
     
あと、このドラマで、女の子が彼氏(もしくはそういう雰囲気の男の人に)夜「ラーメンでも食べていく?」って言うのは、「お泊り」することを
誘う言葉だって言うのを初めて知りました。

『幸せのレシピ~愛言葉はメンドロントット』あらすじ・感想(ネタバレ注意)

2021-06-29 23:58:51 | 韓国ドラマ
              
2015年|韓国

◆おススメ度
★★★★☆

◆キャスト
ペク・ゴヌ(レストランメンドロントットのオーナーシェフ):ユ・ヨンソク
イ・ジョンジュ(物語のヒロイン、メンドロントットの経営者となる)カン・ソラ
モク・ジウォン(ゴヌの初恋相手):ソ・イアン
ソン・ジョングン(ゴヌの異父兄):イ・ソンジェ
ファン・ウク(メンドロントットがあるソラン村の村長):キム・ソンオ
チョン・プンサン(メンドロントットの店員):ジニョン
キム・へシル(海女会会長):キム・ヒジョン


◆感想・あらすじ(ネタバレ注意)

最近見終わったドラマ。
「雲が描いた月明かり」で一気に好きになっちゃったジニョンが出てる作品。
でも、ジニョンは登場人物として7番手から10番手くらいで、ストーリーにほぼ絡んでこないのでやや消化不良気味。
主人公二人にとって隠し味的な存在でずっとそばに居はするんだけど、あんまりスポットが当たらないんだよねー。

でも、全体的にストーリーとしては、そこまで進行にイライラしないし、ヒロインを邪魔する女も、定番の性格の悪いやな女ではあるんだけど、
主人公がちゃんと本性を分かってて軽くあしらっていたりするのがときどきストレス解消になったりもして、割と楽しく見れました。
多少、登場人物の設定が甘いような気もするけど、もうそこは目を瞑って、ゴヌとジョンジュのラブストーリーとしてだけ楽しむのがコツです。


ざっくりあらすじいきます。

ペク・ゴヌは、それぞれ父親の違う4人の兄妹を持つお金持ちの末っ子。
19歳の誕生日に、母親の最初の夫が遺したと言う済州島のリゾートで家族と過ごしていると、そこに双子の妹を名乗るイ・ジョンジュが訪ねて来る。

プールサイドで一人ワインを楽しむ母親に、思いつめた顔で近づくイ・ジョンジュを不審に思ったゴヌは、母親に声をかける寸前のジョンジュの腕を掴み、
人のいない場所に連れていき、問い詰める。

すると、思いがけずゴヌは、自分はゴヌの双子の妹だと主張される。ジョンジュは、ゴヌと誕生日が同じであること、背が高く、爪を噛むクセがある
ことなど共通点を並べ立て、自分の父親とゴヌの母親が二人で映っている古い写真を見せる。

それなら科学的に証明しようとゴヌはジョンジュを連れて母親の部屋に行くが、母親のヘアブラシから髪の毛を採取しているところで、母親と姉が部屋に
戻ってきてしまったため、とっさにジョンジュと二人で隠れる。二人が身を潜めていると、テーブルに置き忘れたジョンジュの父とゴヌの母親が映る写真を
姉のヒラが目ざとく見つけ、母親に一緒に映る男のことをしつこく聞くが、「知らない。初めて見る人だ。」と一蹴されてしまう。

それを聞いたジョンジュは、失意のもとリゾートを後にするが、ジョンジュに同情するゴヌは、ジョンジュに誕生日のケーキと自分がプレゼントにもらった
色が気に入らないという腕時計をジョンジュに渡し、「次に会ったときは俺が一目ぼれするくらいいい女になっていろ」とイケメンな言葉をかけ二人は別れる。


そして10年後。
ゴヌは兄の経営するリゾートのある済州島の外れで、「メンドロントット」というレストランを構え、自由気ままにシェフをやって暮らしていた。

一方、ソウルで下着会社に勤めるジョンジュは、働いて必死に貯めたお金でマンションを買う計画を立てていた。
仕事で忙しいジョンジュは、前もって目を付けていたマンションの下見と契約を弟に委託するが、弟はこっそりとジョンジュの親友と済州島でカフェをやる
計画を立て、ジョンジュのお金で済州島のボロ家を購入する契約をしてしまう。

弟にサギられたことを知ったジョンジュは、弟を捕まえるために済州島にやってくるが、そこで10年前の初恋の王子様、ゴヌと再会する。

ジョンジュに気付いて素直に喜ぶゴヌは、「お前は約束を守った。いい女になったよ。」と声をかけ、ジョンジュを動揺させる。

(ここから二人の恋の物語がゆっくりとスタートしていくのですが・・・)
                    
ジョンジュには、イライラしたり、ストレスを感じた時に、ミントタブレットを口にするという習慣があった。
ジョンジュは、済州島の空港のトイレで、いつものようにミントタブレットを口に放り込もうとするが、ミントタブレットの紙箱が壊れ、横にいた老婆が
置いていった、空になった鎮痛剤のプラ容器に残りのタブレットを詰め替えてしまったことで事件が発生する・・・。

ジョンジュは、済州島で弟を探す途中、日本にいるはずの恋人が別の女と新婚旅行に来ているところに鉢合わせしてしまう。
恋人に捨てられたことを知り、ショックで落ち込んでいると、長期休暇に怒った上司から連絡があり、解雇を通達されてしまう。
(そんな場面にまたゴヌが登場。)

仕事を失ったジョンジュは、荷物をまとめてソウルを後にし、弟の買ったボロ家を修理し、カフェを始めようと決意し再び済州島にやってくる。

ジョンジュが車に忘れていった鎮痛剤容器を見て、ジョンジュを末期がんと思い込んでしまうゴヌは、ジョンジュを何かと気にかけ、優しくする。
そんなイケメンゴヌに、どんどん惹かれていってしまうジョンジュ。

しかし、ゴヌが済州島でレストランを始めたきっかけは、19歳の誕生日に済州島で出会った初恋の相手、ジウォンのためだった。

金持ちの男と結婚することしか考えていないジウォンは、ニューヨークでの結婚が破談となり、韓国へと帰国。
そして、ゴヌの兄であるソン社長を次のターゲットに定め、ソン社長の経営するリゾート会社に就職し、済州島の新館オープンの仕事をするために、
済州島にやってくる。

ゴヌの気持ちを知りながらも、母親の私生児であるゴヌを下に見ながらゴヌを都合のいい男として扱うジウォンだが、ジョンジュと仲良くするゴヌの姿を
見て、少しずつ気持ちが変化していく。

