goo blog サービス終了のお知らせ 

mix_berry

テレビっ子のひとり突っ込み

『恋のハイヒール』

2021-10-23 22:22:10 | 韓国ドラマ
      

2014年 韓国

◆おススメ度
★☆☆☆☆


◆キャスト
オ・テス(ジフの会社の先輩社員):ホン・ジョンヒョン
シン・ジフ(製靴会社新入社員):スンヨン
イム・ハンナ:チョン・ガウン
チェ・ヨンホ(ジフの元カレ):ユン・ジョンフン
イ・スヨン(ジフの友人):パク・ジンジュ


◆感想

2年近く前に見たドラマ。ほぼ内容を覚えていない。「麗~花萌ゆる8人の皇子たち~」にめちゃくちゃハマって、その中でイ・ジュンギワン・ソを虐める
イジワルな兄役やってたホン・ジョンヒョンがちょっと気になってみてみたドラマ。

1話10分ちょっとくらいのWebドラマ?そして全10話っていう短さ。まぁ、頑張らなくても会社からの帰宅時に電車の中で全部見終わるようなドラマでした。

ヒロインがKARAのメンバーの一人スンヨン。といっても亡くなったハラちゃんと元メンバーのジヨン(知英)くらいしか見分けがつかなかったので、ヒロインの
子誰だろうって検索して初めて知りました。



お話としては、ヒロインのジフがある靴店で優しく接客してもらった男性に一目惚れ。数日後、再びその靴店に訪れてみるも彼の姿はなくなんとなく失恋・・・。

         

と思いきや、1年後に入社した靴メーカーで上司としての彼(オ・テス)に再会。

テスは会社の女子社員憧れの上司だったが、テスは誰とも恋愛しない、特に会社の女子には全く興味がないと言い切る氷の王子。
そんな二人が、一緒に仕事をするうちに恋に落ちて付き合うことになるんだけども、ちょっとした障害とすれ違いから別れることになり・・・。

って感じのドラマだった気が。

最終話の想いでの靴店でのキャンドルを灯して二人の想いでの靴をディスプレイしてプロポーズする(はっきりしてないけど多分プロポーズ?)する場面が
印象的でした。(というかそこしかほとんど覚えてない。)

          

すごーく短い間なのに、二人の要所要所の場面で履いてる靴が違うって言うのが、さすが靴メーカーの社員だなと感心した気が。(これは初めて〇〇した
時の靴、これは初めてキスした時の靴、お別れした時の靴・・・・とか。)

さらに、二人が初めて出会った靴店をテスが覚えてただけでなく、むしろタッチの差でジフがテスに恋する前に、テスの方が先にジフに一目惚れしてた
っていう・・・。

けっこう短いドラマなのに色んな経験をしてる二人って感じの作品でした。

靴会社がスポンサーなのかなー?でも、全部同じ靴メーカーではないような?




『椿の花咲く頃』① 1~2話 感想・あらすじ

2021-10-15 23:43:16 | 韓国ドラマ
    

◆おススメ度
?????

◆キャスト

オ・ドンベク(スナックを経営するシングルマザー):コン・ヒョジン
ファン・ヨンシク(オンサン出身の警察官):カン・ハヌル
カン・ジョンリョル(オンサン出身の野球選手。ピルグの父親):キム・ジソク
ピルグ(ドンベクの息子):キム・ガンフン/チョン・ガラム


◆感想・あらすじ

物語は未婚のシングルマザー、オ・ドンベクがオンサンという田舎町に引っ越してくるところから始まる。

見渡す限り田舎のオバサンしかいないオンサンに垢ぬけた感じの妙齢の女性ドンベクが現れ、街の男たちは一斉にドンベクに釘付けとなる。
そんなオンサンの様子をよそに、カメリア(椿)というお店の準備を始めるドンベク。街のみんなが花屋だと思っていたそのお店は、街で唯一住人の誰ともつながりのない
ドンベクが経営するスナックだった。

一方、主人公のファン・ヨンシク(カン・ハヌル)は正義感の強い青年。高校一年の時に偶然居合わせた銀行で銀行強盗を捕まえてからは、なぜか犯罪者センサーが働き、
偶然犯罪者を捕まえては表彰される日々。結果的に警察官になりソウルで勤務していたが、犯人逮捕に記者が集まっている前で犯人が放った一言に激怒し犯人を報道陣の
前で殴り左遷ささるような形でオンサンに戻ってくる。

オンサンは狭い田舎町で、どの店に行っても誰かしら自分の家族につながる人が経営していたり働いていたりするため、少しハメを外しただけでも嫁に告げ口されるような
窮屈な町だった。そのため、自然と男たちは町の住人と何のつながりもしがらみもないドンベクのお店に足が向いてしまう。

しかし、そんな理由を知ってか知らずか、町に住む女たちは男たちがみなドンベクのお店カメリアに集まるのを快く思っておらず、6年経った今でもドンベクはオンサンの
町に馴染めずにいた。

オンサンに戻ってきたヨンシクもまた、書店で出会った謎の美女(ドンベク)に一目惚れ、カメリアに通うようになる。

そんな折、オンサン小学校出身という野球選手カン・ジョンリョルがオンサンに来て撮影するという情報が広まる。その話を聞いて小学校の校庭に走りだすドンベク。
実は、ドンベクの息子ピルグは、ドンベクが元カレであるカン・ジョンリョルに内緒で出産した子供だった。
ドンベクに再会し、ピルグが自分の息子であることを知った妻も子供もいてイクメンで通っているジョンリョル酷く動揺し、腹を立てる。しかし、未練があると思われ
たくないドンベクは、結婚したのか?という問いには答えず「あんたなんかとうに忘れたわ」と心にもないことを言ってしまう。

しかし、その後もドンベクとピルグが気になるジョンリョル。

その頃、オンサンでは6年前に起こった未解決の連続殺人事件がその事件を題材にした映画が公開されヒットしたことがきっかけでまた話題になっていた。

ドンベクとピルグの状況を知ってなんとか力になりたいと思うヨンシク。ことあるごとに、パトロールと称してドンベクの周りをうろつく日々。しかし、ドンベクに
「おせっかいもいいところ」と言われ、「ならおせっかいを焼ける仲になりませんか」と、「僕と、"あれ"になりましょう」と勇気を出して言うヨンシク。



お、いよいよ告白か!と思いきや、

「僕と友達に」

・・・・。
まー、まだ第2話だし、急ぐ必要ないよね・・・。だよね。多分。

しかし、そんなこと初めていわれたと、意外とドンベクに刺さってる。
そうやって、いい感じに帰ってきたところ、ジョンリョルとばったり。

そして、ついついドンベクはヨンシクと手をつないでしまうのですが・・・。

◇◆

めっちゃつまんなかった映画「薔薇とチューリップ」の原作者の東村アキコ氏が「死ぬほどおもしろい韓ドラ」って薦めてたので見てみたドラマ。

なんかそこまでどんなドラマって想像してた訳じゃなかったんだけど、カン・ハヌルだし、タイトルから勝手に「すみれの花咲く頃」っていう宝塚の歌を連想してた
ので、なんとなーくお上品というか、高尚な感じのドラマを多分知らずイメージしてたのかなー。ってか、想像してたドラマと全然違ってびっくりした。

というか、カン・ハヌルが!!

