ベコニアは鋭き批判しらず咲き あきオジ

神代植物公園の球根ベコニアです。

・・・・・・・

会社の業績を上げることが至上命令の中で仕事をしている。
なぜか、それが目的になってしまい
何のためということは見えないで仕事している。

そんな日々の思いは、どのようなものだろうか。

・・・・・・・

人をそしる心すて豆の皮むく　　放哉

（この語ることもなく語る。この不思議さが放哉の句の最大の魅力のように思えます。「何も言わないぞ」と言いたい。それが放哉なのですね。俳句の世界の構造は面白いですね。）

・・・・・・・

常夏の育ちのままの葉があおく あきオジ

神代植物公園の温室

常夏の勢いのままで育っている。
それでいいのか知らないけれど
この植物は、本当の常夏の熱気や空を知らないで
勘違いして育っている。

・・・・・・

是がまあつひの栖か雪五尺　　一茶

（このような諦観が日本人の底流に流れているのですね。災害に逢ったとき、淡々と後片付けを始める姿が映し出されると、「これが日本人なのだな」と思います。どのようにして形成されてきたのでしょうかね。）

・・・・・・・

何事もなく今朝も咲く白椿 あきオジ

何櫻かざくら銭の世也けり　一茶

心からしなのの雪に降られけり　　一茶

・・・・・・・

神代植物公園の椿展示会のもの
このような椿を育てることを楽しみにしている人たちがいるのですね。