ゴヌの天然たらしっぷりにどっぷりハマってどんどんゴヌを好きになってしまうジョンジュは、一方で、若い女子に免疫のない村長の心を知らず知らず
虜にしていく。

ジョンジュに告白されてなおもジウォンを追いかけていたはずだったゴヌだったが、村長と公認の仲のように噂され、村長と仲良くしているジョンジュを
見て不機嫌になっていく。

長く独身の村長を村を上げて応援する住民たち。
不動産屋から刺身店のオーナー、海女会の役員など幅広くソラン村の事業を手掛けるコン・ジョンペは、率先して村長とジョンジュを結婚させよう作戦を
進めていくが、ある時、昔世話になったチン社長の息子がゴヌだということを知ったことがきっかけで、ゴヌとゴヌの父親、母親と兄、兄とようやく結ばれた
海女会会長のへシルたちの関係が紐解かれていく。

自分の父親が何者か知ったゴヌが出した結論と、ジョンジュとの未来はどうなるのか・・・。




とにかく主人公のペク・ゴヌのイケメンキャラっぷりがすごい!ジウォンを一途に想っているって設定だったのに、最終的にジウォンを自分の虜にさせた挙句、
思いっきり振る、っていう・・・。結局、ジウォンを一途に想ってるストイックさを自分への課題としてたってことなのかな。なんだかんだ振り回されてる
ようで、自分が主導権を握って振り回してる感じだったのがちょっと爽快。

ヒロインのジョンジュに対するさらりとした優しさもすごい。そして、それを素でやってる感じが嫌味に感じないオソロシイ男だった。
こんなこと言われたら、もう好きになっちゃうでしょ、っていうシーンが盛りだくさんだったんだけど・・・どうもユ・ヨンソクが土田に見えて仕方ない・・・。
(なんか若くて痩せて顔が小さくなった土田晃之って感じで・・・。)
  

今回ばっかりは、ドラマの中でいくらイケメンと主張してもてはやされても、残念ながらイケメンには見えてこなかった。
どー考えても、隣にいるジニョンの方がイケメンでしょ、って。

ただ、見ててユ・ヨンソクへの好感度は上がっていく感じで、昔の草彅剛的な感じとでもいいますか、優し気な雰囲気のせいなのかなー。

悪女役として登場するジウォン。イラついてる顔が誰かに似てるなーって思ってたら、若い頃の池脇千鶴だった。
(はー、やっと分かってスッキリー。)


ジョンジュが弟を探しに済州島にやってきた一番初めに、"easy go CAFE"っていうところで、そのカフェの店主っぽいそして弟と共通の割と親しい
知り合いっぽい人に会ってるんだけど、その後この人が全く登場しない。同じ済州島に住んでるんだから、会わないの不自然じゃない?
どうしてもソ・ジソプを特別出演させたかったんだろうけども。
ジョンジュの元カレもそういう系の特別出演枠?

そして、ジニョン。薬学部中退らしいけど、なぜここでゴヌの道楽レストランを手伝っているのかが謎。収入どうなってんのかとか、毎日どこに
帰っているのかも出てこない。

ジョンジュの父親が生きているのかとか、弟のジョンミンの母親は?とかもよく分からないし、ゴヌにはもう二人兄と姉(?)がいるはずだけど、その
2人も出てこない。叔父さんの後継者がゴヌしかいない、って言ってるのは母親の弟なのかな?
結局父親の事件の真相とか、社長と呼ばれているゴヌの父親が今何をやってるのかとかもちょっとぼやっとしたまま終わった気がするけど気のせい?

まー、でも、全体的に財閥が出てくる韓国ドラマにありがちな、家族間のキツイ確執とかもなく、(姉のヒラが若干財閥ドラマの定型な気はあるけど、
ヒラにそこまでの発言力と影響力がないのがちょっと微笑ましい。)話の舞台が済州島っていう、韓国にとっては日本の沖縄みたいな(?)リゾート地が
舞台なせいか、全体的に軽い感じで見れるドラマでした。設定の作りこみがどっかしら甘い感じなのも、リゾート気分で、まぁまぁ細かいとこは気に
しないで、っていうノリなのかも。
                  
ちょっとびっくりだったのが、ゴヌの兄が経営するリゾートホテル、実際に済州島にあるトスカーナホテルってとこがロケ地で、元東方神起、元(?)JYJ
のジュンスが建てたホテルだったらしい。現在はジュンス入隊前に売却されて、持ち主は変わっているらしいんだけども。

ユチョンは出所後、タイでデビューしてたり、微妙なユーチューバーになってるっぽいし、ジェジュンはHYDE繋がりでHYDEサイドを通じてお知らせが
来たりするのでなんとなく活動状況知ってるけど、ジュンスって今何やってるんだろうって思ってたら、けっこうJYJ全盛期時代に稼いで、投資とか
やったりして、なかなか勝ち組な生活してるんだねー。(自分は顔では売れないって早々に自覚して、色々頑張ったんだろうか。)




『恋のドキドキスパイク』あらすじ・感想(ネタバレ注意)

2021-06-11 23:52:39 | 韓国ドラマ
                     

2015年|韓国

◆おススメ度
★★★☆☆

(ソン・ジェリム好きな人には★5なドラマです。)


◆キャスト
ソン・ジェリム: (ファン・ジェウン役) / テハン高校バレー部員
イ・テファン:(ペク・ウジン役) / テハン高校バレー部主将
ファン・スンオン:(カン・セラ役)/テハン高校バレー部コーチ、バレーの女神


◆あらすじ◆

すごーくざっくりと、一番直近で記憶にあるもので表現すると、「ノーサイドゲーム」の舞台を韓国の高校の男子バレー部に置き換えて、
話をもっとライトに、そして恋に比重をおいた感じのドラマ?


