goo blog サービス終了のお知らせ 

スケッチブック

しずかに、のんびり、ゆるやかに

日々是・・お点前

2018-11-17 22:39:56 | 音・ことば・本・モノ・偉人さん
つづき

お茶を入れてくださる、とのこと

そんな、あさの先生は
お茶のお師匠さんをしてらっしゃるのです
92才現役

きがるな感じに
風呂敷からお茶道具をひらいて
わたしたちに背を向けて
ご準備を



日々是好日・・
「おばさん、もう観てきたんですって
樹木希林さんの」



足がお悪いのに・・
きれいなお背中だなーとおもった

「お菓子を食べていて」
「さきにお菓子なの」

亥の子餅



うつくしいお抹茶の登場です

先生、ごめんなさい
作法がわからないのです

「いいのよいいのよ」
「ふつうで」
「ふつうに」
みなさん(先生のご親戚3名)言ってくださいましたが

先生、すごい
わたしの気持ちを読んだかのように

「かんたんに、教えましょうね」
と、にっこり

大興奮です
しずまれ、心臓



先生のおっしゃるとおりに
いただきました

本「日々是好日」には
この字でぬぐう、とあったけど
にっこり、と、一度だけ、ぬぐいました

お茶碗についても
質問させていただき

どこそこの国でお茶会をひらくときに
アブラハム?宮殿の屋根の瓦と同じ焼き方をして作ってもらった、と言う、
金のお茶碗、銀のお茶碗
(わたしのものおぼえ、ボンクラすぎ・・ 泣)



貫入、高台、陶芸の先生から教わっていたけど
はじめて聞いたことにして
うんうんうなづきながら

予備知識があると、よゆうを持って
かみしめられるんだなあ、と感じました

それから、風情ある羊羹「月影」と
「御前栗」と
(おまえくり、と読んでしまった)
こんどは、湯のみ茶碗で香り豊かなお茶も



お茶の時間、とてもきもちよかった
すき、と思いました

2度とない機会だろうから、だいじに
一期一会・・
そう思ってました

(お弟子さんになりたいけど
相当なお金持ちでないとむりそうです)




先生は、ものを教えてくださる時
わたしの肩に、そっと手を添えて
とくにだいじなことの時に
言葉とおなじに、ぽんぽん、とリズムをとるの

わたしはその時すっかり
あさの先生のトリコになっていました

帰ってからも
お住いの
すみずみまで清々しているのを思い出し
じぶんの、いろいろなことが恥ずかしくなって
なんだかいたたまれなくなって

せっかく心洗われたのだから・・
なにか・・なにか・・
と、とりあえず・・
いつも汚れたなーと気になっていた、
お財布を洗ってみました



清々した・・・