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テレビっ子のひとり突っ込み

『ビューティー・インサイド』

2021-08-21 23:20:08 | 韓国映画


2015年 韓国映画

◆おススメ度
★★★☆☆


◆キャスト
ホン・イス(ヒロイン):ハン・ヒョジュ
ウジン(主人公):
パク・ソジュン
上野樹里
パク・シネ
イ・ボムス
チョン・ウヒ
キム・デミョン
イ・ヒョヌ
チョ・ダルファン
イ・ジヌク
ソ・ガンジュン
キム・ヒウォン
イ・ドンウク
コ・アソン
キム・ジュヒョク
ユ・ヨンソク
サンベク(ウジンの親友):イ・ドンフィ


◆感想・あらすじ

僕が見つけたシンデレラ」の映画版だって思って見たら、全く別物でした・・・。
同じお題だけ渡されて別々に作った、みたいな感じ?

物語の主人公、キム・ウジンは、朝起きるたびに顔(というか、魂の入れ物がというか)が変わるという現象に侵されている。
18歳の時に発症し、性別年齢人種に関わらず、毎日寝て起きると別人になっている。

母親と親友のサンベクだけは、ウベクとその現象を受け入れてくれているが、基本そのほかの人とは継続的に直接会っての交流をしない。
普段は、サンベクが営業的な役割を担う家具職人として生活を続けている。
(サンベクも、最初は懐疑的であったが、サンベクの好きな日本の女優、蒼井そら(セクシー女優、中国で爆発的な人気って聞いたことあるけど、
韓国でも人気なんだ。)をオバサン姿のウジンが言い当てたことで、信じて受け入れるようになる。)

サンベクは、ウベクがイケメンに変わった時だけナンパ目的でウベクをクラブに誘って外に連れ出すという日々。
ウベクも、クラブで知り合った女性と一夜限りの関係を持つような日々を受け入れて暮らしていた。

そんなウジンはある日、行きつけのママスタジオという家具部品も取り扱う家具店で、客の日常生活を聞き出しながら親身になって接客する店員女性
ホン・イスに興味を持つ。

イスに、自分が使う椅子についてそれとなく相談するうちに、イスはウジンが家具職人であることを当てて見せ、自分の店では取り扱っていないが、
アレックス(ウジンとサンベクが立ち上げた家具ブランド)というブランドがおススメだという話をされる。自分のブランドに興味をもって、かつ自分の
お店の売り上げにならないのに、ウジンのためにと熱心に話をするイスに好意を持つウジン。

その日を境に、毎日別人の姿でママスタジオに通い、イスに接客してもらう生活をするのが日課になり、そうやってイスを好きになったウジンは、いつ
しかイケメン韓国人に変身するのを待ち望む日々に。

そしてついに望む姿(パク・ソジュン)になったウジンは、意を決してイスを食事に誘う。初対面のウジンにさすがに断るイスを、今日を逃すと後がない
と必死で強引に誘うウジン。
そうやってなんとか寿司をテイクアウトし、サプライズでアレックスの工場にイスを連れて来たウジン。イスの警戒心もすっかり解け、二人は次の日の
約束をする。

ウジンは、翌日も同じ姿でイスに会うために徹夜する。
翌日のイスの勤務後も楽しい時をすごす二人。そしてまた翌日の約束をし、ウジンは徹夜で家具作りを進め、夕方、また彼女に会いに行く。
何度もあくびをするウジンを何日も寝てない人のようだと心配するウジン。(でも、あくびするだけで全然眠そうには見えないパク・ソジュン。さすがに
出番が少なくてきっと撮影日数も1日で終了とかだったらそこまで役作りできなかったか?)

翌日の彼女の予定を聞くと、母親の命日なので早く帰らなくてはいけないというイスに、朝食を一緒にする約束をして別れるウジンだが、朝まで時間を
潰すために乗った電車の中でうっかり寝てしまい、ハゲ散らかしたオッサンの姿で目覚めてしまう。

姿が変わってしまった自分に絶望し、イスを諦めようと連絡先を削除しようとするウジンだが、どうしても諦めきれないウジン。彼は、イスのために、
彼女の考えたスピーカーになるテーブル制作に取り掛かる。

何度か契約交渉していたアレックスからイス宛にスピーカーテーブルが届いたことに喜び、可愛いだけじゃなく仕事もデキルのねとイスを褒める店長。
届いたテーブルが、自分がウジンに話したスピーカーテーブルであることに気付き、複雑な思いを抱くイス。
そんなイスに、見習社員に扮したウジンが話しかけ、強引に自分の家に誘い出し、これまでのこと(今まで別人としてイスから購入した椅子が全部ある
のとか)、自分が毎日顔の変わる体質であることをカミングアウトする。

にわかに信じられないイスだったが、しばらくして意を決してウジンの家を訪ね、とりあえず出てきたウジン(上野樹里)の話を聞くことに。
「好きだよ」と告白するウジン。イスは、ウジンの話を信じるために、彼(彼女)と一夜を共にし、翌朝の変化を見届けることに。

翌朝、ウジンよりも先に目覚めたイスは、家の中にある様々な年代、性別、体形などに合わせて用意された服や小物などをみて、少しずつウジンの話
の信ぴょう性を実感していく。そうして目覚めたウジンは、別人としてイスの前に現れ、イスは彼の言葉を受け入れざるを得ない状態に。