国民的スポーツスターで「バレーの女神」と呼ばれるカン・セラは、足のケガによるスランプに悩み、遊園地で気分転換していた。
しかし、行く先々でカン・セラだとバレて騒がれてしまう始末。

思い切って、変装用のヒゲ眼鏡を購入し、そこで、クマの巨大ぬいぐるみが優勝景品の球入れゲームに目が止まる。
セラは、景品を勝ち取ろうと参戦するが、隣にいたバイト学生のジェウンに逆転されてしまう。

クマのぬいぐるみを譲ってもらおうと、ジェウンに交渉するセラだが、頑なに譲ろうとしないジェウン。
素顔を見せても動じず、自分を下に見てくるジェウンに腹を立て、ケンカになったところで路面噴水(?)から水が噴き出し、二人は水浸しになる。

着替えの購入のために有り金を使ってしまったセラは、ジェウンへ一方的に担保として携帯を預けお金を借りる。

ジェウンが頑なにセラにぬいぐるみを譲ろうとせずに持ち帰ったのは、病気で入院する妹への誕生日プレゼントにするためだった。
病気の妹のために1年休学していたジェウンは、復学するためにこの日バイトを辞めたのだった。
また、テハン高校バレー部はジェウンが休学している間に弱体化し、全国最下位のチームになっていた。

一方、事務所に戻ったセナは、スランプ状態のセナを試合に出すな、と秘書に怒鳴る社長の声を聞き、いたたまれなくなり一人カラオケへ。
セナが一人で歌っていると、部屋を間違えて入ってきた酔っぱらいがセナに気付いて騒ぎ出し、店中の客が部屋の入り口に集まってきて騒動に。
店員に「裏から出てトイレの方へ」と言われるものの、人目を気にして慌てたセナは、誤って男子トイレへ駈け込んでしまう。

そこに居合わせた、テハン高校バレー部のキャプテンかつ、空気の読めないカン・セラファンのペク・ウジンは、目の前の個室にいるセラに舞い上がってドア越しに声をかける。
慌てたセラはトイレから出て逃げようとするが、コートのひもがトイレのカギに引っかかり、それを取ってあげようとしたウジンを誤解して殴りつけてしまう。
トイレに居合わせた別の客が驚いて警察に通報する。

警察署で、ウジンが和解に応じようとしていたところ、セラを迎えに来た事務所の社長が事情も聞かずにウジンを殴ってしまう。

そんなこんなで、セラは全国最下位のテハン高校バレー部の臨時コーチをすることに。(おそらく和解交渉の条件としてウジンがお願いしたかなんかなのでしょう。)


セラがコーチとして体育館に向かうと、そこでセラと一緒に、一年間休学して復学した先輩としてメンバーに紹介されたのは、遊園地でクマの取り合いをした
ファン・ジェウンだった。

弱小高校のバレーチームのコーチなんて、名義だけ貸して適当に済ませようとしていたセラだったが、やる気のある部員たちの一生懸命な姿に感化され、
いつしか、現役引退後の在り方としても見据えつつ、弱小バレーチームのコーチをすることに夢中になっていく。
                       
しかし、高校の理事長でかつ、バレー部のキャプテンウジンの父は、息子がバレーにのめり込むのを良しとせず、バレー部の廃部を決定する。
それを知ったセラは理事長に直談判に行き、次の大統領戦で優勝すればバレー部は存続、優勝できなければ廃部という約束を交わしてしまう。

セラをコーチに迎え、ジェウンが戻ったバレー部は、少しずつ活気を取り戻し、大統領戦での優勝を目指し進んでいく。

そしてセラは、ジェウンの励ましにより、自身の足の故障にも向き合いながら、第一印象最悪だったジェウンに対する気持ちが変化していくのだが・・・。
                         



★以下、きゅんときたシーン

①セラが、泥酔した日の自宅の監視カメラ映像を確認してジェウンに酷いことをしていたと知り、体育館にやってきたジェウンに反省して「あの日は悪かったと」謝るシーン。
ツンデレなジェウンに、
「あの日?金を奪った日か?靴で殴った日か?」
って言われるところ。
なんか、その後のボールぶつけられそうになって庇うシーンがほんとは胸キュンシーンなんだろうけど、そっちより、このセリフにちょっと二人だけの秘密を抱えてる感を
感じでドキドキしちゃいます。

②寮でシャワーから腰にタオル巻いた状態のイ・ハンソルが出てきて、セラの前でタオルが落ちちゃってセラに裸を見られちゃうとこ。

どこからともなく現れたジェウンが、おっきい手でセラの目をさっと隠すシーン。

それと、そのつながりで、スビンが寮に料理を届けに来てみんなでゴハン食べているときに、
「今度裸でうろついたらそのまま外を走らせるぞ」
ってジェウンがハンソルに言うと、

「ですよね。自分の女は自分で守らないと。」「そうだな。」
ってウォンリョンとヒョンソンが相槌のように言うシーン。

この、察しのいい後輩たちが、セラとジェウンの恋を生暖かく見守ってる感が好き。
                        
③遊園地で頑なに譲ろうとしなかったクマのぬいぐるみが、実は本当にセナの父親との思い出だったと知ってクマのぬいぐるみを持ってセナの家を訪ねたジェウンが、
セナといい感じになってキスをした翌日、こっそり朝練を見に来たセナがすぐに見つかって、ジェウンとベンチに座って話すシーン。


会話の中で、"昨夜"ってキーワードが出てきてしまって、ジェウンとのキスを思い出して恥ずかしくなってほっぺを両手で覆うセナの様子をみて、
「顔を覆いたいのは俺の方だ」
とジェウンが言うと昨夜のキスの後の回想シーンが入り、キスされて動揺したセナにビンタされるジェウン。
(この時の、ビンタ後のジェウンの顔芸のような表情がたまらない。ほんとには当ててない感じがするけど。)

そして、
「ごめん、びっくりしちゃって。次から気を付ける。」
と言われ、"次から"って言葉に反応して、ニヤニヤが止まらなくなるジェウン。

この時の、朝練終わりの号令かけて、後輩たちを集めてる時にセラを振り返った時のジェウンのキラキラした笑顔がちょーいいっ!
このドラマの中で、いっちばん好きな場面。
                        



◇感想◇


ソン・ジェリム主演のドラマ。ソン・ジェリム好きなので見たドラマです。
韓国初のバレーボールドラマらしい。

ふーん、韓国でバレーボールを題材にしたドラマって初めてなんだ?日本ではあったっけ?って考えたら、上戸彩主演で「アタックNo.1」の実写化したやつあったっけ。
(エースをねらえ!だったっけと思って調べたら、どっちも主演は上戸彩でライバルが酒井彩名だった・・・。紛らわしい。)あ、でも「おっぱいバレー」とか、
あ、「Vの炎」とか「Vの嵐」とかもあったね(笑)。

まず、タイトルがダサい。韓国の原題がどうなのかは分からないけど、バレーボールのドラマだからって、安易にスパイクとかバレー用語入れればいいってもんじゃないだろうと。
でも、このドラマ2があるらしく、その名も「恋のラブアタック」。うーん、「恋のドキドキスパイク」よりはちょっとましかも。アタックって、フツウに攻撃って意味もあるし、

