作って遊ぼう&学校の応援

 小学校でオモチャを身近な材料で作っています。また、最近プログラミングで学校支援アプリを制作しています。

「厚紙ホイッスル作り教室」を開きました。

2023-12-10 12:31:20 | 作って遊ぼう教室
 12月のクラブ活動は「厚紙ホイッスルづくり教室」でした。これまで水濡(ぬ)れに強い牛乳パックで作ってきましたが、色々な紙箱も表面が水濡れに強い加工がされていることに気づきました。今回は日頃購入している製品の紙箱を使ってホイッスルを作ることにしました。水濡れに強いのは紙箱の表側ですからそこをホイッスルの内側にして作ります。

 それでは作り方です。

 紙箱の裏側にホイッスルの型紙を定規と鉛筆で描きます。まずは一辺の大きさが20mmの型紙です。縦は3分割されていますが全部20mmずつです。横は5分割で20,20,20,20,18mmとなっています。最後が2mm短くなっているのは音を鳴らすための隙間(すきま)を作るためです。なぜってわからなくても大丈夫。出来上がったらわかりますよ。

 紙箱はナフコから購入したニトリルゴム手袋(Dispo製)50枚入りのものです。
 これは全員に切って折り目付きのものを提供しますのでプラスαも含めて35枚ほど準備しました。

 まずは”実線”のところをハサミで切ります。

 全部で8か所です。写真のようにハサミの先端を実線の終点に合わせて切るといいですよ。

 次は”折り目”を付けます。どちらに折るかは気にしないでください。一度折ってしまうと簡単に反対にも折ることができるからです。

 ガッチリ折るには定規を裏側に当てて折るのがいいですが、切れ目も入っているので、そのまま折ってもきれいに折れます。

 左右の両方を折ったところです。きれいに折れました。
 中央のところを4か所を折っていきます。


 折り上がったところです。


 では折りを深めて折り込んでいきます。

 左側が四角くする部分です。右側の”折”の違うところが息を吹きかける部分になります。ここの端っこのところに箱の大きさ”20”と記入しています。折上がりでも20の数字は見えるようになっています。

 紙箱の表面が内側になるように折ります。

 さらに左側の部分の折りを深めて箱にします。


 最後に輪ゴムで固定して完成です。


 児童の皆さんには”一辺20mmの切って折り目をつけたもの”を提供します。もらったらこれを折って固定して形を作り”ピー”と鳴らすことがすぐで切るようにしています。すぐ作って鳴らせることで制作の意欲を高めるために考えました。
 意欲が高まったところで一辺18mm、16mm、14mm、12mmの罫書(けがき)きされた紙箱の型紙を提供します。

 こんなものを32枚ほど作りました。

 これくらいです。

 これほどの量、テレビを観ながらほぼ丸1日かかって罫書きを終わりました。

 今回新しく導入したのが固定する材料です。接着力の大きい”タックシール”です。テープ代わりに使います。

 これを1人に1枚を配布します。
 したがって、ひとり一人に配布する材料は 20mmの型紙、18・16・14・12mmの型紙が罫書きされた紙箱とタックシール1枚です。これにハサミがあれば作ることができます。
 タックシールをこれくらい切って

 折り込んだホイッスルに貼って固定します。

 これが完成品です。


 実際に教室の様子を撮影した写真はありません。とてもそんな余裕はありませんでした。

 まず20mmの型紙で作り方を説明しました。演示するために一辺10cmの型紙を作っていましたので、わかりやすかったようでした。もちろんこれは大きすぎて”鳴る”ことはできません。
 すると、”ピー””ピー”・・・・とあちらこちらから音が鳴り出しました。作れて鳴ったんです。
 あとはハサミが動き始めました。
 コロナやインフルエンザもあるので、吹いて鳴らすことを指導するのは難しかったですが何とか取り組んでくれました。
 最後は余(あま)った材料をいっぱい持ち帰ってくれました。
 2回目ですが、終わったあと「これどうやって作るんですか?」という児童がいました。よく聞くと生け花クラブが終わって「ぜひ作りたい」という児童でした。材料一人分を提供して作り方を教えました。
 もう一人「キッチンペーパーアニマルはどんな人形ですか。私は(9月に)休みましたが、みんなが”面白かったよ”と言っていましたから。」と言ってきました。スマホの写真を見せると「可愛い!」というので「次回、材料を持ってきてあげるね。」と約束しました。
 嬉しい出来事2つでした。

 さいごまで読んでいただきありがとうございました。

 


 









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