見たこともない三枚目役でちょっと衝撃!こんなコメディっぽい役もやるんだと。。いや、そんな語れるほどカン・ハヌル見てないけども。「Two Weeks」は・・・
カメオ出演って言っていいくらいちょびっとしか出てこなかったので印象も何もないんだけど、「相続者たち」の生徒会長で繊細な感じの線の細い美少年って感じから、
「ミセン-未生-」のイケメンエリートの卵みたいな優等生新入社員で、「麗〈レイ〉〜花萌ゆる8人の皇子たち〜」でも頭のキレるイケメン皇子役っていうとこから
急にこの作品だったのでちょっとびっくり。

なんか全然イケメンではない役。そしてなんか体もゴツくなってる気がする。けど、これはこれでなんかいい。

ていうか、ちょっと大人しめというか「相続者たち」とか「ミセン-未生-」とかの流れでカン・ハヌル主演のラブストーリーみたいに思ってたみたいで、それが全然
違ったのでイマイチまだこのドラマをどういうスタンスでみていいのか分からない。というか、このドラマのジャンルがなんなのか皆目見当がつかないというか・・・。

田舎町の人々の生活と交流を淡々と描くほのぼのファミリー系ドラマかと思いきや、若干韓国の田舎町の闇みたいなのを扱った社会派っぽいドラマにも見えるし、
カン・ハヌルの登場からいきなりコメディっぽくなってるし、そうかと思えば1話のラストがいきなり「ダイイングアンサー」的なサスペンス要素も垣間見えたりと。。。

うーん。もうちょっと、先に進んでみます。

(つづく)



『私も花!』感想・内容紹介

2021-10-12 23:57:22 | 韓国ドラマ
        
2011年 韓国

◆おススメ度
★★☆☆☆


◆キャスト
チャ・ボンソン(ヒロイン、女性警察官):イ・ジア
ソ・ジェヒ(高級アパレルショップ「ペルケ」の駐車場係):ユン・シユン
チョ・マル(ボンソンの相方の新人警官):イ・ギグァン
パク・テファ(ボンソンの心理カウンセラーでファヨンのいとこ):チョ・ミンギ
パク・ファヨン(高級アパレルショップ「ペルケ」のオーナー):ハン・ゴウン
キム・ダル(ボンソンの母親の再婚相手の連れ子の義妹):ソ・ヒョリム


◆感想・概要紹介

内容としては、鞄デザイナーでソ・ジェヒといつも不機嫌で偏屈な性格の女性警察官チャ・ボンソンのラブストーリー。

ただ、この二人の家庭環境というか境遇がちょっと複雑。

主人公のソ・ジェヒは、元々はいいとこのおぼっちゃんだったんだけど、幼い頃に両親が事故かなんかで亡くなって、欲深い親戚にダマされて財産を失い、家出。
あちこちに身を寄せて仕事をしながら、最終的にパク・ファヨンの夫をアニキと慕ってその下で色々仕事をしていたけど、ある日大型トラックで荷物を運搬中
誤ってファヨンの夫を轢いてしまうという・・・。(若干、ここの描写がぼやっとしてるのか私の理解力が足りないのか、実際に何があってそうなったのかよく
分かってません・・・。)

その後、父親のように慕う鞄職人で鞄工場の社長ペ・サンオクの元で地道に学び、現在はファヨンと共に高級アパレルショップ「ペルケ」の共同経営者で代表
取締役。ただし顔出しNGとしており、なぜかそのお店の駐車場係として働き始めます。(それがきっかけでヒロインと出会うんですが。)

          

一方のヒロインのチャ・ボンソンは、ちょっと変わった頑固でひねくれ者の女性警官。いきなり昇進試験に不当に落ちたと警察署の前で抗議してる場面から
始まります。
ボンソンは、父親も警察官ですが、父と母はボンソンが中学の時に離婚し、母親も父親もすでに再婚して家を出ていきましたが、ボンソンだけはどちらにも
ついて行かないと言い張り元の家に一人で住んでいるっていう。(確か。)

父親が時々帰ってきますが、この父親がけっこう昔ながらの亭主関白でモラハラな感じの見てるだけでちょっと不快な父親。そんな環境で育ったからか、ボンソン
はかなり偏屈者に・・・。

ボンソンの勤める警察署がジェヒのアパレルショップの斜向かいあたりにあり、駐車場で起きた接触事故が元で二人は出会い、ちょーっとずつ恋仲になっていく
訳なんですが、ジェヒが職業を偽っていたせいで揉めちゃうって言うか、関係が拗れてしまいそれを解きほぐしながらいろんな人たちの関係だったり、主人公
二人が成長していくっていうようなお話です。

         

とりあえず、ジェヒがペルケの経営者だったってこともそうなんですが、ジェヒが自分が死なせてしまった先輩の奥さんパク・ファヨンとその子供の面倒を
見るために同じ家に住んでるっていうのがね。。。

そしてお約束的な感じで、パク・ファヨンがジェヒを好きになっちゃってて、ボンソンに嫉妬して色々女性特有のめんどくさい攻撃を仕掛けてきたりする
ところとか・・・。

        

ボンソンの母親には再婚相手の連れ子がいて、その娘キム・ダル(ボンソンにとっては血のつながらない義妹)がボンソンの家に押しかけてきて一緒に住み
始めたり、ダルが無名のモデルのような仕事をしていてブランド志向であり、たまたま出会って正体を知ったジェヒのことを狙っていたり。

ファヨンの従兄でジェヒとも仲の良いカウンセラーパク・テファが、ボンソンが通う唯一本音が言えるカウンセラーだったり。

そんな面倒な人間関係が拗れて、最終的にはいい感じに修復されていくっていうストーリーです。

        

ボンソンは、偏屈って言われながらも推しのアイドルがいて微妙に追っかけ的なこともやってるんですが、もうちょいそれがガッツリストーリーに絡んで
来て欲しかったなー。実は相方のチョ・マルがそのアイドルだった、みたいなのを期待してたんですが・・。

心理カウンセラーのパク・テファ役で、「一枝梅 ~イルジメ」と「麗~花萌ゆる8人の皇子たち~」でイ・ジュンギの父親役だった方が出てました。

U-NEXTで見たんですが、けっこう字幕の誤字脱字が多くて気になりました。

うーん、それくらいかなー。

『ポンダンポンダン王様の恋』感想

2021-10-09 22:56:12 | 韓国ドラマ
             

2015年 韓国

◆おススメ度
★☆☆☆☆


◆キャスト
チョン・ダンビ:キム・スルギ
世宗(セジョン):ユン・ドゥジュン
ソヒョン/昭憲王后:チン・ギジュ
パク・ヨン / チェ・アジク(世宗の護衛):アン・ヒョソプ


◆感想・内容紹介

2年近く前に見た作品なので、ほとんど覚えてませんが一応ご紹介。1話15分もないドラマで全10話っていう見やすいドラマではありました。

現代の高校生チョンダンビが大学入試の日に水たまりに落ちてタイムスリップする話。で、朝鮮時代に雨乞いの儀式かなんかやってるところ、水瓶みたいなところに
落っこちてきちゃう。

           

で、勝手に王宮に侵入してきた怪しい人だと思われて殺されそうになるところ、誰かが天の使いだって叫んでその流れに乗っかって難を逃れます。

その後なんだかんだあって、王様と知り合いになり、数学に興味のある王様に現代の知識のあるヒロインが色々手助けして、二人で水時計かなんか作る話?

そんな交流しているうちに二人は恋仲になりますが、最終的に現代に戻ってきちゃうヒロイン。

王様のことを思い出して恋しがってたら、現代で王様そっくりな男の人が現れる、っていうようなお話だったかと。

           

タイトルのポンダンポンダンは雨とか水の音をあらわす韓国語らしい。日本語で言うと"ぽったんぽったん"、て感じ?


ヒロイン役のキム・スルギ、この前見た「キルミー・ヒールミー」に病院から脱走してクラブに行く精神病患者役で出てました。あと、ヒロインの親友で王后役の
チン・ギジュは、「麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~」でチェリョン(IUの侍女)役だった人。

王様のユン・ドゥジュンはBEAST(いつの間にかHIGHLIGHTって名前に変わってた。)のリーダーらしい。この人ありきで作成されたアイドルドラマだったのかな?
よくあるジャニーズJr.的な人たちが出てる深夜帯に放送されてる面白くないドラマみたいな感じなのかも。

とりあえず、あんまりおもしろくなかった。(王様も、ちょっと私にははなわにしか見えなかったし・・・。ごめんなさい。)

『私は道で芸能人を拾った』感想・あらすじ

2021-10-08 23:54:02 | 韓国ドラマ
         
2018年 韓国

◆おススメ度
★★☆☆☆


◆キャスト
カン・ジュニョク(国内外で人気のスター):ソンフン
イ・ヨンソ(ヒロイン、総合食品会社の契約社員):キム・ガウン
ナック(ヨンソ近所に暮らすニート):キム・チョンフン
キム社長(ジュニョクの事務所社長):カン・ソンジン
ミル:(ジュニョクと同じ事務所の歌手):チ・ホソン
ムニ(ヨンソの先輩、ジュニョクのFC会長):ハン・ウンソン


◆感想・内容紹介

まだ、U-NEXTで課金対象だった時期に、タイトルに惹かれて誘惑に抗えず課金してまで見てしまったドラマ。(まー、全10話だったし・・・?)

