★星空日記コリメート風goo★

星や旅などの話題を「ひらい」が札幌から発信。2010年開設。2022年7月にteacupからgooへ引越しました。

M42オリオン大星雲

2023-09-21 06:00:00 | 天体の記事
 宮古島天体観測所の望遠鏡を使い、オリオン大星雲M42を撮影しました。

 9月16日(土)の明け方前、南東の空に輝くオリオン座の方向へ口径50cm反射望遠鏡を向けました。透明度は良好です。

 露出を変えて3枚の画像を掲載します。
 3枚共通の撮影データです。2023年9月16日3時43分から49分にかけて撮影。口径50cmF11反射、XW40mm接眼鏡、ミラーレスカメラDC-GX7MK3+f12mmF1.4によるコリメート撮影。感動ISO6400、合成焦点距離3,300mm相当です。


 露出30秒。
 微細な星雲の大きく広がった様子まで写せました。画面上は、左側を向いた眉毛の濃い人の横顔に見えるM43と呼ばれる部分です。私は冠を被った「カメハメハ大王」と呼んでいます。


 露出4秒。
 夜空が明るい光害が酷い地域でオリオン大星雲を眼視で見るとこんな感じです。暗い星雲状天体を眼視で見ると色彩を感じることはあまりなく、モノクロ状態で見えます。光害が少ない暗い夜空でオリオン大星雲のような明るい星雲を大きな望遠鏡で見ると中心部から周辺部にかけて一部がほんのりと色を感じることがあります。


 露出1/4秒。
 この程度の露出の短さだと、トラペジウムと呼ばれるθ1が4個の恒星に分かれて写せます。口径20cm以上の望遠鏡に高倍率を使うとトラペジウムが6個以上見える場合があります。

 100902_206U
 これは、2010年9月に宮古島天体観測所の口径50cmF11反射望遠鏡にコンパクトデジカメを使ってコリメート撮影したトラペジウムです。
 トラペジウムのA星からH星まで8個写っています。
 撮影データは、2010年9月2日5時16分、露出10秒、感度ISO200、合成焦点距離31,400mm相当です。

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