goo blog サービス終了のお知らせ 

★星空日記コリメート風goo★

星や旅などの話題を「ひらい」が札幌から発信。2010年開設。2022年7月にteacupからgooへ引越しました。

オーロラ遠征その10(デナリ国立公園の麓まで遠征)

2023-04-14 06:00:00 | 2023アラスカ(オーロラ)
 前回のブログ記事 【 オーロラ遠征その9】からの続きです。

 実質的にフェアバンクス7日目=3月30日(木)になりました。
 昨夜は朝方の5時過ぎに貸別荘に戻ってきたことから、昼少し前に全員起床し、昼食後は天気予報と睨めっこ。今夜もニナナ方面よりも南側がもしかしたら晴れそうです。


 フェアバンクス中心部のスーパーでパンなどを買い、車内で豪華ディナーです。(笑)

 夕飯後は、パークス・ハイウェイを南下します。

 途中で、秘密基地のような施設を発見。
■画像削除:入口の遠方から撮影した画像を当初に掲載していましたが、当局から訴追される可能性が否定しきれないので、4月14日8時に画像を削除しました■
 ここは、クリア・スペース・フォース・ステーション (Clear Space Force Station)という軍事施設で、入り口は警察官が厳重警備しているようでした。逮捕されたら大変なので、そそくさと退散。

 今回はデナリ国立公園の麓まで行ってみましたが曇っています。止むを得ず元来た道を戻ることに。
 帰路の途中の駐車場で停車してみると、雲の合間からオーロラが見えています。


 雲を通して見えるオーロラは、まるでバスクリンの泡風呂のようです。赤い光はカメラチェック用のライトです。
 3月30日23時01分(=アラスカ時間=31日7時01分UT)、焦点距離15mm相当、露出2.5秒、絞りF2.8、感度ISO5000、M114-4761


 左上は月齢10の月、右下は金星です。
 3月30日23時24分(=アラスカ時間=31日7時24分UT)、焦点距離15mm相当、露出8秒、絞りF2.8、感度ISO1600、M114-5132

 この場所もしばらくすると雲に覆われたので、再び帰路につきました。
 貸別荘に帰宅したのはアラスカ時間で3時過ぎ。 えっ! 雲が多いもののオーロラが見えています。もしかしたら、遠征しないほうが良かった?


 月明かりで雪が白く見えていますが、左側の月光が当たっていない雪はバスクリン色です。
 3月31日3時35分(=アラスカ時間=31日11時35分UT)、焦点距離15mm相当、露出4秒、絞りF2.8、感度ISO10000、M114-5135

 タイムラプスした動画をYouTubeにアップしておきました。
  【 2023年3月 アラスカオーロラ紀行その9 】

  【 2023年3月 アラスカオーロラ紀行その10 】

 やはり、雲が多くなってきたので、4時半に室内に戻り5時過ぎに就寝。

 この続きは次回の記事 【 オーロラ遠征その11 】で。

 なお、私が撮影したオーロラ画像は全てJPEG画像で、画像補整なしの撮って出し画像です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オーロラ遠征その9(ニナナ方面へ遠征、アラスカ鉄道)

2023-04-13 06:00:00 | 2023アラスカ(オーロラ)
 前回のブログ記事 【 オーロラ遠征その8 】からの続きです。

 実質的にフェアバンクス6日目=3月29日(水)になりました。

 この日の天気予報を見て、晴れそうなニナナ(Nenana)という小さな町まで遠征することに。

 途中の雑貨店で夕食を購入する際に見えた日暈と幻日です。中央下に小さく黒く写っているのは乗ってきたレンタカー。スマホで撮影しています。

 人口400人未満のニナナに到着したのは21時を回っていました。


 星景女子3人は防寒着を着て直ちに道路の除雪でできた雪山に登り、教会を背景にオーロラを撮影中です。雲が多いのが残念。
 ミラーレスカメラ、15mm相当対角魚眼レンズ、露出2.5秒、絞りF2.8、感度ISO6400で撮影。M112-3258

 星景女子3人は熱心に撮影を続けています。
 引率?の私としては女子3人に必要と思われる公衆トイレを探してみましたが見つかりません。近くにレストランらしき照明がたくさん点灯している建物があったので、私1人で近くに寄ってみると一般民家でした。
 夜中に民家のドアをノックするのは強盗と間違われる恐れがあるのでどうしようか迷いましたが、居間の大きな窓から温和そうな夫婦の姿が見えたので意を決してドアをトントントン。