だって、このタイトルすごくないですか?「私は道で芸能人を拾った」ですよ。夢が詰まりすぎでしょう。
(逆だとなおいいんですけども・・・。)

実際、福山雅治がオールナイトニッポンのパーソナリティをやってた頃、若い頃に泥酔して道端で寝ていたら若いオネェさんに拾われたことがある、って
ラジオで言ってたのを聞いて、逆に福山に拾われることが夢でもありました(笑)(まー実際、酔いつぶれて道端で寝るなんて、めっちゃ危ないし、そもそも
若い頃は、いくら飲んでも酔いつぶれることなんてなかったのでそんなシチュエーションにも実際なる素振りすらなかったんですけどね・・・。)

とりあえず、道で芸能人を拾ってドキドキワクワク同居生活の始まり、みたいなラブコメを想像してたんですが、意外にもちょっとしたサスペンスミステリー
でした。(でも基本はラブコメです。)


で、見始めるとタイトルの能天気感とは裏腹に、不穏な音楽と暗めな映像のオープニング。
そして、ヒロインであるはずの女主人公の殺人の告白が始まります。(すでに期待していたものと180度違うストーリー展開に戸惑います。)

ヒロインのイ・ヨンソは総合食品会社で働く契約社員。契約更新のため、自身が所属する企画課のセクハラでパワハラなナム課長に頭を下げて機嫌を取る日々。
そんなヨンソの会社は、ある日、国内外で人気の韓流スターであるカン・ジュニョクにCMの契約更新を断られてしまう。
会社から責任追及される企画課。ヨンソはそんな企画課のチームでやけ酒を飲みに行く。しかし、話の流れで今回の責任をヨンソ一人が背負わされることに。
絶望的な気分で店を後にしたヨンソの前に、ふらつきながら歩く男の姿が。その男を酔っぱらってふらつくナム課長と思い込み、これまでの腹いせにと男の
後ろから靴底で後頭部を殴るヨンソ。

ヨンソの一撃で男は倒れ動かなくなってしまう。なぜか殴った靴から滴り落ちる血。すると、後方からヨンソを呼ぶナム課長の声。驚くヨンソ。じゃー、これは
誰なのとばかりに男の顔を確認するとそこにはカン・ジュニョクの姿が・・・。

そうして冒頭部分につながる訳です。

自分が殺してしまったと思い込んでだヨンソは、カン・ジュニョクを背負って家に帰る。
しかし、死んだとばかり思い込んでいたカン・ジュニョクが生きていて・・・そこから楽しい同棲生活の始まり・・・ってことになる訳でもなく。

暴行(殺人未遂)、拉致、誘拐の罪の発覚を恐れたヨンソは、カン・ジュニョクを自宅に監禁し、そこから奇妙な同居生活が始まります。

(まー、イレギュラーな同居生活を送ろうが何しようが、やっぱりそこは恋愛ドラマ。二人の間に(とりあえずジュニョクの心に?)恋的なものが芽生えちゃうワケ
なんですが。)

ヨンソはジュニョクをちょっと心を病んでいる自分のいとこだと偽り、自分が働いている間ナックにジュニョクの見張りを依頼します。

       

しかし、隙をついて逃げようとするジュニョクですが、そんな時にヨンソが熱を出したりして結局気になって逃げられなかったり。んでまた一旦ヨンソの家から
逃げ出し、交番に駆け込もうとしますが寸前でヨンソに見つかっちゃいます。で、助けを求めようと大声を出すジュニョク。慌てたヨンソはキスでジュニョクの
口を塞ぐっていう古典的な手段を使っちゃいますが、意外にもときめいちゃうジュニョク。(計算高い大スターなはずのジュニョクが・・・。)放心状態のまま
結局ヨンソの家に帰ってきちゃいます。

      

甘い同棲生活とはかけ離れ、元々セレブなジュニョクはヨンソに高級ステーキやハイブランドの着替えを要求したりと、契約切られそうな薄給の契約社員の財政
を圧迫。

見かねたジュニョクは自分の口座の金を使おうとしますが、そこにはあるはずの金がなく・・・そこからちょっとだけサスペンス要素が帯びてきます。

ある日、ジュニョクの正体を知ったナックは、ヨンソの家からジュニョクを逃がしてあげちゃいます。(純粋な良心的な心からじゃなくって、三角関係的なもの
もあって?)しかし、自宅に戻ったジュニョクは何者かに襲われ刺されちゃいます。
ジュニョクは自分がヨンソではない誰かに殺されかけたことを思い出します。そして、その直前同じ事務所の元相方ミルに呼び出されて飲んでいたことも。

命からがらまたヨンソの家に戻ってきたジュニョクは、再びヨンソの家で同居を始めます。以前と違って監禁状態じゃないジュニョクは、ヨンソのいない間に
スーパーに米を買いに行ったり割と自由。しかし、家に帰るとヨンソの家に忍び込んでいたミルと鉢合わせしちゃいます。(ジュニョクは有名人なので、近所で
バレないためにフルフェイスのメットを被ってたので咄嗟に米の配達人を装います。)

そして、ヨンソの家も危ないと思ったジュニョクはヨンソの家を出て新しい家でヨンソと暮らし始めます。
で、なんだかんだあってヨンソの会社のCM撮影に入るジュニョク。

撮影現場で何も知らないナム課長は、いつものようにヨンソをこき使い、パワハラ的な感じでヨンソに無理な要求を重ねます。
他人のフリをしていたジュニョクですが、とうとうナム課長の態度に我慢ができなくなりスターの特権を使ってナム課長らに仕返し。ついでにヨンソの腕を
掴んで「今日でイ・ヨンソは会社を辞めます」って宣言しちゃいます。驚くみんな。でも一番驚いているのはヨンソ。(私的にはここが一番の胸キュンシーンです。)

それからまた犯人探しが始まる訳ですが、なんだかんだあって真犯人とその秘密に近づいてきたところで黒幕につかまっちゃうヨンソとジュニョクとナック。
倉庫のような工場跡のような場所で絶体絶命のピンチを迎えます。

        

そこで、ジュニョクはとうとうヨンソに愛の告白をするんですが・・・・なんかやっぱラブコメ!って感じでよかった。ただもうコレ、ほんと最後の最後なので
もうちょいラブラブな期間も欲しかったなーと。(これが、「恋のレベルアップ」ではもっとひどくなってますが・・・。)

◇◆

このドラマが初ソンフンでした。なんか、好きなタイプの顔じゃなかったハズなのに、知らず知らずのうちに好きになっちゃいました・・・。

ヒロイン役のキム・ガウンは、「この恋は初めてなので」で、ヒロインの友人でキム・ミンソクの彼女役をやってた女優さん。このドラマの中で、ジュニョクが
芸能人を引退する代わりにヨンソクを育てて売り出そうとする場面があるんですが、どんな感じにしても全然可愛くならない、イケてない・・・的な雰囲気になって
諦めちゃうんですが、え?何がダメ?って見てる方はなっちゃいますよねー。だってヒロインなんだし。

で、キム・ガウンてけっこう可愛いなーってこのドラマの後に思ってたら、今まで全然可愛くないなって思ってた峯岸みなみをテレビで見かけたら、なんか
けっこう可愛いと思えるように。。。あれ?ちょっと似てない?って思った次第でした。

          

しかし、このナック役の人誰?実際韓国の歌手の人かなんかなの?
第1話では、すごく顔の作りがざっくりガッツリした人だなーって思ってたけど、なんか後半ちょっとイケメンに。ドラマでも謎の人物なんですが、実際未だ謎な
人物です。


このドラマ見るまで、韓国ドラマは宮廷ドラマか、現代ドラマでもそこそこセレブたちの出てくるようなドラマしか見てなかったので、このドラマで初めて韓国の一般人
たちの就職に対する苦労と闇を知りました・・・。


あ、あとジュニョクの偽装恋人役で、「偽りのフィアンセ」でチュ・サンウクの腹違いの妹役だったパク・スア(リジ)が出てました。



『太陽を抱く月』 あらすじ・感想 ③ (ネタバレ注意!)

