椿が咲いたり落ちたり道は庵まで
椿が咲いても眼白が啼いても風がふく
椿咲きつづいて落ちつく
梅はなごりの、椿さきつゞき
椿ひらいて墓がある
ひらくよりしづくする椿まつかな
山の椿のひらいては落ちる
夕日いつぱいに椿のまんかい
雨の椿の花が花へしづくして
こどもはなかよく椿の花をひらうては
酒がどつさりある椿の花
椿の花、お燗ができました
わかれしなの椿の花は一輪ざしに
いちりん挿しの椿いちりん
こちらをむいて椿いちりんしづかな机