ソン・ジェリムの主演ドラマ始めて見ました。
TWO WEEKS」はイ・ジュンギがいたので相対的にイケメン度が下がっちゃったけど、このドラマではぶっちぎりのイケメンです。表情次第で、ミッチー(及川光博)にも、
ジャルジャル後藤にも似てる気がするソン・ジェリム。韓国人俳優の中で5番目くらいに好きな俳優さんです。

太陽を抱く月」での雲剣、「TWO WEEKS」での殺し屋役(日本版では磯村勇斗がやってた役)からの、このドラマだったので、(前者は二つとも、無口で無表情なタイプの役)
このドラマのちょっとコミカルな演技もイケるソン・ジェリムにますますヤラレちゃいました。ギャップ萌え、ってやつですかね。

ドラマを見ての第一の感想。
バレー部員の高校生が老けすぎ・・・。なんで設定を高校生にしたんだろう?ソン・ジェリムをわざわざ1年休学した20歳役にしてまで・・・。
ソン・ジェリムが29か30歳の時の作品みたいなので、当時20歳だったイ・テファンと同級生にするのはさすがに辛かったのか?でも、「キム秘書はいったい、なぜ?」でも
実際は7歳年上のパク・ソジュンのお兄ちゃん役やってたので、イ・テファンは韓国では老け顔なのかも?
(まー、でも高校生の老け度的には、「相続者たち」よりもましかなー。)

なんかそう思ってたら、このドラマ、続編があってそれが大学生バージョンらしい。(ソン・ジェリムが出てないので、まだちょっと見る気はないけど。)元から続編の構想があって
ドラマ作ってるんだったら仕方ないかー。なんかすごく短いドラマだったし。
「Vの炎」に対しての「Vの嵐」、みたいな?ちょっと違うか。
(いや、全然違うか。ってか知ってる人いる?あの棒読み演技で見てる方が恥ずかしい黒歴史ドラマ・・・。(HYDEでいう「MOON CHILD」的な・・・。)
ちなみに、私が今まで観たことある見てるこっちが恥ずかしくなる日本の棒読み映画ベスト3は、「デビルマン」のFLAMEの双子の二人、「シュート!」のSMAP、そして
「MOON CHILD」のHYDEです。。。)

でも、韓国で高校生で1年休学して20歳てどゆこと?
日本じゃ1年遅れたくらいじゃ高校生で20歳にならないと思うんだけど、数え年的なマジック?
だとしたら、数え年で20歳で飲酒OKなの?けっこうアバウトな・・・。

ジェウンは、ウジンと確執がありそうな雰囲気でスタートしているのに、イマイチその確執がはっきりしない。
(おそらく、ウジンがバレーをやることに反対したウジンの父親である理事長が、特待生制度を廃止したりなんだりしたことを逆恨み
しているのかと思うんだけど、話が進むに連れ、ちょっと人生を達観してる感じのジェウンがそんな幼稚な逆恨みする感じには見えない。
脚本側としてもその矛盾に気付いてうやむやにしたのかも?)
                      
それから、バレーが好きでバレーを愛しているキャラのウジンが、なぜか向上心がないっていう設定が微妙。
練習はストイックでキツ過ぎる(勝てなかった理由はオーバーワークだ)っていわれてるにも関わらず、試合に負けても(全国最下位でも)
楽しくバレーできればそれでいい、と思ってるっていうのがちょっと意味が分からない。これも設定ミスじゃないだろうか。

セナと初めてキスするシーンの直前でセナにプレゼントするクマですが、ちょっとだけこのクマの出どころをはっきりさせて欲しかった。
ちゃんともっかいゲームで獲得してきたやつなのか、病気で入院中の妹から返してもらったやつなのか・・・。キニナル。

まー、その辺の細かいところはさておき、全体的に短くまとまっているドラマなので、見やすいです。

後は、みんな経験者じゃないんだろうけど、ちゃんとバレーやる姿がサマになっているのが好感度大。ちょっと検索したら、ソン・ジェリムがこのドラマのために
バレーの練習をしてるっていう記事がありました。ウォーターボーイズばりに合宿とかしてレベル上げたのかな?
とりあえず、さっき思い出した「シュート!」とは大違い・・・。

『オクニョ 運命の女』 あらすじ・感想(ネタバレ注意)

2021-06-07 01:32:56 | 韓国ドラマ
                           

2016年|韓国

◆おススメ度
★★★★☆

◆キャスト
オクニョ:チン・セヨン
ユン・テウォン:コ・ス
大妃(テビ): キム・ミスク
明宗:ソ・ハジュン
ソン・ジホン:チェ・テジュン


主演(ヒロイン)は韓国で今や時代劇の女王と言われているらしい、チン・セヨン。現代ドラマではちょっとあっさりしすぎかなっていう顔も、
時代劇では確かにすごく映える気がします。

そして相手役はコ・スさん。他のドラマでは未だに見かけたことはありません。そして、あまり好みではないタイプの俳優さんです。
日本人でいうと、村上淳にちょい似てる気がする。

明宗(王様)役にソ・ハジュン。ぱっと見、手放しでイケメン、って感じではないんですが、ドラマ見てるとじわじわとくる。
このドラマの王様役にはかなりハマってると思います。私生活ではネットに恥ずかしい動画をさらされて色々ツライことがあったみたいですが、
その辺含めて好きになっちゃいました。
でも、このドラマ以外では見たことない・・・。

ソン・ジホン役のチェ・テジュン。このドラマでは、彼が一番イケメンじゃないかなーと思います。
オクニョよりも後に見た、「怪しいパートナー」で見かけたときは嬉しかった。あと「恋のトリセツ」にも出てました。
最近は、AmazonPrimeでやってる「だから俺はアンチと結婚した」で(ようやく?)主演してます。
                          
ソン・ジホンの元婚約者のユン・シネ役のキム・スヨンがけっこう可愛くて好きでした。ちょっと水原希子に似てる。
(水原希子のお母さんが韓国人だっていうので、ルーツが同じなのかな?)