2021-10-01 23:52:17 | 韓国ドラマ
     

◆おススメ度
★★★★☆

◆キャスト
イ・フォン(世子、のちに王様):キム・スヒョン/ヨ・ジング
ホ・ヨヌ/ウォル(イ・フォンの初恋の相手、巫女):ハン・ガイン/キム・ユジョン
ヤンミョングン(陽明君)(イ・フォンの異母兄):チョン・イル/イ・ミノ
ホ・ヨム(ヨヌの兄):ソン・ジェヒイム・シワン
ユン・ボギョン(世子嬪→王妃):キム・ミンソ/キム・ソヒョン
キム・ジュウン(イ・フォンの側近):ソン・ジェリム
大王大妃(テワンテビ)ユン氏:キム・ヨンエ
成祖(ソンジョ)(イ・フォンたちの父):アン・ネサン
シン氏(ヨヌの母):ヤン・ミギョン
ホ・ヨンジェ(ホ・ヨヌの父、弘文館大提学):ソヌ・ジェドク
チャン・ノギョン(星宿庁の国巫):チョン・ミソン
アリ(処刑された星宿庁の巫女):チャン・ヨンナム


◆感想・あらすじ(ネタバレ注意) ③

星宿庁(ソンスチョン)
巫女(ムニョ)

(の続きです。)

大王大妃ユン氏の依頼を遂行したノギョンはユン氏に、本来禁忌である呪術によって体力と霊力が尽きたため、しばらく星宿庁を離れて自然の中で力を取り戻すと
言って、皇宮を去ります。

ノギョンは記憶を失ったヨヌを霊力のない巫女として山奥に隠しひっそりと暮らしますますが、ノギョンがたまたま昭格署(ソギョクソ)の師匠的な人に呼ばれて
留守にしたその日に、やっぱりそういう運命なのか、病気の療養に来ていたフォンと再会してしまいます。(けれどもヨヌが記憶を失っていたおかげで、フォンは
それがヨヌと気づいたわけではありません。)

父王が亡くなり、王となったフォンは、ユン・デヒョンの娘ユン・ボギョンを妃に迎えますが、8年もの間その日になると体調不良だなんだとのらりくらりと
子作りの儀を避けていました。(理由は、ヨヌを忘れられない的なことではなく、王妃との間に後継者を成してしまえば、政敵である王妃の父が自分を暗殺して
王妃の子を世子にし自分が後ろ盾となり実験を握り、そうしたら世の中がもっと酷いことになってしまうだろうって考えからだとは思いますが・・・。)

どうにか、世のため人のための政治を行おうと、甘い汁ばかり啜っているような憎たらしい老大臣たちと戦うフォンですが、報告書や証拠文書は偽造だらけで
悉く民のための頑張ろうとする政策は潰されてしまいます。

一方、自分たちの懐を温めることしか考えない老大臣たちは、クリーンな政治を目指す王が邪魔で仕方がありません。ユン・デヒョンに至っては、いつまでも子を
成さないどころか、肝心な時にだけ元気になる王に業を煮やし、アリの処刑に加わった星宿庁の元国巫を呼び戻し、うまくいけば国巫にもどしてやると、フォンの
寝所に呪符を貼り、呪いをかけさせます。

そのせいで、どんどん体調を崩していくフォン。心配した大王大妃ユン氏は、ノギョンを戻してフォンの体調管理をさせようとしますが、ヨヌを隠しておきたい
ノギョンはこれを固辞。しかし、大王大妃の命を受けている観象監(クァンサンガム)の者たちはそれならば身代わりにとヨヌを攫ってしまいます。

そうして皇宮に攫われてきたヨヌは、人間呪符(厄除け巫女)とされ、睡眠導入効果のあるお茶を飲まされて眠った後の王の寝所に目隠しをされたまま入ります。

目隠しを解かれ、人間呪符だと言って連れていかれた先で王が寝ている姿を見て驚くヨヌですが、苦しそうにヨヌの名前を呼びうなされ涙する姿に、自分の名前
とも気づかず少しでもフォンの苦しみを解放してあげたい気持ちから、フォンの額に手を置くヨヌ。すると不思議とフォンは穏やかな眠りにつき、そんな厄除け
巫女やヨヌの存在に気付かないフォンは、体が軽くなったと喜び、ご機嫌で宮女たちにまで声をかけるありさま。

そうしてヨヌは、厄除け巫女として、王が寝入ってから王の寝所に入り、王が目覚める前に退出するという生活を繰り返す中で、フォンの苦しみを取り除き、癒し
てあげることに喜びを感じていきます。

しかし、ある日就寝前に飲むお茶にむせ、摂取量が足りなかったせいか夜中に目覚めてしまうフォン。自分の体に障るヨヌを間者と思い込み、捕えてしまいます。

     

そうやって運命的な再会を果たし、強く引き寄せられるにも関わらずヨヌが記憶を失くしたことが原因ですれ違ってしまう二人です。
しかし、なんだかんだあってやっぱりお互い気になる二人は、やがてヨヌが記憶を少しずつ取り戻すことにより・・・。


◇◆

王様って、絶対君主なイメージでしたが、この時代の特に朝鮮の王様はなんだかんだ重臣たちが実質的な政務を担っていて、あれこれ指示を出しても思い通り
言うことを聞かなかったりで、見ていてすごく重い足枷を嵌められているような息苦しさを感じます。(このドラマでは出てきませんが、実際は朝鮮王朝って、
中国の明とか清とかの属国だったりして、内外からの圧力があってほんと大変そうで・・・)

        

まーでも、なんだかんだ両想いの二人は再会を喜び合って、ちょっとだけラブコメちっくな場面もあったりして結局最後は上手くいく、勧善懲悪な形にはなって
います。(その陰で一部悲劇のような陽明君のストーリーや、ワガママで自分のことしか考えずいつまでも精神年齢が低い王妃にとばっちりを受けるヨヌの兄など、
ちょっと辛くて重い部分もありますが。)

        

ということで、このドラマ、色々な困難を乗り越えて結ばれるフォンとウォルのラブストーリーでもありますが、実はもう一人の主人公、何も持たない王子陽明君の
悲劇の片想いの物語でもあります。
あらすじではご紹介できませんでしたが、フォンとヨヌが恋心を温めていくと同時に、ヨムやキム・ジュウンと幼馴染として育った陽明君は、幼い頃よりヨヌに
想いを抱き、色々とアプローチをしますが、ヨヌはその思いに全く気付かずけっこうな塩対応。

        

結局、親友のジュウンもフォンにフォンの側近として奪われ、ヨヌの心もフォンに奪われ、それでいていつも謀反を疑われないように清廉潔白な行動に勤め、けれ
ども朝廷に謀反を企てようとする人々にはそのリーダーとして狙われ、散々な人生を歩む陽明君。

陽明君の子役を演じたイ・ミノにも、大人になった陽明君のチョン・イルにも興味がなかったのでさほど気にしていませんでしたが、最後の最後に陽明君の涙なし
には見れない見せ場があり、改めて見直すとすごく切ないストーリーでもありました。
(でも、やっぱり私にとってこのドラマのイケメン君はイム・シワンとソン・ジェリム。)

