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テレビっ子のひとり突っ込み

『僕には愛しすぎる彼女』

2021-08-14 23:50:07 | 韓国ドラマ
             
2014年 韓国

◆おススメ度
★★★☆☆


◆キャスト
イ・ヒョヌク(主人公):ピ(RAIN)
ユン・セナ(ヒョヌクの亡くなった恋人の妹):クリスタル(f(x))
シン・ヘユン(AnA衣装総括理事):チャ・イェリョン
シウ(AnA所属歌手):エル(INFINITE)
ソ・ジェヨン(AnA理事):キム・ジヌ
イ・ジョンホ(イ社長、ヒョヌクの父親):パク・ヨンギュ



「ハンムラビ法廷」でのエルがちょっと好きになってみてみた作品。けっこう前にみたのでだいぶわすれちゃいましたが、
1話だけ見てだいぶ放置して、「ダイヤモンドの恋人」見終わってピ(RAIN)にもちょっと興味を持った流れでやっと全部見たって作品でした。
           
「ダイヤモンドの恋人」の時も同じ現象でしたが、RAINをイケメン視してないのに、作中でイケメンイケメンと言われてるのを見てるとだんだんイケメンに見えてくる
マジック。

「ハベクの新婦」に出てる水の国の女神役の人が出てるって言われてたのに、誰なのか分からず、でもキツそうな感じからってきりヘユンかと思ってたら、ヒロインの
セナでした・・・。このドラマではこんなに清純派っぽいのに、メイクってすごい。でも、ちゃんと見比べると確かに同じ人です。
ちなみに、ヘユン役のチャ・イェリョンは、チュ・サンウクの奥さんでした。

それからRAINのライバル役のソ・ジェヨンをやってる方、「イニョン王后の男」でヒロインの元カレ役の人でした。「左利きの妻」にも出てる。



◆感想・内容紹介

心を閉ざして世間から離れて暮らすイ・ヒョヌクは、元有名作曲家でヒットメーカーの敏腕プロデューサー。事故で恋人を失ったショックで自分の音楽を聴くと発作が起きる
という病気を患っている。

しかし、ひょんなことから、末期がんの飼い犬が懐く女性ユン・セナに出会い、犬の世話を依頼して交流しているうちに、その彼女が亡くなった恋人の妹だと知り、そして
彼女が才能ある作曲家志望であることを知る。
亡くなった恋人の代わりに彼女の妹を支えようと、音楽業界に復帰するヒョヌク。
              
そうして、自分の会社にセナを所属させ、彼女を育てることに。そして、少しずつお互いに惹かれあうヒョヌクとセナ。

経営難の会社と、ヒョヌク不在の間に会社の要としてやってきたヒョヌクを異常にライバル視するソ・ジェヨンの存在や、父親のスキャンダル問題など、色々な面倒に
巻きこまれながら、展開していくラブストーリーです。



ドラマの導入部が、主人公ヒョヌクの恋人ががありもしない新人歌手との浮気の噂を信じて嫉妬して喚き散らしてる、っていうものだったので、ここだけでちょっとすでに
疲れる。で、主人公が恋人のヒステリーにうんざりしてちょっと頭を冷やすために、車を路肩に寄せて車外に出てクールダウンしてたら、停車中の車が事故に巻き込まれて、
乗ってた彼女が亡くなってしまうっていう展開が「え?」って感じで。

この最初の場面でのヒョヌクの恋人である(ユン・セナ)の姉の好感度が低すぎるので、彼が3年も引きこもっちゃうって設定が理解できずに先を見る気が失せる。

あとは、謎に電池切れでかつ契約もしてないハズの、セナの姉の携帯電話が鳴るっていう謎。ここ、ただの不思議な出来事でスルーされてるので、もうちょい「シークレット
ガーデン」的な分かりやすい亡くなった姉のおせっかい的な説明部分があっても良かったんじゃないかと思った。(あったんだっけ?ないよね?)

エルが好きで見始めたのに、最初の方のエルがちょい悪役っぽい設定で、ここも途中挫折しそうになるポイント。けど、トータルで見ると、なんとなくアイドルとしての
リアルな感じが描かれていて、(レッスン風景とか、グループ内の不仲な様子とか?)弱い自分を隠すために俺様を装ってるけど、自分に自信がなくて折れそうになっちゃう
とことか、そっから色々頑張って成長していく姿とかはけっこうちゃんと作りこまれて描かれていたのでよかったかなと。
           
中国ドラマの45分(オープニングとエンディング飛ばすと40分くらいの)スタイルに慣れ切った状態で60分ちょいある韓国ドラマを見るのがすごく疲れる。
しかも、なかなか主人公たちの恋仲が進展しないし。

「ダイヤモンドの恋人」であれほど恋人の抱えてた秘密を受け入れられなかったRAINが、今度は自分が恋人に対して秘密を抱える役。
前半はすごーく長かったのに、後半は枠に収めなきゃ感が出てて、ものすごく駆け足に感じた。

でも、結局悪役として登場してた人たちが、最終的に完全に悪い人で終わらなかったので、そこはちょっとよかった。

最後はすごく雑なオワリ方だったけど、まーハッピーエンドだったからよかった。

でも、この最後くっつきそうなのにくっつかずにヒロインまたは主人公が失踪して、少し時間がたった頃に探しに行って見つかってハッピーエンドってパターン、全然
好きじゃないんだけどめっちゃよくあるよね。
(「百年の花嫁」とか、「僕が見つけたシンデレラ」もうそうだし、「恋はチーズ・イン・ザ・トラップ」もある意味そうだったね。)

あ、あとこのドラマ、メイキングがあってちょっと見ちゃったんですが、顔合わせと台本読み合わせのシーンで、大御所っぽいパク・ヨンギュが場を和ませるために
クリスタルに話しかけたり、ちょい遅れて来たRAINを監督が「今回『僕には愛しすぎる彼女』の僕役の・・・」って紹介してたり、ちょっと楽しそうで面白かった。

          



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