 若い女性がドアを開けてくれました。
 若い夫婦に「公衆トイレを探しているんですが、見当たらなくて困っています。女性3人が一緒です。近くに公衆トイレはありませんか?」と拙い英語で伝えたところ、「近くに公衆トイレはないので、よければ我が家のトイレをぞうぞ、カムイン!」と言っていただきました。
 撮影中の3人にそのことを伝えに戻り、4人でトイレをお借りしました。ドアから銃で撃たれても文句は言えないお国柄です。お子さんが7人いるファミリーでした。子供たちはすでに眠っているとのこと。助かりました。ありがとうございます。

 私は英語があまり話せません。身振り・表情・度胸で話す稚拙な英語は、この出来事以降、3人の女子からは「Hira English」と呼ばれるようになりました。(笑)
 通訳担当の池田さんもなかば呆れ顔でしたが、「よくドアをノックできたねー。それによくドアを開けてくれたねー。」と。
 いつもこのように上手くいくとは限りませんが、厳寒の中のアットホームな出来事として私の記憶に残りました。


 雲の合間に見えるオーロラを女子3人が撮影中、ブォーンという連続した警笛がどんどん大きくなってきました。アラスカ鉄道の貨物列車が近づいてきたのです。

 明るいオレンジ色の光は貨物列車のヘッドライトに照らされた線路脇です。画面左から右へ通過していきます。スマホを手持ちで撮影。列車を撮影中の横山さんも写っています。
 右端に暗く写っている鉄橋を通り、ヘアピンカーブを通過後に我々目の前の踏切を通過します。

 今井さんが踏切の前に陣取り、タイムラプス撮影したYouTube動画の掲載許可を得たのでリンクを貼っておきます。
【 Alaska railroad 貨物列車通過とオーロラ 】
 アラスカの貨物列車は延々と続きます。全ての貨車が通過するのに要した時間は2分以上だったと思います。


 400mほど鉄橋に近づいて撮影。これ以上近づくのは川面なので危険です。
 雲が多い中、東の空にオーロラがうねっています。右下は先ほどアラスカ鉄道の貨物列車が通った鉄橋です。
 3月29日23時24分(=アラスカ時間=30日7時24分UT)、焦点距離24mm相当、露出2.5秒、絞りF1.4、感度ISO1600、M112-3265


 ニナナからフェアバンクスに戻る途中、再びオーロラが見え始めたので、幹線道路の脇にある駐車場に車を止めました。


 月齢9の月とオーロラを撮影する星景女子3人です。
 3月30日2時38分(=アラスカ時間=30日10時38分UT)、焦点距離15mm相当、露出4秒、絞りF2.8、感度ISO5000、M112-3499

 タイムラプスした動画をYouTubeにアップしておきました。(このブログは動画の直リンクができないようです)
  【 2023年3月 アラスカオーロラ紀行その4 】
 幹線道路なので、大型トラックが何台も通過していきヘッドライトが眩しいです。


 3月30日3時16分(=アラスカ時間=30日11時16分UT)、焦点距離15mm相当、露出2秒、絞りF2.8、感度ISO10000、M113-3878


 月暈とオーロラです。乗ってきたレンタカーは安全な駐車帯に停めています。
 3月30日3時33分(=アラスカ時間=30日11時33分UT)、焦点距離15mm相当、露出2秒、絞りF2.8、感度10000、M113-4395

 同じくタイムラプスした動画をYouTubeにアップしておきました。動画の左上には月傘の一部が写っています。
  【 2023年3月 アラスカオーロラ紀行その7 】
 雲が多かったのが残念でした。

 5時20分に貸別荘に戻り就寝。
 この続きは次回の記事 【 オーロラ遠征その10 】で。

 なお、私が撮影したオーロラ画像は全てJPEG画像で、画像補整なしの撮って出し画像です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オーロラ遠征その8(チャタニカ方面へ遠征)

2023-04-12 06:00:00 | 2023アラスカ(オーロラ)
 前回のブログ記事 【 オーロラ遠征その7 】からの続きです。

 実質的にフェアバンクス5日目=3月28日(火)になりました。

 昨夜はテレビドラマ「初恋」を4人で鑑賞し、寝たのは2時。3月28日は8時に起床。フェアバンクスに来て一番の早起きになりました。

 近くにあるコインランドリーへ洗濯物を持っていった横山さんがすぐに戻ってきました。1回あたり5.5ドルかかるのですが25セント硬貨「クォーター」しか使えず22枚も必要だという理由です。1回目の洗濯は4人の手持ちの25セント硬貨をかき集めて事なきを得ました。