       



韓国宮廷ドラマのバイブルとして、是非見るべきドラマかと思います。


『太陽を抱く月』 あらすじ・感想 ② へ

『キルミー・ヒールミー』あらすじ・感想

2021-09-28 23:45:54 | 韓国ドラマ
        
2015年 韓国

◆おススメ度
★★★★☆


◆キャスト
チャ・ドヒョン(主人公、多重人格):チソン
オ・リジン(ヒロイン、精神科研修医):ファン・ジョンウム
オ・リオン(リジンの兄、人気作家オメガ):パク・ソジュン
チャ・ギジュン(ドヒョンのまた従兄):オ・ミンソク
ハン・チェヨン(ギジュンの婚約者、ドヒョンの初恋相手):キム・ユリ
チャ・ジュンピョ(ドヒョンの父):アン・ネサン
アン室長:チェ・ウォニョン

◆感想・あらすじ

同じ主人公、ヒロインペアシリーズじゃないけど、こちらも「秘密」と一緒でチソンとファンジョンウムが主人公のお話。

なんとなくタイトルは何度か目にしてたんだけど、あまりそそられず今までスルーしてたのが、チソンの流れで辿り着いた作品。
(チソンとファン・ジョンウムもそうでしたが、ファン・ジョンウムとパク・ソジュンも「彼女はキレイだった」に引き続きですね・・・。あ、こっちが先かな。)

内容全く知らずに見たら、主人公が多重人格っていう、まさかの最近観た映画「水曜日が消えた」と同じテーマ。けど、水曜日と違ってこっちはけっこう重めの
お話でした。そして、このお話も「偽りのフィアンセ」と同じく物語終盤で新しい謎が次々明らかになってなかなかに面白い作品でした。

ちなみに、話は重めですが、ラブコメです。

      

あらすじを少しご紹介。

主人公のチャ・ドヒョンは、スンジン財閥の3世。幼い頃実家で火事があり、父親はドヒョンを助けるために煙に巻かれ重体となり、21年経った今でも植物状態
のまま眠る。

ドヒョンはアメリカ留学中、学校を休んでいた同級生にプリントを届けるために家を訪れ、そこでDVを受ける同級生を庇ったために自分がその父親から暴力を
受けることによって、それまで自分でも気づいていなかった解離性同一障害が発現してしまう。

自分に起きた異変に気付いたドヒョンは、韓国には帰らずアメリカで治療を続けるが、ある時別人格に交代中にドヒョンの意思とは無関係に韓国行きの飛行機
に乗ってしまう。
何も知らずに飛行機で目覚めたドヒョンは、隣の席に居合わせたオ・リオン(パク・ソジュン)に飛行機の行先を訪ね、愕然とする。

ちなみに、飛行機でたまたま隣に居合わせたかのようなオ・リオンだったが、実は目的があってドヒョンに近づいた韓国で人気の覆面作家オメガだった。

自分の病気を自覚し、特に財閥の後継者争いにも興味のないドヒョンは、帰国後スンジン財閥の会長との会食中に自分の病気について会長に何度もカミングアウト
しようとするが、口を挟む隙もなくグループの会社の一つでまた従兄のチャ・ギジュンが社長を務める会社の副社長にさせられてしまう。

スンジン財閥は、今やドヒョンの父親の従兄であるチャ・ヨンピョに乗っ取られようとしており、会長である祖母はドヒョンの父チャ・ジュンピョが目覚める
までの間ドヒョンを使ってチャ・ヨンピョの勢力をけん制しようとしていた。


ドヒョンの歓迎会も兼ねていると言われたギジュンが企画したクラブでのパーティーの最中、早速最初の危機が訪れてしまう。

パーティで知り合った、病院を抜け出した精神病患者にダマされ、本当の精神科の医師であるオ・リジン(ファン・ジョンウム)を精神病患者と思い込んだドヒョン
はリジンを説得して病院に帰るよう勧めるが、患者を探しに来たリジンはドヒョンが邪魔でついドヒョンを投げ飛ばしてしまう。そして、暴力を振るわれた際に
発現してしまう人格、シン・セギに人格交代してしまう。

シン・セギはパーティを抜け出し外に出るが、そこでリジンと共に自分が上着を奪った男のグループに囲まれるが、一人で複数人を相手にし全員返り討ちにして
しまう。そこで、シン・セギはリジンに一目惚れ。彼女に告白をするが・・・・。


だいたいここで分かっちゃいますが、ヒロインのリジンを主人格のドヒョンと別人格のシン・セギ両方が好きになっちゃって、おかしな三角関係になってしまう
お話です。

ちなみに、リジンと双子として登場するリオンですが、きっとこの人も血のつながらない兄妹かなんかで、三角関係に参戦して3人でヒロインを奪い合う話かな
とか思ってたけど、物語はもっと複雑でした。血のつながらない兄妹はそうなんですが、実は子供の頃にリジンとドヒョンがすでに出会っていて・・・。


このドラマ、ストーリーも複雑で興味深いんですが、とにかく見所はチソンの振り切った演技。
おっさんから、女子高生まであらゆる人格を一人芝居でこなしているのが凄い。

同じ年代のシン・セギはまあいいとして・・・

          

けっこう好きなのが、おっさん人格っていうフェリー・パク。発声の仕方や声なんかが、ドヒョンと違って陽気なのが面白い。
個人的に一番好きな人格でした。

          

そして男子高生のアン・ヨソプと

          

その双子の妹、アン・ヨナ。

          

さすがに抵抗あるのか、ヨナの時に制服でスカート履いても下にスウェット履いてる・・・。チソンのプライドとしてスカート+生足はNGだったか・・・
と思いながらも、ひょっとしたら、フツウの女子高生だったら自分の見た目がおじさんで、足がすね毛生えたゴリゴリの男の足だったら恥ずかしくて生足
出せないんじゃないかな?って考えたらもしかしたらこれも演技プランのひとつかも?と思っちゃいました。

そして、7歳の少女ナナ。

         

チソン、若く見えるっちゃ見えるんですが、登場人物の年齢設定がめっちゃ気になりました。

チャ・ドヒョンは7歳頃が21年前っていうので、28歳の設定?多分チソンが37歳くらいの時の作品だと思うので、すでにここでけっこうな実年齢との乖離。
そして、チソンの8歳年下のファン・ジョンウムですが、リジンは7歳くらいの時にドヒョンと同じくらいの年齢って設定なので今も同い年くらい。
さらに、ファン・ジョンウムより4コ下のパク・ソジュンも、リジンと双子なので同い年っていう設定・・・。
ちょっとさすがにやりすぎじゃないだろうかと思ってしまった・・・。

まー、でも本人たちの実年齢知らなきゃ気にならない・・・のかな?

それから、毎回登場するたびに外観が映し出されるスンジン財閥の本家の外観。ナニコレ、作りかけの京都の航空写真?って感じですごい。
  
         

それから、なかなか登場しないドヒョンのお父さんなんですが、誰かと思ったらアン・ネサン!すごい!!確かに、チソンのお父さんだって言われたら
ほんとに信じちゃうくらい、けっこう顔の骨格とか顔の系統、うすさ加減が似ていて、なかなか秀逸な配役だなと思いました。

あとは・・・、11話くらいに出てきたリジンのコーヒーの淹れ方の基礎がなってないのが気になったくらいかな。そんな感じです。

割とシリアスなドラマに見せかけて、シン・セギ登場する場面もけっこうコメディっぽくなってます。ちょっとネタバレっぽくなるので詳しくは言いたく
ないんですが、シン・セギの名前が「新世紀マッチ」の新世紀(シンセギ)ってとこから来てるっていうのがちょっと笑っちゃいました。オマエ、かっこつけて
粋がってるけどマッチの名前なのかよ、って(笑)。


        

あー、今回ドヒョンの初恋の相手としてハン・チェヨンがドヒョンの気持ちを知っていながら都合のいい男として振り回し、結局また従兄のギジュンと
婚約する悪女として登場するんですが、シン・セギの登場によって逆に彼女が振り回されてしまうっていう面白い結果になっていました。(ちょっと
幸せのレシピ」に似たとこあるかも?)