途中、ちらっとだけ出てくる徳興君ですが、この人誰?ソン・ジェヒかイ・サンウかなと思ったけどちょっと違うみたい。なぜか超気になる。

◆あらすじ

「オクニョ」は、童話に例えるならシンデレラ的な玉の輿ストーリーではなく、みにくいアヒルの子か白雪姫ですかね。
卑しい身分に生まれて底辺で泥にまみれながら頑張って、その頭の良さと機転と人柄でちょっとずつ人生を駆け上がっていくと、だんだんと出生の秘密が
明らかになり、実は、・・・みたいな。

ざっくりしたあらすじとしては、
物語のヒロイン、オクニョは、その昔、子を身ごもった女が誰かに追われ傷を負って逃げてきたところ、典獄署(朝鮮時代の監獄、チョノクソ)の前で
行倒れ、そこで出産して亡くなり、その時に生まれた子供だった。女が追われていて瀕死の重傷を負っていたことなどから、オクニョの生い立ちは伏せられ、
典獄署(チョノクソ)の小役人が親代わりとなって育てられる。

オクニョは、子供の時から機転の利く賢い娘で、典獄署(チョノクソ)で働く下女として働きながら様々な囚人たちと交流を図りながら色々なスキルを
身に着けていく。
ただ、その賢さが仇となって悪い人に陥れられたり、出生の秘密をしった悪人たちに何度も殺されそうになったりと危険な目に遭うが、その度になんとか
危機を逃れて運命を転々としていく。

元々は、典獄署(チョノクソ)で働く下女だったが、無実の謀反の罪で典獄署(チョノクソ)の地下牢に入れられていたパク・テスに出会い、武芸や
その他の知識を学び、体探人(チェタミン)(日本で言う忍者みたいな、スパイとか暗殺者的な任務を負う人)に育てられ運命が動き出していく。
時には通訳として中国へ行く商談に同行したり、となって地方へ流されたり、巫女となって復活したのちに商団のオーナーとなったり、
かと思えば最終的にやっぱり典獄署(チョノクソ)に戻って、弱い立場の人が権力のある人にいいように裁かれて濡れ衣を着せられるのを
見てられないと、弁護士のような検事のような役職を目指すっていう不自由な時代でもたくましく生きる女性のサクセスストーリーって感じです。
                          


◆感想

一昨年みたドラマなのでだいぶ忘れてるところもありますが・・・。

元々、NHKで放送してる時から気になってはいたんだけど、「不滅の恋人」見終わったら、どっかの民法で放送してたので見始めた。そのうち、平日に
1話ずつじゃ物足りなくなって、そしたらAmazonプライムにあることに気づいて、そっちで見始めました。「不滅の恋人」とはチン・セヨンつながり。

このドラマ、一番の違和感が韓国語の色々な名前。
前半の一番の舞台となる朝鮮時代の刑務所のような場所の名前が「チョノクソ」だったり、ヒロインオクニョの敵となる夫妻の娘の名前が「シネ」で、
ちょっとそこらへんが一番気になった。(まぁ、韓国ドラマたくさんみてくうちに慣れるんですけどね。)

あと、韓国ドラマ的にはめっちゃ長いドラマなんだけど、最初の方ですでにヒロインがこれから色んな困難を乗り越えて最後この人とハッピーエンドに
なるんだろうなってフラグ立つ人がいるんだけど、その人が全然タイプじゃないので、ちょっとそっちのいつもならきゅんきゅんするはずのヒロインの
恋的にはまったく楽しめなかった。

逆に、王様の恋がドキドキハラハラしちゃって、できればそっちとハッピーエンドになってくれないかなって淡い期待を抱いちゃうんだけど、反面、
絶対に結ばれないんだろうなっていう出生の秘密も早めに分かっちゃって、それが切なくて苦しかった。
(高麗の時代ならいけたっぽいのにね。朝鮮時代だともうダメなんだね。)
                           
もしくはソン・ジホンとどうにかならないかなーって淡い期待もしてたんだけどねー・・・。

子供の頃に感じた、大人のお兄さんに対する憧れみたいなのはかなり印象が強いのかも。それが大人になってちょっとずつ弱い面も見ちゃったりすると尚更
惹かれちゃうのかなー?

まぁ、とりあえずさすがNHKが厳選して放送するだけのドラマだなーって感じがしました。色恋重視ではなく、逆境を乗り越えて正義感の強い女性が
色々なスキルを身に着けつつ活躍するっていう。チャングムと似たような感じで楽しめました。
とにかく、美人で賢いオクニョが武術スキルを身に着けたらもう無敵、って感じでいろんな場面で爽快感を感じます。そこが魅力。

あとは、韓国時代劇特有の、世間は狭い設定。
好きになった人が、母親の仇の息子だったり、今まで自分の敵だった人が、恩師が探し求めていた孫だったり、ゆく先々でばったり会って何かと自分を
気にかけてくれてた人が、実は兄だったとか。見てるこっちはもう分かってるのに、オクニョはまだ気づかない、っていう場面もあったりして、もどかし
かったりドキドキしたりの連続です。

『恋のレベルアップ』

2021-05-12 23:53:11 | 韓国ドラマ
                            

2019年韓国

◆おススメ度
★★★☆☆


◆キャスト
ソン・フン
・ハン・ボルム
・チャ・ソヌ


◆あらすじ・感想(ネタバレ注意!)


ソン・フンの新しいドラマが配信されてたので、U-NEXTで課金してみてしまった。(中国ドラマはだいたい一話40分~45分と短めだけど、韓国ドラマは1話が60分前後で話数少なめなのが多いので、中国ドラマより課金するならお得?)
とりあえず、この人の新刊が出たら中味がどうあれ買って読む、っていうお気に入りの作家さん、マンガ家さんが何人かいますがソンフンもそういう系で、新作出たらとりあえず見るっていう俳優さんになっちゃってます。


<登場人物>
アン・ダンテ:流星CRCの第1本部長。企業再生専門の敏腕コンサルタント。ジョイバスターの新社長。
シン・ヨナ:このドラマのヒロイン。ゲーム会社ジョイバスターの社員。
クァク・ハンチョル:ヨナが釜山で出会った民宿の息子。流星CRCに就職する。ヨナに想いを寄せている。
ペ・ヤチェ:アレナエンタテイメント代表
パク室長:流星CRC室長、自称ダンテの右腕。
キム・フン:ダンテの義弟。高校生ユーチューバー。
キム・サンミ:フンの動画配信友達。


ヨナが勤めるゲーム会社ジョイバスターが倒産の危機に陥り、会社は流星CRCに売却されることとなる。進行していた案件は一旦ストップし、会社が予定していたイベントへの参加も中止となり、ヨナはブースの撤去のために釜山に向かう。