 2回目の洗濯の前に、私が700mほど離れたショップまで散歩がてら歩いていき、店員さんに「ドル札しか持っていないので困ってる」ことを伝えたところ、10ドル札を25セント40枚に両替えしてくれました。お姉さん、ありがとう。(どうやら、コインランドリーに隣接したお店でも両替可能だったことが後から判明)


 午後からオーロラ撮影のロケハンに出発。


 雪道を走ると、タイヤハウスには雪が凍りついてしまいます。
 時々チェックし、バールなどの固い器具で取り除かないと、ハンドル操作に支障が出ます。

 撮影に適する候補地を何ヶ所か見つけた後に、夕飯と給油のためいったんフェアバンクス市内へ戻りました。


 フェアバンクス中心部へ戻る途中、アラスカ州を南北に横断するパイプラインを見学。ここには日本の技術が使われているそうです。

 ファーストフード店で夕飯後に給油し、同じ道を戻ります。

 4人が長い時間を過ごす貸別荘内や車中では、幾つかの擬似家族パターンを設定してワイワイ楽しみました。
 その一つのパターンが、私がお父さん、池田さんは私の娘(私が3歳のときの娘は無理があると思うけどねー)で実家に帰ってきた出戻り娘、私が熟年再婚し迎えた新妻が今井さん、今井さんの連れ子が横山さん(今井さんが8歳のときの娘の設定も無理っぽいですねー)で、お父さんやお母さんという名前に和みました。(笑)


 21時にフェアバンクス中心部から北東へ50kmほど離れた場所に到着し、3人は一斉に撮影準備。画面には上弦の月が写っています。
 ここは幹線道路脇の広い駐車場で、使用可能なトイレも併設されています。この場所は、「もう少し先までロケハンしてみましょう」という横山さんの粘りで見つけた場所です。連れ子の諦めない意志、脱帽です。お父さんは言われたとおり運転するだけ。(笑)

 残念ながら地味なオーロラしか出現せず、0時30分に現地を撤収。気温はマイナス15度でした。「明るいオーロラ出ない〜」と、出戻り娘、新妻、連れ子の3人は車内で恨めしげ。

 2時40分に貸別荘に到着。寝る前に防寒靴を干すこんな光景が。

 少し猟奇的かも。映画「犬神家の一族」を連想させますねー。お父さんの私は女たらしの犬神佐兵衛(いぬがみさへえ)といった役どころかなあ。(笑)
 星景女子3人は、コインランドリーで洗濯した衣服も三脚を使って乾かしていた様ですが、女の子の洗濯物なので写真は割愛。

 この続きは次回の記事 【 オーロラ遠征その9】で。
 次回の記事は待望のオーロラ画像とアラスカ鉄道の動画が掲載される予定です。乞うご期待!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オーロラ遠征その7(アラスカ大学博物館とサンタクロースハウス)

2023-04-11 06:00:00 | 2023アラスカ(オーロラ)
 前回のブログ記事 【 オーロラ遠征その6 】からの続きです。

 実質的にフェアバンクス4日目の3月27日(月)の朝になりました。


 池田さんが持参したお米を今井さんと横山さんが朝食用のおむすびにしましたが、池田さんが起きてこないので「お預けワンコ」状態。結局、待ちきれず3人で食べ始めました。(笑)

 いつもより早めの朝食を取り、池田さんは貸別荘で休養。3人でフェアバンクス市内へ向かいました。


 運転中の私。
 これまでアメリカでは3回の運転経験があるものの、左ハンドル右側走行は慣れるのに時間がかかります。フェアバンクス滞在中に右側通行だということを忘れ、右折する際に左から来た直進車がクラクションで警告、同乗者をヒヤッとさせる場面が1度ありました。

 宿泊地のプレザント・バレーから直線距離で40kmほど、Chena hotspring Rd.を走りフェアバンクス市内へ。

 まず、横山さんお勧めのアラスカ大学の博物館へ。

 博物館の入り口です。私だけシニアの割引料金でした。横山さんは15年ぶりの訪問だそうで、感慨深いものがあると語っていました。


 今井さん! 触っちゃあ食べられちゃうよー。
 様々な展示があり、2時間ほどじっくりと見学。日本とアリューシャン列島の歴史展示が興味深かったです。
 近くのマックで軽い昼ご飯。