リオンが、オメガのことをやたら「ウォンビン似のイケメン」て吹聴するんだけど、ウォンビンてなんで急に出てきたんだろ?最近全然ドラマとかには
出てないみたいだけども。並行で見てた「第3の魅力~終わらない恋の始まり~」にもウォンビンてフレーズが出て来てたので、めっちゃ気になった。


とりあえず、かなりおススメの作品です。

『太陽を抱く月』 あらすじ・感想 ② (ネタバレ注意!)

2021-09-27 13:14:17 | 韓国ドラマ
     

◆おススメ度
★★★★☆

◆キャスト
イ・フォン(世子、のちに王様):キム・スヒョン/ヨ・ジング
ホ・ヨヌ/ウォル(イ・フォンの初恋の相手、巫女):ハン・ガイン/キム・ユジョン
ヤンミョングン(陽明君)(イ・フォンの異母兄):チョン・イル/イ・ミノ
ホ・ヨム(ヨヌの兄):ソン・ジェヒイム・シワン
ユン・ボギョン(世子嬪→王妃):キム・ミンソ/キム・ソヒョン
キム・ジュウン(イ・フォンの側近):ソン・ジェリム
大王大妃(テワンテビ)ユン氏:キム・ヨンエ
成祖(ソンジョ)(イ・フォンたちの父):アン・ネサン
シン氏(ヨヌの母):ヤン・ミギョン
ホ・ヨンジェ(ホ・ヨヌの父、弘文館大提学):ソヌ・ジェドク
チャン・ノギョン(星宿庁の国巫):チョン・ミソン
アリ(処刑された星宿庁の巫女):チャン・ヨンナム


◆感想・あらすじ(ネタバレ注意) ②

このドラマでけっこう初めて知った韓国宮廷ドラマ用語をちょっとご紹介。

世子(セジャ):李氏朝鮮時代の王位継承者である王子の称号。皇太子。
世子嬪(セジャビン):世子の妻。将来的には王妃となる。
揀擇(カンテク):世子嬪の選抜行事。
嬪宮(ピングン):世子嬪が住む宮殿。(このドラマでは出て来てたっけ?)
大妃(テビ):王様の母親。前世代の王妃。

宮廷ドラマは、初めて出てくる用語がたくさんあると、文脈や物語の中から意味を推測しながら見ないといけないので、けっこう頭を使って疲れます。
なので、おススメは、このドラマで基礎を確認してから「雲が描いた月明かり」を楽しむ、って流れですかね。

(の続きです)

(ホ・ヨムがフォンの文学となったことがきっかけで、色々な人たちの運命が動き出します。)

ホ・ヨムがフォンの文学となったことがきっかけで、ヨムの妹が先日科挙の首席合格者の発表の日に出会い一目惚れした少女だと気づくフォン。また、ヨヌも
フォンにもらった謎かけを解き、自分が泥棒呼ばわりした相手が世子だったことに気付く。

一方、これまで政権を一手に牛耳ってきた大王大妃ユン氏とその側近であるユン・デヒョン(史曹判書(イジョパンソ))らは、大提学の息子であるホ・ヨムが世子の
師となったことで、成祖王の狙いに気付き、大提学が自分たちの脅威になり得るとして警戒し始める。

また、皇宮内でヨムを見かけた王女ミナは、ヨムに一目惚れ。王様に自分もヨムに勉学を学びたいとだだをこねます。そこで王様は苦肉の策として、ミナ王女に
学友をつけることに。そして、その学友には、ユン派からの推薦でユン・デヒョンの娘、ユン・ボギョンと王様からの指名でヨヌが選ばれます。

      

ここでも、王様が大提学の娘を指名したこと、また実際に王様の前でヨヌの賢さを目の当たりにしたユン・デヒョンは、ますます大提学に対する警戒心を強めて
行きます。

13年前に亡くなった巫女アリの親友だったチャン・ノギョンは、国巫となり、大王大妃ユン氏に呼ばれ、ミナ王女の学友である二人の娘の顔相から、王妃の相
があるかを見るよう依頼されます。

ノギョンは、ヨヌを一目見て、アリが亡くなる前に自分に託した娘だと瞬時に悟ります。「高貴な身分となるが、太陽に近づくと破滅する運命を持つ娘」、
それがヨヌの運命。ヨヌは王妃の相があるのに、王妃にはなれない、一方、ユン・ボギョンには王妃の相がないが、王妃になる運命の娘。

ノギョンは、大王大妃ユン氏にユン・ボギョンに王妃になれるかを問われ、「いずれ交泰殿(キョテジョン)のあるじになります」と、言葉を濁す。
しかし、これを肯定と受け取ったユン氏はその言葉を聞いてほくそ笑む。

そして、フォンのある軽率な行動がきっかけで、世子の妻を選ぶ行事、揀擇(カンテク)が行われることとなる。揀擇(カンテク)を取り仕切る大王大妃ユン氏
は、裏でにユン・ボギョンを世子嬪に内定させるが、それを知ったフォンに邪魔をされ、公正な選択が実施されることになり、ホ家では不本意ながらも、ヨヌが
世子嬪に選ばれることに。

          

喜ぶフォンだったが、これを良しとしないユン氏は、とうとう実効策に打って出ます。国巫であるノギョンを呼び、世子嬪に選ばれ、作法などを学ぶヨヌを呪い
殺してしまうよう依頼するユン氏。

ノギョンは呪いの儀式を行い、それによって日に日に原因不明の病で衰弱していくヨヌ。ユン・デヒョンらの謀略により、ヨヌは王宮から追放され、ヨヌの病を
隠していたとヨヌの父ホ・ヨンジェとホ・ヨムも任務を解かれてしまう。

          

自宅に帰り、引き続き謎の病に苦しむヨヌ。ノギョンは、親友アリとの約束を守るため、密かにホ・ヨンジェと密会し、巫病から救うにはこの薬を飲ませて逝かせる
しかないと、ある薬をホ・ヨンジェに渡す。これは、大王大妃ユン氏の目を欺き、ヨヌを一度仮死状態にさせるための薬だった。

そうやって、誰の目にもヨヌが亡くなったと思わせることに成功したノギョンは、ヨヌの葬儀が行われた日の夜、密かに墓を掘り起こします。
(この時、少しだけ墓を掘り起こすのが遅れ、棺の中で埋まったままヨヌは仮死状態から目覚めてしまい、酸欠状態の中で苦しみ、再度気を失ってしまいます。
おそらくこのことが原因でヨヌは記憶を失ったのかと・・・)

こうして、表向き一度死んだヨヌは、別の人生を歩み始めることとなります。

         


◇◆

ちょっと気力が尽きたので、②は一旦ここまでで。(こんなに引っ張るつもりではなかったんだけども・・・。)

王様(アン・ネサン)の子として、陽明君、フォン、ミナ王女が登場しますが、それぞれ父に話があると言うので聞いてみると、まさかの全員が大提学の子と
結婚したいと言う。それを聞いて王様が頭を抱えるシーンがあるんですが、私的にはその場面とシチュエーションにちょとだけ笑ってしまった。大提学に、もう
一人娘がいればうまく解決できたかもしれないのにね・・。まぁ、でもミナ王女がヨムと結婚するっていうのはそういう問題でもないんだけども。

このドラマ、たくさんの悪女が登場するんですが、中でも私が嫌いなのはミナ王女。
ちょっとワガママでアホすぎでしょ。自分のことしか考えていない、思い通りにならないと泣いて王様である父親に泣きつく。
そして、こんなに娘に甘い王様を今まで見たことがない。今回、ちょっとだけドラマを見返して改めて思いました。(でも、そういう方向に持ってくために敢えて
ちょいブスな人を王女役に起用してるのかも・・・。)
とにかく、この、ミナ王女のワガママのせいで、色んな人が不幸になっていきます。

