整備を任されたTS式65mm屈折赤道儀V-1の三脚が欠損していたことから、私が持っていた古い測量用の木製三脚を流用することにしました。
赤道儀の三脚台座と木製三脚の幅が僅かに違うことから、このままでは使えません。
iP220606
苦肉の策として、測量用の三脚台座を赤道儀架台に合うよう、旋盤加工をします。
iP220606
うまく旋盤加工できたので仮組み立て。まあまあかな。
なお、純正の赤経微動ハンドルが欠損していたため、ビクセン用ハンドルを取り付けています。
さらに、純正品の三脚台座を使う方法も考えてみました。
iP220611
三脚台座と測量用三脚の幅が2mmほど違っていたので、その差を埋めるスペーサーをアルミ板で作り、木ネジで取り付けます。
iP220611
純正品だと三脚を伸び縮みさせる際、三脚と三脚台座がスッポリ抜けてしまう危険性があります。
三脚を伸び縮みさせるなら、測量用の三脚台座が安心かも。
iP220611
三脚の開き止め金具です。
EMS(正立ミラーシステム)の材料となる60度異形アルミパイプ材を、長さ20cmほど鳥取市在住の松本さんから30年ぐらい前に頂戴していたので、それを切断し穴あけ加工しました。
iP220613
復活したTS式65mm屈折赤道儀V-1です。
三脚の開き止めとして応急的にプラスチックチェーンを取り付けましたが、三角板の方が安定します。後から板金加工で作ってみますか。
iP220613
付属品の接眼鏡と天頂プリズムを清掃します。
欠損していた赤経微動ハンドルは私の手持ちのハンドルを提供。
錆びついていたボルト類をステンレスボルトに交換し、動きが渋かった鏡筒バンドの可動部分に注油。
極軸と赤緯軸の動きはスムーズだったのでそのまま。(初期のタカハシ製品はグリースが寒冷地向けでなかったようなので、厳寒期は動きが固くなるかも)
整備の最後に格納箱を清掃。
6月14日(火)の夜、整備した望遠鏡一式を持ち主さん宅に持参し、玄関先で対物レンズの光軸調整と、ファインダーの平行調整。
対物レンズがアクロマートとはいえ色収差はほとんど感じられず、星像ジフラクションリングも真円で素晴らしい見え方です。
s220614
持ち主さんのNSさんが望遠鏡で満月を見ているところをフラッシュ撮影。
望遠鏡の使い方を簡潔にレクチャーしてから引き渡しました。
星をいっぱい見て楽しんでくださいね。
この続きは2024年5月にアップしたブログ記事 【 望遠鏡三脚の開き止め 】をご覧ください。
赤道儀の三脚台座と木製三脚の幅が僅かに違うことから、このままでは使えません。
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苦肉の策として、測量用の三脚台座を赤道儀架台に合うよう、旋盤加工をします。
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うまく旋盤加工できたので仮組み立て。まあまあかな。
なお、純正の赤経微動ハンドルが欠損していたため、ビクセン用ハンドルを取り付けています。
さらに、純正品の三脚台座を使う方法も考えてみました。
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三脚台座と測量用三脚の幅が2mmほど違っていたので、その差を埋めるスペーサーをアルミ板で作り、木ネジで取り付けます。
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純正品だと三脚を伸び縮みさせる際、三脚と三脚台座がスッポリ抜けてしまう危険性があります。
三脚を伸び縮みさせるなら、測量用の三脚台座が安心かも。
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三脚の開き止め金具です。
EMS(正立ミラーシステム)の材料となる60度異形アルミパイプ材を、長さ20cmほど鳥取市在住の松本さんから30年ぐらい前に頂戴していたので、それを切断し穴あけ加工しました。
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復活したTS式65mm屈折赤道儀V-1です。
三脚の開き止めとして応急的にプラスチックチェーンを取り付けましたが、三角板の方が安定します。後から板金加工で作ってみますか。
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付属品の接眼鏡と天頂プリズムを清掃します。
欠損していた赤経微動ハンドルは私の手持ちのハンドルを提供。
錆びついていたボルト類をステンレスボルトに交換し、動きが渋かった鏡筒バンドの可動部分に注油。
極軸と赤緯軸の動きはスムーズだったのでそのまま。(初期のタカハシ製品はグリースが寒冷地向けでなかったようなので、厳寒期は動きが固くなるかも)
整備の最後に格納箱を清掃。
6月14日(火)の夜、整備した望遠鏡一式を持ち主さん宅に持参し、玄関先で対物レンズの光軸調整と、ファインダーの平行調整。
対物レンズがアクロマートとはいえ色収差はほとんど感じられず、星像ジフラクションリングも真円で素晴らしい見え方です。
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持ち主さんのNSさんが望遠鏡で満月を見ているところをフラッシュ撮影。
望遠鏡の使い方を簡潔にレクチャーしてから引き渡しました。
星をいっぱい見て楽しんでくださいね。
この続きは2024年5月にアップしたブログ記事 【 望遠鏡三脚の開き止め 】をご覧ください。
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