そうして、イスとウジンの奇妙だけれども、楽しく甘い生活が始まる。
しかし、ウジンにとっては幸せでしかないイスとの生活だったが、毎日違う姿のウジンに緊張したりそれをウジンに悟られないよう気を張って生活を
続けるイスは、少しずつ精神が蝕まれていく。
それでなくとも、毎日違う男と会っているだの、彼氏をとっかえひっかえしている、的な噂をされるイス。親しい人に、彼を紹介したくても、本当の
ことを話したくとも相談できる相手もいない。

そんなある日、ウジンはイスに結婚を仄めかすが、返事に窮するイスを見て、すぐに誤魔化すウジン。少しずつ、二人の間に溝が生まれ、二人の関係
に悩みながら精神科でもらった薬を飲み続けるイスは、とうとうウジンの前で倒れてしまう。病院に行って初めてイスが精神科にかかっていたことを
知り、ショックを受けるウジン。
そんなウジンに、母親がウジンの父親も同じ体質であったことを初めて話して聞かせ、ショックを受けるウジン。

そして彼は、イスとの別れを決意するが・・・。


◇◆◇

ウベクの親友のサンベク、この、どこかマヌケな雰囲気を醸しつつ、憎めないキャラ、どっかで見たことあるなー、って思ってたら、「朝鮮ガンマン」で
イ・ジュンギの親友役やってた方でした。

ヒロイン役のハン・ヒョジュは、「イルジメ〜一枝梅」でイ・ジュンギの初恋の相手役やってた子っぽいんだけど、全く覚えてない。私が覚えられない系
の顔の方。

主人公のウベクは・・・毎日人が変わるので、見てるこっちも慣れるのが大変です。
ほんとに、色んな人に変身するウベクですが、さすがにここぞっていう日はとっておきの俳優さんが演じてます。

イスに初めて興味を持ったウジンは「トライアングル」でジェジュンの兄役だったイ・ボムス。

イスを初めて食事に誘い、初めてイスとキスをするウジンはパク・ソジュン。このパク・ソジュンは、オーソドックスな髪型で、なかなか良いです。
(でもやっぱり、家具作ってるパク・ソジュン見ると、「やめるときも、すこやかなるときも」ってドラマで家具職人役やってた藤ヶ谷太輔を思い出して
しまう・・・。それがなぜかは、『彼女はキレイだった』韓国版参照。)

見習い社員としてママスタジオに潜入し、自身の置かれる状況をカミングアウトするウジン役はチョン・ウヒ・・・・は正直初見な女優さんです。(もしか
したらコ・アソンかも。見分けがつかない。)

ウジンに自分の正体をカミングアウトされ、半信半疑のイスが意を決してウジンの家を訪ねた時に対応するウジン役はなんと上野樹里。上野樹里は完全
日本語で話をしてるんだけど、なぜか二人とも相手の言葉は話せないけど話は分かるっていう設定。

上野樹里が寝て起きて、イスが初めて目の当たりにした変身したウジンはイ・ヒョヌ。(多分)

ママスタジオ主催のパーティで、初めて彼氏として紹介されるウジンはイ・ジヌク。(彼もこのドラマが初見です。)

          

イスにとってはシャレでは済まされないイタズラをして初めてイスを怒らせてしまうウジンはソ・ガンジュン。

そして、物語の最後のウジンはユ・ヨンソクっていう感じです。

その他のウジンで気になった人は、「ミセン」でイム・シワンの上司(代理)役だったキム・デミョンと、同じく「ミセン」で、汚職事件でイム・シワンに
辞職に追い込まれるムカつく課長役だったキム・ヒウォン、それから「魔女宝鑑~ホジュン、若き日の恋~」でユン・シユンの義兄役だったチョ・ダルファン
ですかねー。どっかで見たな、って人たち。


ラブチェアでサンベクが一人で遊んでるシーン「あっ、あっ、やめて!やめて!」って日本語で言ってて、上野樹里もフツウに日本語で話してるのがイス
にも伝わってるみたいだし、韓国ってそんなにも日本語が浸透してるのかと思いきや、後で思い出した。あれ、蒼井そらの出演作品見てるからかーって(笑)


「僕が見つけたシンデレラ」がめっちゃ好きだったので、なんとなく映画慣れしてる最近、なんとなく見た映画。(日本のドラマ見てるときは、ドラマ1話
1時間に対して2時間かかる映画を家で観るのはちょっと気合いが必要だったけど、配信動画で何話もある韓国ドラマ、中国ドラマを見るようになったら、
映画の2時間がめっちゃ短くライトに感じられるようになった。)

「僕が見つけたシンデレラ」のソ・ヒョンジンが、同じ原作の映画「ビューティー・インサイド」は、別物だから見てはいない的なことを言ってたけど、
別の作品である映画を見てしまうと、演技とか役作りがそっちに影響されてしまうから、っていうような意味に解釈してたけど、その名の通り、ほんとに
"別物"でした。

けどまぁ、ストーリーは期待していたものではなかったけど、これはこれでまぁまぁよかったです。
ただ、主人公の姿が毎回変わるので、ほんとの姿、っていうか、誰に主軸を置いて感情移入していいか分からない不安定感はあって、まぁ、作る側としては
そういう狙いもあるんだろうけど、結局最後までそんな感じで、失踪した父親もどうなったか分からないし、原因も分からないのでそういうのに答えを求め
たい派の私にはやや消化不良。(これがホラー映画だったら最悪だけど、ドラマ版で一回消化してるので受け入れ可能って感じなのかも。)

ただ、せめてウジンの心の声としてナレーションを担当してた人が誰なのかは知りたい・・・。

         

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