それから、6話から、主要メンバーの役者陣が子役から切り替わるんですが、これがちょっと変わりすぎな気が・・・・。
ヨヌは、色々あって無邪気さが消えたと思えばまだわかるけど、世子のヨ・ジングからキム・スヒョンは面影なさすぎでしょ。なにこれ。途中で影武者にでも
変わったんじゃないかってくらい別人物・・・。

それから、ユン・ボギョンの大人役は、「トキメキ☆成均館スキャンダル」で、妓生の役やってたキム・ミンソなんだけど、大人になったら少女だった頃の
めっちゃイジワルそうないかにも悪役って感じの影がすっかり消えてしまった。まー、もしかしたらそれだけ子役のキム・ソヒョンの演技力がすごかったのかも
知れないけど。キム・ソヒョン時代のユン・ボギョンは、場合によってはめっちゃブスに見えたり、すごく可愛く見えたりするなかなかいい女優さんな気が
しました。


そんなこんなで  へ続きます。

『太陽を抱く月』 あらすじ・感想 ①

『太陽を抱く月』 あらすじ・感想 ③ へ


『太陽を抱く月』 あらすじ・感想 ① (ネタバレ注意!)

2021-09-25 23:21:46 | 韓国ドラマ
          

2012年|韓国

◆おススメ度
★★★★☆


◆キャスト
イ・フォン(世子、のちに王様):キム・スヒョン/ヨ・ジング
ホ・ヨヌ/ウォル(イ・フォンの初恋の相手、巫女):ハン・ガイン/キム・ユジョン
ヤンミョングン(陽明君)(イ・フォンの異母兄):チョン・イル/イ・ミノ
ホ・ヨム(ヨヌの兄):ソン・ジェヒイム・シワン
ユン・ボギョン(世子嬪→王妃):キム・ミンソ/キム・ソヒョン
キム・ジュウン(イ・フォンの側近):ソン・ジェリム
大王大妃(テワンテビ)ユン氏:キム・ヨンエ
成祖(ソンジョ)(イ・フォンたちの父):アン・ネサン
シン氏(ヨヌの母):ヤン・ミギョン
ホ・ヨンジェ(ホ・ヨヌの父、弘文館大提学):ソヌ・ジェドク
チャン・ノギョン(星宿庁の国巫):チョン・ミソン
アリ(処刑された星宿庁の巫女):チャン・ヨンナム



◆感想・あらすじ(ネタバレ注意)

不滅の恋人」→「オクニョ」と、チン・セヨンつながりで韓国(の宮廷)ドラマにちょっとハマってきたところで、次に何を見ていいか分からず
「韓国宮廷ドラマおすすめ」で検索して順位が高かったので見始めたっていう、何の主体性もなく見たドラマです。
(なので、このドラマもけっこう前に見たのでだいぶ忘れてるとこありますが。)

ちょっと内容は重めですが、私にとっては、韓国宮廷ドラマの基礎が詰まってる感じで、韓国ドラマ見るなら絶対早めに見ておいた方がいい作品です。

とにかく、出演陣がすごい。
このドラマ見た時はその前に見た、「オクニョ」と「不滅の恋人」と被ってるキャストくらいしか分からなかったですが、その後ドラマ見ていると、出てくる
出てくる、「太陽を抱く月」に出てた人々が・・・。まぁ、キャスティングの話をしているとキリがないのでちょっとだけ。

ほんと、このドラマの何がいいって、イム・シワンの透明感のある美少年っぷりがすごい!!
でも、残念ながら主人公たちが子供だった時代のホ・ヨヌの兄役なので、ちょっとしか登場しない・・・。

大人になってからはキム・ジェウン役のソン・ジェリムくらいしか刺さるイケメンがいなくて、そういった意味ではあまりテンションの上がる作品ではありま
せんでしたが、とりあえず最後まで観ようと頑張ってみた作品でした。

でも、頑張って最後まで見てよかった。最後の最後で陽明君(ヤンミョングン)役のチョン・イルがめっちゃいい演技で泣かせてたので。
それまでは、松岡修造テイストな顔の役者さんだなって印象しかなかったけど、ちょっとそこにきてチョン・イルがちょっと好きになりました。
(そしてすぐ終わり、だったんだけども・・・。)

あとは、このドラマでは1話で死んじゃうアリ役のチャン・ヨンナムさんも「王は愛する」のイム・シワンの母親役とか、「恋のゴールドメダル」のコーチ、
「猟奇的な彼女」でチュウォンの母親役とかすぐに色々みかけるようになります。

それから、「不滅の恋人」の大妃様役だったヤン・ミギョンが、なんか若くってヨヌの母親役だったり、「オクニョ」でオクニョの育ての親の役をやってた
チョン・ウンピョって役者さんがイ・フォン付きの内官役で出てたりしてたので、なんとなく安心感がありました。
(そのほかの役者さんたちも、これから見るドラマでたくさんみかけるようになる訳ですが。)


◇◆さて、頑張ってあらすじ的な紹介いきます。

韓国の宮廷ドラマでは8割方、大妃様(王様の母親、皇太后)は悪役な気がしますが、このドラマでも例にもれず悪女です。
大王大妃(テワンテビ)ユン氏は、自分が権力を握るために自分の息子、成祖王が慕い、王のよき相談役にも成り得る成祖王の異母弟ウィンソン君を暗殺
しちゃいます。

星宿庁(ソンスチョン)の巫女(ムニョ)で、国巫にもなれる力があると目されるアリは、自分が慕うウィンソン君に、危険が迫っていることを察知して
ウィンソン君の屋敷に駆けつけ、暗殺現場を目撃し、それが悪い人たちに見つかってしまいます。

追いかけられ瀕死の状態で倒れているところ、ヒロインの母親シン氏に助けられてどうにか王都に戻るアリ。
アリは、シン氏との別れ際、お礼の意味を込めてシン氏のお腹の子の未来を予知。「月のように麗しい子ですよ。」と祝福の言葉を述べますが、それとは
裏腹に、子供の栄華と悲劇の未来をも視てしまうアリ。

アリは結局でっち上げられたウィンソン君の謀反に肩入れした罪で捕らわれ処刑されてしまいます。
(この処刑の仕方が、手足を一頭ずつの牛に結び付けて、それぞれの牛を別々の方向に歩かせて体を引き裂くっていう、「世界の残酷な拷問史・処刑史」って
本に出てきてたようなコワいやつ・・・。ここからも、このドラマの本気度が伝わります。)

アリの処刑日前日、アリの親友ノギョンは、アリの無実を知りながらも何もできない自分を悔いながらもアリを訪ねます。何もかも分かっているアリは、
ノギョンを慰め、一つだけお願いをします。それは、自分を助けてくれたシン氏の子(ホ・ヨヌ)を守ってくれというお願いでした。


それから13年後・・・

あの時胎児だったホ・ヨヌは、お転婆でかしこい女の子に成長。
兄ヨムの科挙の試験の首席合格の祝いで皇宮を訪れた際に、チョウを追って、脱走しようとしていた世子、イ・フォンと出会います。

     

フォンはチョウを追うヨヌに一目惚れ。また、制度や身分差、男女差等に疑問を持ち、はっきり自分の考えを述べるヨヌに、さらに感心してしまいます。
しかし、まだお互い誰なのか分からないまま。

それからほどなくして、大提学の息子でヨヌの兄、ホ・ヨムがフォンの文学(世子の学問の師)についたことで話が流れ出します。
(ここでイム・シワンの登場です!!!)