 昼ご飯の後は、フェアバンクス中心部から南東に20分ほど走り、ノース・ポールという町のサンタクロースハウスまで行ってきました。


 サンタクロースハウスの横に巨大なサンタクロース像があり、今井さんと横山さんが記念撮影。


 サンタクロースハウスの内部です。お土産品がたくさん陳列されていました。

 コストコや大型スーパーで食料品の買い出しをし、19時前に貸別荘に到着。この頃から雪が降ってきました。フェアバンクス到着後で初めての雪です。

 夕飯後、天候の回復が見込めないことから、テレビでNetflixの番組を4人で見ることに。貸別荘のテレビはNetflix契約をしていて見放題でした。


 話題になったテレビ映画の「初恋」を第4話から最終回の第9話まで鑑賞。
 このテレビドラマの第4話には、札幌市天文台が出てきます。そのせいで、札幌市天文台の来客、特に外国人の来客が増えたそうです。
 ストーリーが過去と未来を行ったり来たりし、途中の第4話から視聴したせいで内容が理解できない点は、全話視聴した横山さんの名解説で補いました。

 太陽活動が活発になったのに明るいオーロラが見られないため、星景女子3人のフラストレーションがたまっているようです。私はというと、貸別荘に到着した初日に見たオーロラで、ある程度満足気味。でも、このことは3人に言わない方が無難でしょうね。あえて書くなら、このブログにオーロラの画像を毎回掲載できないのが少し辛いといったところでしょうか。

 いつもより早目の深夜2時過ぎに全員就寝。

 この続きは次回の記事 【 オーロラ遠征その8 】で。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オーロラ遠征その6(レンタカー交換・チナ温泉)

2023-04-10 06:00:00 | 2023アラスカ(オーロラ)
 前回のブログ記事 【 オーロラ遠征その5 】からの続きです。

 実質的にフェアバンクス3日目の3月26日(日)なりました。

 レンタカーのタイヤがあまりに酷いのと、右側後ろの空気圧が低いので、フェアバンクス空港内のバジェットレンタカーに苦情を言いに行くことにしました。


 車窓から見える前方の幹線道路には積雪がなく乾いています。このような道路ならタイヤ溝が減ったオールシーズンタイヤでも慎重に運転すれば大丈夫なのですが…… 。(道路の状況が不鮮明だったので4月12日に画像差し替え済み)
 タイヤの問題に加え、借りる前からフロントガラスにクラックが入っていたことにも不信感が増します。(借りた際にフロントグラスには積雪があったため、ワイパーを作動させながらしばらく走行してクラックと判明。借りる際の車体チェックリストにはそのような記載なし)

 途中のガソリンスタンドに何軒か寄ってみましたが、いずれもタイヤの空気を入れる設備がありませんでした。

 空港内のバジェットレンタカー窓口に到着。交渉役は英語通訳までこなす池田さんです。池田さんの提案で私はサングラスを着用。(笑)
 受付の女性はそっけない態度。厳重に抗議すると若い男性スタッフが登場。彼が言うには「このタイヤで問題ない。空気圧も問題ない」と。
 そこで、私が日本語で言い返しました。「何を言ってるんだ! 空気圧がアンバランスなのは見てわかる。たった今、駐車場に置いてあるレンタカーを40台以上見てきたけど、全てスタッドレスタイヤでオールシーズンタイヤなんて1台も無かったぞ。それにこのタイヤは溝が浅すぎる。私は積雪寒冷地で40年以上も運転しているけど、こんな危険なタイヤでは雪道の運転はできない。」池田さんが英語に翻訳して伝えます。怒っている時は母国語で伝えるに限ります。

 交渉の結果、同じ車種のレンタカーに交換することになりましたが、オールシーズンタイヤのまま。タイヤ溝は赤い前の車よりも残っていたので妥協。(契約キャンセルし、他のレンタカー会社にする選択肢を示されましたが、他社で借りられる可能性が低かったので妥協せざるを得ませんでした)


 これまで乗っていた赤色のレンタカーがグレーのレンタカーに変わりました。積雪路面の運転は慎重にしなければなりません。帰国後にフェアバンクス空港内のバジェットレンタカーの評価を見ると、悪い評価が目立ちます。レンタカー会社の選択を間違えたようです。

 午後からロケハンを兼ねてチナ温泉まで遠征。
 途中、いくつかのオーロラ撮影候補地を見出しました。

 チナ温泉に到着。大勢の人で賑わっています。

 4人とも入浴用の水着を日本から持ってきたものの、時間不足で温泉前の通路を散策し土産品を見ただけで貸別荘に戻りました。


 曇っているので、星景女子3人は撮影したオーロラ画像などの整理を居間でしています。皆さんパソコン持参だったのですねー。小さなiPad持参の私とは気合が違う!

 明日以降、晴れますように。

 この続きは次回の記事 【 オーロラ遠征その7】で。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする