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知っておきたい、可視光線と紫外線の違い

2015年05月21日 | 目からウロコ

久し振りの<目からウロコ>です。目やメガネについての基礎知識や、新情報をお伝えしたいと思います

5月も後半に入り、初夏のような日差しが降り注いでいます。いよいよ夏が迫ってきました。

日差しもかなり強くなってきましたが、実は今の時期が一年で一番紫外線量が多いんですよ

そんな夏のマストアイテム<サングラス> 今回はそんなサングラスの濃さについてです。

 

目から入る紫外線の蓄積によって多くの病気が引き起されると言われています。

よく知られているのが白内障や緑内障です。白内障は加齢によって起こりますが、水晶体が紫外線によって濁る事によって発症・進行しやすくなります。

また、加齢性黄斑変性症も、網膜に達した紫外線によって影響されていると言われています。

 

老人の病気という印象がありますが、実は18歳までに生涯の半分の紫外線を浴びてしまうというデータがあります。

その為、オーストラリアなどでは、「児童はサングラスを掛けて登下校をしなければいけない」という法律がある程、危険なものとして認識されています。

肌だけではなく、目の紫外線対策も若い時からした方が良いと思います。

 

サングラスはレンズの色が濃いほうが、紫外線をより防げると思われる方が多いのではないでしょうか?

濃さの高いサングラスは眩しさを防ぐには有効ですが、紫外線を防ぐという意味では有効とは言えない場合があります。

目に見える光は<可視光線><紫外線>はそれよりも短い波長の光線ですので、人間の目には見えません。

ちなみに<赤外線>は波長が長い光線で、これも目には見えません。こたつをつけると赤くなりますが、これは使用者に分かりやすいように赤の可視光線をつけています。


眩しさを防ぐために濃いカラーレンズを使うと視界が暗くなり、そのため光を多く取り入れようとして瞳孔が大きくなります。目とレンズの間に隙間が出来るサングラスは、紫外線を多く取り込んでしまうのです。

眩しさは防がなくてもいいけれど、紫外線を長期間浴びることによる悪影響を防ぎたい、といった場合には、むしろレンズの色は薄い方が良いと言えます。
一概にレンズの色の濃さではなく、眩しさと紫外線対策の両方を考慮し、目的や用途に合った「UVカットが施されているサングラス」を使用することが目に良いのです。

当店のサングラスは、紫外線を100%カットしたものだけを扱っていますので安心です

また視力矯正用のメガネレンズも、カラー付・無色に関わらず、全品紫外線を100%カットするUVカットレンズを使用しております。

 

 

また、最近発表された論文で「目から日焼けする可能性がある」というレポートを発表されました。

これは、目だけに紫外線を当てたマウスに、皮膚に紫外線を当てたマウスとほぼ同じ量のメラニン増加が見られたという実験結果からわかりました。

なぜかというと、目から入った紫外線の刺激が、脳の下垂体に伝わり、「有害な紫外線を浴びているので、メラニン色素を生成して皮膚を保護せよ」という指令を出て、それによって肌が黒くなるのです。

 
紫外線の量は5月頃から7月にかけて急激に上がっていくといわれていますが、日焼け対策として効果的なのは、帽子とUVカット加工されたレンズの併用です。

素晴らしい防衛メカニズムであると同時に、白い肌を守りたい方にとっては厄介な事とといえます。

「目から日焼け」を防ぐためにもUVカット加工をしたメガネ・サングラスの使用をお勧めします。 

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