あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

明月院人影もなく梅一輪  あきオジ

2011-03-23 22:23:26 | 日記
俳句の絵空事
それはとても大切なことなのですね。
文学は虚構なのですから
リアルであることは面白くないのです。
ですから写生という言葉に惑わされて
正直でありのままを・・・・

そんな話を聞くと「あれれ」という気分ですね。

素人の私が言うのもおかしいですが
虚構であることを堂々と中心におけば

もっと、俳句は楽しいような気がしますが
私の知る俳句は
狭い世界で似たりよったり

形式を突き抜けなければ面白くはありません。

才能ある人は挑戦したらどうでしょうかね。
私は門外漢で才能もありませんから
「もどき」で十分です。

・・・・・・


三陸を抜ける不安の風が吹く  あきオジ

2011-03-23 20:41:54 | 日記
かしましや江戸見た雁の帰り様  一茶

(江戸の賑やかさが伝わってきますね。)

・・・・・・

美術展に出かけることもありませんね。
以前はかなり出かけていたのですが
テレビで上質な美術館めぐり番組がありますので
「まあ、いいか」になってしまいます。


最近は謎解きが入り込んでいる絵画がいいですね。

・・・・・・


雛飾り姿をみせぬ温かさ  あきオジ

2011-03-23 20:33:42 | 日記
少々お疲れ気分です。
これまで根気がなく
いつも途中で投げ出してきた私が
ここまで続けられるなど思ってもいませんでした。

その自分なりの理由は
校正もしなければ推敲もしない。

俳句を作りっぱなしにし
めったに振り返らないことが
大きな理由かもしれません。

自分の作った俳句を読んでも
自己嫌悪に落ちるのは目に見えてます。
自分の容姿のように
身分の眼では確認できないのがよろしいようです。

・・・・・・

海は黒く眠りをり宿につきたる  放哉

(放哉の初期の作品、俳句にしたてるのに懸命な時代の句なのでしょうかね。素人目にはよい句のよう見えますが、かっこつけたがるのが厭味かもしれませんね。でも、そのような評論はすべきではないですね。)

・・・・・・

昨日など忘れて流る春の川  あきオジ

2011-03-23 06:43:07 | 日記
ここから浪音きこえぬほどの海の青さの  放哉

ふるさとは遠くして木の芽  山頭火

・・・・・・・

自分だけにつれない態度
そんなことを思った人は
誰にでもそうだった。
そんなことに気づくのも
こんなときですね。

・・・・・・

危機はその人の現実を知る機会になるし
見方を変える機会かもしれませんね。
それほどまでに人は隠された多様なものがあるのですね。

・・・・・

白椿一輪きりの月の夜  あきオジ

2011-03-23 06:38:41 | 日記
最近は災害の検証結果についてのニュースが多いですね。
それにしても、今回の震災
多くの人が撮影していたのですね。
膨大な情報が得られているのではないでしょうか。
海上保安庁が撮影した津波に直進する船からとった写真
恐ろしほどの迫力でした。
素人がとった津波が町を襲う景色は
例えようがありませんね。
そんな時代なのですね。

・・・・・・

此のやうな末世を櫻だらけ哉  一茶

・・・・・・

無残なる街の記憶に春の雨  あきオジ

知らぬならそれもありか雪の夜  あきオジ

・・・・・・・