また、時同じくして釜山に向かっていたダンテは電車の中でヨナと席が隣同士になる。

ジョイバスターの担当を命じられたがゲームに興味のないダンテはオファーを断るが、パク室長の策略により電車の中でジョイバスターの資料を読むハメになる。
以前、働きやすい環境について会社が受けたテレビ局の取材で、過度な演出のために悪目立ちしたヨナは、その後の会社の業績悪化のために株主の攻撃の標的になってしまっていた。株主掲示板に電話番号をさらされ、釜山まで追いかけていくと脅迫じみた電話を受けるヨナは、隣の席でジョイバスターの名前を口にしながら怒るダンテの様子を見て、ダンテのことを釜山まで自分を探しに来た株主だと勘違いする。

そんな2人は釜山でハンチョルの母が営む民宿で再会。ハチミツを食べるヨナを見て、ジョイバスターで見た映像を思い出すダンテとダンテの姿を見て過度に怯えるヨナ。そんなヨナの姿を見たハンチョルは、ダンテに頭突きを食らわし、ダンテとヨナ、ハンチョルは最悪な出会いをするが・・・。

って、そっからおきまりの第一印象最悪ながらも、仕事で急接近する二人は段々とお互い惹かれていき・・・っていう、今までのソンフンのラブコメパターンかなと思いきや、今回はちょっとだけ毛色が違いました。

ダンテが今回釜山に来ていたのは、以前ダンテが再生を手掛けたアレナエンタテイメントの現代表、ペ・ヤチェに誘われ休暇を楽しむためのものだった。しかし、その間にダンテの父親が火事のために亡くなってしまう。
自分の母親が病気で亡くなった後に、再婚した父親。母親の死も新しい家族も受け入れられず、最後まで父と向き合うことができなかったダンテは、もやもやした心のまま他人のような父の再婚相手の連れ子だった高校生の義弟を引き取り、同じマンションで暮らすようになる。

また、子供の頃ゲームセンター(っぽいお店?)を経営していた父を思い出し、ジョイバスターの再生を引き受けることにする。

そんな感じで、義弟のフンが起こす問題をちょいちょい荒っぽく解決しながら、自分を敵対視するジョイバスターの社員と、以前ダンテが解任通告したことのあるライバル会社ネックバイパーのカン専務を筆頭に、数々の嫌がらせや妨害を受けながら会社の立て直しに奮闘するダンテ。
ヤチェからのアプローチを受けつつもそれをクールに受け流しつつ、ヨナへのことが好きなハンチョルをけん制しつつ、そこに中途半端に空気を読んで余計な気を遣うパク室長もいいスパイスとなり、恋も育てていく。

まぁ、色々見ていて楽しいハプニングを乗り越えながら、最後は家族のこと、仕事、恋って全部ひっくるめてちゃんとハッピーエンドで終わりはしますが、ラブ要素はかなり控えめです。(ラブ要素というか、二人だけのラブラブな期間というかが。)

いつものソンフンのラブロマって言われてるドラマだと、途中、自分の恋心に気づいてからは、めちゃめちゃヒロインにグイグイ迫って甘々になっちゃうトキメキゾーン的な時間に突入しちゃうんだけど、今回はどっちかっていうと会社の再建に比重を置いて、その辺を丁寧に描いているので甘々時間はラストのほんのちょっと。
でも、なんかソンフンのいつもと違った、潔癖症でちょっと変わった人、って感じの演技が面白いところが見所です。話し方とか挙動とか、そっから見てて面白い。

例えば、会社の食事会の場で、ヨナに「会食で遊びふけって楽しいかどうか試してください」と歌ってくださいと言われちゃって、アレナエンタテイメントの元代表のコネを使ってステージ用トレーラー用意して人気アイドル、ジェイたちまで呼んでゲリラライブ的なことをやっちゃう場面とか、なんか壁ドンやられたのと同じくらいの衝撃とドキドキを味合わせてくれます。


タイトルが、「恋のレベルアップ」っていう割に、別に一話ずつ恋が進展していくわけでもない・・・。なにこのミスマッチなタイトル、って思ってたけど、ドラマの舞台がゲーム会社ってことで、ゲームにひっかけてのレベルアップ表現だってことに、全話見終わって気づきました・・・。

ところで主人公の"ダンテ"って名前はどっから来てるの?韓国人にはある名前なのかな?ゲーム会社が舞台なだけに、デビル・メイ・クライの主人公「人間の可能性を信じており、己の正義を貫き悪を挫くタフな男」って設定の半人半魔のダンテから?

                  
今回悪役で出てた、ネックバイパー専務の人、どっかで見たことあるなーって思ってたら、「むやみに切なく」のマネージャー役だった人でした。
ヨナの父親役は、けっこう安定のバイプレイヤー。色んなドラマで見かけます。


ダンテの義弟君とその相棒、動画配信で人気のYoutuberみたいになっていくんだけど、どうみても人気が出そうな放送じゃない・・・。でも確かにここにコワい兄が帰ってきて毎回ドタバタ放送が終わるって感じだったらみちゃうかも?

第一話で、ダンテが他の部署の人たちに、トップが病気療養で不在の第3本部の案件を押し付けられそうになるシーンで、会議室の壁に『泣斬馬謖』(泣いて馬謖を斬る)っていう額が飾ってあって、なんとなくそれでこのドラマをみようっていう意欲につながりました。
けっこう好きな言葉です。(まぁ、ほんとにその言葉の通り実行することになったら最悪に嫌な状況ではあると思いますが。)

韓国ドラマとか中国ドラマって、子供のためとか言いつつめっちゃ性格の悪い、邪悪な母親とかが出てきて、でも血のつながりを大事にするお国柄なのか、けっこうあり得ないくらい断罪されないパターンが多くてストレスになることが多いので、ほんと、ぜひ、例え母親であっても『泣斬馬謖』を実行してほしいっていつも思います。(日本人は勧善懲悪な時代劇に慣れすぎてるからそう思っちゃうんだろうか・・・。きっと、そういう母親を断罪すると「金田一耕助」とか「トリック」みたいな、最後切ない感じのちょっと後味悪い感じで終わることになるのか。)


関係ないけど、このドラマ見るまでにみたドラマ、「2度目のロマンス」、「恋恋江湖」、そして「恋のレベルアップ」と、主人公が(「恋恋江湖」では次男の宮遠涵だったけど)3本立て続けに亀を飼っている。なぜ?
何かの啓示だろうか・・・。