文学に就いたヨムが自分のたった2歳上ということで、ヨムを見くびり、師としてなかなか認めないフォンに、ヨムは、妹ヨヌからの助言を受けてなぞかけ
を出題します。簡単な謎かけに不正解し、正解をなかなか受け入れないフォンに、ヨムが諭して聞かせるのですが、その中にまた出てきます。「傲慢と偏見」。
韓国ってこの言葉が好きだなー。色んなドラマに出てくる。まぁ、財閥ドラマが多い韓国ドラマでは必然なのかな。

       

(ちょっと長くなりそうなので、とりあえずここまで)

 へ続きます。


       






『太陽を抱く月』 あらすじ・感想 ② へ

『偽りのフィアンセ~運命と怒り~』感想・あらすじ ②

2021-09-24 15:51:19 | 韓国ドラマ
          
◆キャスト
テ・インジュン(財閥2世、ゴールド製靴の社長):チュ・サンウク
ク・ヘラ(靴職人、植物状態で入院する姉を持つ):イ・ミンジョン
チャ・スヒョン(女子アナ、テ・インジュンの政略結婚の婚約者):ソ・イヒョン
チン・テオ(センタン百貨店チーム長、スヒョンの元カレ):イ・ギウ
カン・ウィゴン:ユナク
カン・ソンニョン:チャン・スヨン

◆感想・あらすじ②(ネタバレ注意)

(『偽りのフィアンセ~運命と怒り~』感想・あらすじ ① の続きです)


一方、チン・テオに「命が危ない」と言われても心を動かされず「じゃあ死ねば?」と別れたスヒョンは、ドレスショップで自分が予約していたドレスが無いことに
腹を立て、さらに、それをヘラが身にまとい、インジュンと一緒であることをネットニュースで知ったのか、ヘリポートで二人を待ち伏せし、ヘラをヘリから引きずり
下ろしビンタ。
「体を売るだけでなく泥棒まで?両方ともお似合いだけどね。」

(って。ヘラが借りちゃったドレスは、スヒョンの予約してたドレスだったみたいです。でも、泥棒って酷くない?そして体なんて売ってねーし!ふざけんなっ、
って感じなんですが・・・)

ドレスがスヒョンのものだったと気づき、瞬時に謝るヘラですが、スヒョンはそれをヘラが着たまま引き裂いちゃいます。

(マジで、なんてやな女なんでしょう。こんなとこを恋人が見たら幻滅すると思うんですが、政略結婚の相手なのでマイナスにはならないようです。それでも
なんかちょっとくらい注意しろよ、男なら!!って思っちゃうのは私だけ?だって、ヘラがインジュンと一緒にいるのはただの行きがかり上でしょ。少なくとも
この時までは・・・。)


後日、チン・テオは、姉の病室にいるヘラを訪ね、靴の修理代と別の依頼との合算だと言って5000万ウォンをヘラに渡します。
別の依頼とは、テ・インジュンの心を盗んでくれというもの。

それから何度か同じ話を会うたびに繰り返すチン・テオ。
チン・テオの策略で、ゴールド製靴の社員としてヘラを迎えに来たインジュンに会い、ヘラは最終的にチン・テオの依頼を受けること決めます。

          

そうしてゴールド製靴のデザイン部に就職したヘラ。好きな靴を作る仕事についたヘラと、なかなか仕事もできるヘラ。デザイン部のメンバーたちからの当たり
はキツイですが、インジュンとヘラはまぁまぁウィンウィンな関係に見えます。(チン・テオとの約束さえなければ。)

会社の仲間やスヒョンに嫌がらせされながらも、健気に毎日を送るヘラを見守るインジュン。靴職人だった母親とも重なって、まんまとヘラを好きになっちゃいます。

        

けれども、母親を冷遇した継母や腹違いの兄、父親への復讐のためにゴールドグループを手に入れようとするインジュンは、父親の圧力による政略結婚の相手、
スヒョンとの婚約が心に重くのしかかります。
また、自分の野望のため、そしてヘラへの当てつけのためグイグイ来るスヒョン。インジュンとスヒョンは正式に婚約を発表しちゃいます。

そこで、焦ったチン・テオは、ヘラがインジュンの心を手に入れることにもっと本気になるよう、一枚の書類をヘラに渡します。それは、ヘラの姉が自殺未遂を
図った際に運び込まれた病院の領収書で、そこにはインジュンのサインが。

娘の病気のために、娘の母親であり元婚約者であるスヒョンから腎臓移植を受けたいチン・テオが、スヒョンの現在の婚約関係を壊すために、その相手である
インジュンを誘惑してほしいとお願いするっていう単純なストーリーに見えていた物語が、ここから急激にサスペンス色の濃いものに変わってきます。

ヘラの姉は、財閥の恋人との関係のもつれから自殺未遂をしたと思われていましたが、その相手がインジュンだったのかと疑い始めるヘラ。

ヘラは、釜山から自身の借金取りだったチャンスを呼び寄せて、事件の真相を探り始めます。
そして、何者かが事件のことを調べ始めたことに気付くインジュンの継母と義兄。彼らは、インジュンを陥れるためにさらなる画策を始めます。

一方、調べれば調べるほど、インジュンが疑わしくなってくるヘラ。

さらに、それと反比例してヘラを深く愛し始めてしまうインジュン。インジュンは、復讐などもうどうでもいいから何もかも捨てて、ヘラと一緒に生きていこうと
考えるようになります。
インジュンへの愛に応え、インジュンからプロポーズを受けるヘラですが・・・・。

◇◆◇

なんか、ほんと、最初はチン・テオとスヒョンの愛情のもつれにヘラが巻き込まれていくだけの話かと思いきや、話が後半になるにつれ、実は入院している姉が
色々な事件と陰謀の伏線だったことが分かり、その謎が解けたかのように見えて、話がされに二転三転していくっていう、けっこう練られたどんどん興味を引かれて
いくストーリーでした。

視聴者に見えている真相と、ヘラに見えている真相、そしてさらに物語の真実がズレていくっていうところがなかなか面白いです。
あとは、自分が好きな靴づくりのためにイタリア留学している間に、父親が亡くなっただけでなく、その後、姉も自殺未遂をしてしまい、ずっと自分の人生に罪悪感
を抱いて生きてきたヘラが、インジュンを好きになってしまえばしまうほど、自分だけ幸せになることなんてできないっていう罪悪感を抱えているところに、姉の
殺人未遂疑惑だったので、インジュンは「俺がそんなことする人間に見えたのか」的な問いかけをしますが、そんな単純な思考じゃないんですよねー。

そして、ほんとは気に強いはずのヘラが、何度もスヒョンに理不尽な侮辱を受けながらも反論できない状態。コレ、自己肯定感の弱い人が洗脳にかかりやすいのと
一緒で、どんなに理不尽なことを言われても、大声で強く言われれば言われるほどちょっとずつ、そうかも、って思ってきちゃうんですよね。。

そういうヘラと、お前には反省っていう言葉がないのか、ってくらい自分のことしか考えないスヒョンを見てるのがけっこうイライラしました。
実際は、このドラマで一番悪い女はインジュンの継母であって、確かにスヒョンも冷静に考えるとゴタゴタに巻き込まれた感はあるんですが、やっぱそれを全部
ヘラのせいにして、一時、殺そうとまでする女なので、やっぱスヒョンがダントツで一番好きになれない女ではあります。

けど、ストーリー的にはかなり面白いドラマだったと思います。(まぁ、リピート視聴するほど"ハマる"っていうタイプの作品ではないけど。)


           

通常、韓国ドラマとか中国ドラマって、男女が一夜を共にした後の朝の状態がちゃんと服を着てたりするので、結局ヤッたのかヤッてないのか、って気になったり
するんですが、このドラマはちゃんと翌朝肩だししていて、こっちのドラマとしては珍しい演出だなと思いました。(なぜか映画だと過激な描写になったりします
けどね。)ちょっと日本のドラマ的演出だなと。

それから、今までずっと韓華系のドラマで気になってた傷の手当の仕方。けっこうな広い範囲の傷なのに、綿棒でちまちま薬塗ってるのがずーっと気になってたん
ですが、ようやくこのドラマでやってくれました。脱脂綿とピンセット。ようやく胸のつかえがとれた感じ。フツウで考えると、コレでしょ。

『偽りのフィアンセ~運命と怒り~』感想・あらすじ ① へ