★☆ひらりん的映画ブログ☆★

映画の難しい説明は他人に任せて、ひらりんは簡潔に箇条書きで映画を語ります。

★「ホテル・ルワンダ」

2006-02-01 03:38:06 | 映画(は行)
当初、日本では公開予定がなかったのに・・・
署名運動で公開にこぎつけた・・・って話の映画だよね。
主演もドン・チードルだし・・・
実話らしいし・・・
チネチッタのポイント貯まってるし・・・
観てみる事に。
2004年製作のサスペンス・ドラマ、122分もの

あらすじ
1994年、アフリカのルワンダ。
フツ族とツチ族の民族紛争で混沌としている首都ギガリ。
フツ族の大統領が暗殺され、和平調停がストップ・・・
そんななか、外資系の4つ星ホテルの“ミル・コリン”の支配人ポールは家族を守る為に奔走するが・・・

ここからネタバレ注意↓
(反転モード・・・左クリックのままマウスを動かしてね)
有能な支配人ポール(ドン・チードル)はもしもの時の為、いろいろとコネを作っていた。
付け届けをしている将軍とも面識があり、ホテルの警護を増やしてもらったり・・
食料調達も多めに金を払ったり・・・
ホテル・アバンティ」のお気楽支配人とは次元が違います。←冗談です
一応外資系で、外国人観光客も多数宿泊してるから、ちょっとは安全なんでしょうが・・・
ところでポールは支配層のフツ族、妻のタチアナはツチ族・・
大統領暗殺を契機にフツ族がツチ族を襲撃し始め・・・
彼の周りにも危険が近寄ってきた・・
ちょっとは安全な“ミル・コリン”に家族を連れて行くが・・・
ツチ族=コックローチ(ごきぶり)は殺せ・・・とラジオでは流され・・・
軍人は買収できても、民兵はやばそぅ・・・
そんなこんなで、どんどんホテルにツチ族の難民が押し寄せて来る・・
最初は国連の平和維持軍も来てるしーーー、
メディアも押し寄せて、ニュースを世界に発信すれば・・・
大国が軍事介入してくれるだろうしーーー、
なんて甘く考えていたポール。
でも実際は、
平和維持軍は銃も発砲できないし、
こんなちっぽけな国を助けてくれる大国なんてないし、
支配人といっても、所詮、ルワンダ人=黒人だし、
結局、自分たちでなんとかしなくちゃ・・・と悟るポール。
出来ることはやってみる・・・
逃げてきた人をかくまったら、約1200人くらいになっちゃうし・・
なるべく国外に脱出できるように外国の知人に電話かけまくったり・・
いろんなコネを使ってしのいでました。
そんなポール、
妻子だけ逃がして、ホテルに残ろうとしたり・・・
子供を孤児にはさせたくないから、
もしもの時は、子供を抱いて屋上から飛び降りろ・・・と妻に言ったり・・・
その人柄が、やけに心に沁みちゃいました。
結局、決死の移動作戦で、危険地帯を突破・・・
国連の難民キャンプに逃げ込んで、
義兄夫婦の子供とも再会出来て、無事出国。

数週間で何十万人もの大量虐殺が行われた・・・という近年稀に見る大惨事。
約10年後に映画で事実を突きつけられて・・・何を考えたらいいか。
見た目には全然解らないツチ族とフツ族の違い。
長年の因縁・怨念・偏見・あとなんだろう・・・
ラジオでツチ族を殺せー・・と放送され、殺してしまう集団心理。
いやいや、人間は恐ろしい。
そう、その「人間は恐ろしい」という事をみんなが理解してくれれば・・・
戦争・内戦は起こらないんじゃないかなー・・・なんて考えたひらりん。
是非、この映画を見て、殺しあわない人間が増えてくれれば・・・と思います。

ここまでネタバレ注意↑

ひらりん的この映画の関連作は
主演のドン・チードルものでは
トラフィック」・「リチャード・ニクソン暗殺を企てた男」・「オーシャンズ1112」にも出てます。

という事で今回は
人間度・・・
是非見て、平和について考えて欲しい作品ですね。
 
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21 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
我想一個人映画美的女人blog です。 (mig)
2006-02-02 09:33:04
こんにちは☆

ワタシも観たのですが、gooブログの方にトラックバックが通らないので(NGワードでしょうか)

コメント残します、、、。



この映画がきちんと公開される事になって本当に良かったと思います、、、

何はなくても、ドンチードル

素晴らしかったですね
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こんばんわ (さわわ)
2006-02-03 00:54:14
TBありがとうございました★

この映画が余りにも強烈な衝撃を与えてくれたので、暫らく震えが止まりませんでした・・

最近少しづつ上映館が増えてきて喜ばしいですね~

さわわが観た映画館があんまりいいとはいえないとこだったのでもう一回違うところで観たいなと思ってます 勇気が出せればですが・・・(汗)
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Unknown (contessa)
2006-02-03 06:36:34
ひらりん様

こんにちは。こちらで初めまして。

記事にトラックバックつけて下さって有難うございました。

今までずっと公開していなかったので、初TBです(///)



ひらりんさんの映画評、簡潔明瞭で、見ていない人にも、とてもとても参考になると思います。またこっそり遊びに来させて頂きますね。

うちは・・・ちょっと「難しい話」が多いと思いますがw宜しければまた是非足をお運び下さい。有難うございました。
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TB有難うございました♪ (マダムS)
2006-02-03 06:54:56
主人公の気持ちを良く表して良くまとめていらっしゃいますね~感心しました。

平和ボケしている日本の大人だけでなく、子供たちにも是非見せてあげたい作品ですよね。
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単館は絶対に勿体無い (ai)
2006-02-03 10:01:04
TBありがとうございます。この作品、今少しずつみんなの話題に上がってきた様に思います。

いい映画ならたとえ単館であっても観に行くんだという事が立証されましたね。

ネームバリューで全国展開されている作品よりもずっと奥が深く、テーマの重要性を考えても多くの人に観てもらいたい作品ですね。
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こんにちは (ノラネコ)
2006-02-03 15:43:06
tbどうもです。

上映劇場もだんだん増えていってるみたいで、嬉しい限りです。

こう言う映画がヒットすることで、少し未来の可能性が変わったと思いたいですね。
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ルワンダって、どこ? (アイリス)
2006-02-06 20:11:54
こんばんは☆

評判が良いので観に行ってきました。

明るくなってもなかなか立ち上がれないくらい感動しました。

遠い国の出来事と簡単に片付けてはいけませんね。

平和な国に生まれたことを感謝しなくては・・・
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いつも (すなふきん)
2006-02-18 02:04:35
TBありがとうございます。

見て損はしないですね。
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こんにちは! (honu)
2006-02-19 09:54:45
私もやっと観てきました。

遠い国のことだから――と無関心でいることが、何よりも罪なことなんだと痛感しました。

でも、観て良かったです!!

そして出来れば、たくさんの人達にも観て、何かを感じてもらいたいです。

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Unknown (天地 はるな)
2006-02-24 00:15:31
TBありがとうございますm(_ _)m

この映画、一人でも多くの人に見てもらいたいと、ブログで2回も書きました( ̄▽ ̄)

今、私たちにできることは、これしかないと思って。
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