『王は愛する』

2021-05-09 13:54:36 | 韓国ドラマ
                 
2017年|韓国

◆おススメ度
★★★★☆

◆キャスト
イム・シワン
ホン・ジョンヒョン
ユナ
オ・ミンソク
パク・ファニ

◆感想
※ネタバレ注意ですが、今回は感想のみ。

けっこう前にみた作品ですが、ちょっと感想だけ。

太陽を抱く月」でめちゃめちゃ透明感のある美少年だったイム・シワンを追い求めて見始めた作品。
な、はずなのに・・・・イム・シワンよりも、ホン・ジョンヒョンが気になって仕方がない。

ホン・ジョンヒョンてば、「麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~」で、イ・ジュンギを虐げるちょーやな兄だったのに、この作品では息子可愛さに理不尽に嫌がらせしてくる皇后と、絶対逆らえない世子のために自分の心にフタをしなければならない健気な感じとか、もう、身動き取れない状況で頑張ってる不憫な青年にしか見えないのが凄い。まぁ、メイクとかもそうなんでしょうけど、表情が全然違ってて。

やっぱり、俳優さんは写真で切り取られた姿より、動きの中にあるふとした表情とかがかっこいい。ホン・ジョンヒョンは、「麗」の時はバリバリにアイラインの入った顔がちょっと好きで、この作品の紹介用の写真の姿はちょっと存在感薄い感じでイマイチだと思ってたんだけど、実際ドラマみるとやっぱかっこいいです。
              

私的にこのドラマの好感度高いところは、ヒロインが、二人の主人公の間で揺れ動くところ。
韓国の時代劇って、登場人物の純愛、一途な愛、的なものをウリにしてるのか、ストーリーというか演出がちょっと一辺倒なところがあって、ヒロインが主演の男性以外の男には見向きもしないっていうのが私的にはもやもやしてた。
              
(例えば「雲が描いた月明かり」のジニョンの役とか、「太陽を抱く月」の陽明君とか、「オクニョ」だと王様とか、もうちょっと報われて欲しかった。女だって、もうちょい別の男との間で心が揺れ動いたりしてもいいだろ!って思うのに全く見向きもされないのとか見ていてツライ・・・。)

それを払拭してくれたのがこのドラマです。
             
             ※ホン・ジョンヒョンがまさにその部分の核心をついたコメントしてる画像があったので

ちなみに、「麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~」もこの作品も、韓国時代劇には珍しい李氏朝鮮時代ではなく、高麗の時代が舞台となっています。
「麗」は、初代の高麗王から四代目までの、割と高麗の初期のお話でしたが、今回は25代、26代目の高麗王のお話で、時代背景でいうと、日本史でも出てくる元寇があった頃のお話みたいです。なんでも、イム・シワンがやってるワン・ウォンの父が元に日本侵攻を進言して元寇に至ったとか・・・。

『恋はチーズインザトラップ』

2021-05-01 00:32:40 | 韓国ドラマ


◆おススメ度
★★★★☆


◆キャスト
・ユ・ジョン:パク・ヘジン
・ホン・ソル:キム・ゴウン
・ペク・イノ:ソ・ガンジュン
・クォン・ウンテク:ナム・ジュヒョク
・ペク・イナ:イ・ソンギョン


◆あらすじ・感想(ネタバレ注意!)

ずる賢いバツイチの恋」でソ・ガンジュンが気になり、そのドラマではソ・ガンジュンの恋が成就しなかったので消化不良になっちゃって、ソ・ガンジュンの別のドラマを求めて見始めた。
見始めたはいいけど、1話目でソ・ガンジュンをなかなか見つけられず、あ、この人か、でもナム・ジュヒョクにもめっちゃ似てるなとか思ってたら、そっちは本当にナム・ジュヒョクで、ソ・ガンジュンは2話目の後半からの登場でした。
その結果、ソ・ガンジュンいいなとは思ったけど、ナム・ジュヒョクの方が好きだったってことが分かりました。。


ストーリーはざっくりいうと、サイコパスなお金持ちの主人公が、初めて本気の恋をしてしまうお話です。
その主人公に、いつも貧乏くじを引いてばかりのヒロインが振り回されながらも、二人でちょっとずつ愛を育み、人としても成長していくっていう。

主人公のユ・ジョンは、お金持ちで頭がよく、イケメンという誰もが羨む大学生。
自分の父親の援助によって兄弟同然に育てられたペク・イノと高校生の時にあることがきっかけで決別し、その時から感情を失ったような生活を送っている。
そんな彼がある仲間内で起こった事件がきっかけで、ヒロインのホン・ソルが気になる存在となり、いつしか恋をしてしまう。

そんな時に、ユ・ジョンと決別していたペク・イノが、同じ町に引っ越してくる。ひょんなことからホン・ソルと知り合ったペク・イノも、偶然が重なるうちにホン・ソルが気になる存在に。

一方、もともと、あまりツイていない人生を送っていたホン・ソルは、ユ・ジョンに好意を持たれたことで、自分の知らないところで人の妬みを買うようになり、色々なゴタゴタに巻き込まれるようになってしまう。

ホン・ソルに降りかかる面倒ごとを、ホン・ソルに知られないよう彼独特のやり方で解決しようとするユ・ジョン。しかし、その一部が明るみに出て、ホン・ソルに誤解を受け、それがきっかけですれ違う二人。

父親からのしがらみや、そういうバックボーンに対するやっかみ、ペク・イナからの嫌がらせとか、その他けっこう色々辛い思いをしながらも陰で彼女を守ろうとするユ・ジョンの姿がなかなかホン・ソルに伝わらないところがもどかしかったり。
ペク・イノもペク・イノで、面倒な姉との関係が断ち切れず、困難な生活を送りながらもホン・ソルに応援されながら一度は完全に諦めていたピアノの夢を追いかけるっていう。

「ずる賢いバツイチの恋」でソ・ガンジュンの失恋に胸を痛めて別の作品を見たのに、結局こっちでも見守り男子的な役割です。

ちょっとガッツリあらすじを書く気力がなく、あまり伝わらないとは思いますが、主人公のユ・ジョンの口数が少なく、無表情なせいで行動に謎が多く、そのせいでヒロインの周りで巻き起こる謎の出来事がサスペンス的に描かれていてドキドキ感を煽ります。なので、ちょっと怖いサスペンスミステリー風な側面を持っていて、今までとちょっと毛色が違った話だったのでそういう面で面白かったかも。

ヒロインのホン・ソル、初対面では絶対可愛くない女の子なのに、仲良くなって性格を知るうちに、ふとした表情とか発言とかしぐさが可愛いと思えてきて、外見を客観視できなくなる女友達のように、だんだん健気な性格や境遇を知って可愛く見えてくるっていうタイプのヒロインです。

主演のユ・ジョンがとても大学生には見えない・・・。油断すると老け顔。ちょっと、イケメンの小藪にしか見えないのが残念。

ソ・ガンジュンの姉役の、イ・ソンギョンは、「恋のゴールドメダル」のヒロインでナム・ジョヒョクの恋人役やってた人で、ホン・ソルのお父さんは、同じく「恋のゴールドメダル」のヒロインの父親役の人っていう・・・。まぁ、制作年月としてはこっちのドラマの方が先ではあるんだけど、なんか複雑・・・。
ペク・イナとキム・ボクジュとで180度違う女子を演じててびっくりです。


オ・ヨンゴン役の人、ちょい山田裕貴に似てる。

『不滅の恋人』

2020-09-16 02:11:28 | 韓国ドラマ

2018年 韓国

◆おススメ度
★★★★☆

◆あらすじ・感想(ネタバレ注意)
去年NHKでやってたので見てたドラマ。
前のオクニョも気になってたけど、気づいたら何話も進んでたので諦めてたら、ちょうど新しいのが始まったので、満を持して見始めた。

と言っても、テレビで放送中のドラマは続きが1週間気になってしまうので、基本的に何話か録画がたまってからしか見ない私。このドラマも6話くらいまで溜まってからみたんだけども・・・。
1話目は、いわゆる「フリ」の部分と、主要登場人物の紹介と相関関係を説明するようなエピソードが主で、あまり面白くない。タイトルに「恋人」って入ってるのにそんな関係っぽい人がどこにも出ないなーって思ってたら、最後の最後でようやく主人公二人が再開して抱き合うシーンで終わる。

で、本格的な話は2話目から。(ドラマによくある手法の、1話目で主人公が困難な状況に追い込まれていて、回想としてなぜそういう状態になってしまったかを振り返り、物語中盤くらいから1話目の場面が出てきてそっから現在進行形になるようなやつ。)
1話目があまり面白くなかったので、2話目以降見るのをちょっとためらったけど、ヒマだったので一応チャレンジしたら止まらなくなって、あっとゆうまに溜まってた録画分がなくなった。
仕方なく、次の放送回を待ってると、なんと大型台風の特番ニュースで休み!(NHKってけっこう簡単に番組構成変わるのね。)で、もう何年か振りにTSUTAYAに走っちゃいました。

前置きが長くなりましたが、だいぶ忘れちゃったけど、あらすじと感想。
ざっくりとした話としては、身分を隠したユン・シユン演じるウンソン大君(イ・フィ)と権力闘争や派閥争いに関与しない潔癖な高官(大堤学)の娘でチン・セヨン演じるジャヒョンが街でバッタリ出会い、次第に惹かれあい恋に落ち、二人を待ち受ける困難に立ち向かうっていう話。この二人が"不滅の恋人"ってことみたいです。
ただ、そこに野心家で母親に疎まれて育った、ウンソン大君の兄であるチニャン大君(イ・ガン)が絡んできて二人の運命の邪魔をしてくる。
イ・フィとジャヒョンの間に、少しづつ恋が芽生え始めた頃に、イ・ガンもジャヒョンを見初めてしまいます。
イ・ガンは、王座を巡っても、恋においても邪魔な弟を陥れて罪を着せ、弟の処遇をかさにジャヒョンに関係を迫ってきたり。けれども、絶対的不利な立場に追いやられながらも、不屈の闘志で這い上がってくるイ・フィ。
多少、報われない愛情を抱えたイ・ガンの不憫さも描きながらも全体的には勧善懲悪な感じのドラマに仕上がってる感じです。
基本的には兄と弟の戦いを軸に、女真族の王女ルシゲのイ・フィに対する報われない恋だとか、そのルシゲに恋するイ・フィの側近のキトゥクの切なさとか、憎めないキャラではあるけど基本使えないジャヒョンの兄と侍女クッタンとの関係とか、周辺人物の人間関係も割と作りこまれた感じに描かれてたりします。あ、あと、ジャヒョンの親友面してた野心家のナギョムが、イ・ガンに嫁いだ後、イ・ガンに愛してもらえずそれをジャヒョンにぶつけていたぶるとことかも。

長い歴史物の韓国・中国ドラマにありがちなのが、権力闘争がようやく解決すると、最終回は今までの回想シーンを多く取り入れて、主人公とヒロインの恋仲のその後はけっこうフワっとした感じで淡白に終わったりするパターンなんだけど、(撮影が予定より長引きすぎて、演者のスケジュールがなくなったりすんのかな?)このドラマはけっこうその辺もちゃんと回収して、ハッピーな部分をちゃんと描き切って終わる感じがとても好きです。まぁ、やたら長い、ってドラマじゃないからできたのかも知れないけど。でも私としてはそこが好印象でした。

◆キャスト
ウンソン大君:ユン・シユン
ジャヒョン:チン・セヨン
チニャン大君:チュ・サンウク
クッタン:ムン・ジイン

主演のユン・シユンは、製パン王キム・タックに出てた人です。(どう考えてもキムタク意識してつけてるタイトルな気がするけど、でかい製パン会社を経営する社長とパン作りに天才的な才能を発揮する愛人の子が面倒なゴタゴタを乗り越えてパン屋になる話?)いくつになってもベビーフェイスで可愛い。
あと、ルシゲは、「魔女宝鑑~ホジュン、若き日の恋~」でユン・シユンと共演してたヒロインかなと思ったけど、全然違う人でした。(興味ない人だと、韓国人女優の見分けがつかない・・・)

ヒロイン役のチン・セヨンは、オクニョにも出てる、若手ながらすでに時代劇の女王とか呼ばれてるらしい女優さんです。他の韓国ドラマ見てると、チン・セヨンの顔はすごく特徴的で分かりやすくはあるはずなんだけど、たくさんドラマ見た後に振返ったときには、パク・ミニョンとちょっとごっちゃになります・・・。(あくまでも私的にってことです。)

チニャン大君役のチュ・サンウクは、「ずる賢いバツイチの恋」を見た後だと、やや好意的にみれるかも?

このドラマで割と好きなキャラ、クッタンですが、この役を演じてるムン・ジインには「僕が見つけたシンデレラ」で再会できて嬉しかったです。

母親役のキム・ミギョン。韓国ドラマで誰が出てる作品を一番いっぱい見たかって聞かれたら、キム・ミギョンがもしれない。最近見た、「彼女の私生活」にも安定の母親役で出てたし。色んなドラマで母親役やってます。