夏休み
夕飯どきに
あら?
こどもが、ひとりかふたり
増えてることがあります
そんなときは
おいなりさん

防波堤の砂袋?
組み体操のピラミッド?
いえ、おいなりさん
ごはんを
ぎゅうぎゅう
ぱんぱんです
ともだちと
おおたかの森へ
丁寧なつくりの
パレスパラス
麻の服
皮のミニバッグ
水彩柄のガーゼハンカチ
目の保養
こどもたちは
キャラメルポップコーンを抱えて
ポケモン映画
LOFT探険
おにいちゃんは
バイトが決まり
だいじょうぶかなあ
セミの声
理科の宿題
夏の大三角の観測
今日もできず
野菜たっぷり肉うどん
夜8時
仕事から帰ったら
こどもがいない、と
ともだちから涙の電話
背中が凍りつく
あ、今日、野球観戦の日?
「ううん、うちは断ったの」
でも、迎えにきたら・・
「あ」
こどもを野球観戦につれだした、
知り合いのオトナのひと
こどもがよろこぶ、と
おもったにちがいありません
でも、知り合いだからこそ
母に、ひとこと必須・・
ほんとうに
こわい
予定外にこどもが
いないなんて
しぜんに
手がふるえてくるもん
おかあさんは
社会的に
とってもちっぽけ
名もなく
脚光をあびることもなく
こどもを愛して
毎日過ぎて行く
こころこめて、ていねいに
じぶんのせえいっぱいで育てても
作品とちがい
発表すれば、親ばかと言われ
(^人^)
おなじ時間をかけて
いっしょうけんめいでも
あたりまえの
生活のいちぶ
生んでまもなく
おせわしてるとき
小さな耳が
透けてることに気がついて
どっきりしました
光をほのかに通して
ほんのり、明るいの
きれいで
うすいんだ
もろいんだ
なみだがでてきました
とんでもないものを
生んでしまった
なにがなんでも
この儚い耳、
こゆびの先も入らない、
小さな鼻の穴の持ち主を
きっと
まもるからねっ
おもったものです
いつか
だれか、ひとり
きにいってくださるひとが
いたらいいな
たくさんでなくて
こころからの、いいね!を、ひとつ
たのしく
ほがらかに
一緒に過ごせるひと、と
おたがい発見しあえれば
いいね
ラピュタの録画を観て
あっというまに
1日がおわります
あっというまに
7月がおわります
毎日なにかかならず作りたいので
今日は
朝にお絵描き
夜にカーテンリフォーム
空振り、は
夏の季語だと思うのです
たかーい空にむかって
ブンッ
ああもう
白いくもも
ふわっと動いたよ
10cmくらい
もっといきおいよく
ぶおんっ
あまりのいきおいに
空に穴があいて
夏の向こうの
宇宙が、見えちゃうかも
空まわり、も
夏の季語だと思うのです
ミ
蝉も落とすいきおいね
空をまわる
目もまわる
春や秋の空をまわったら
もっと
ロマンチックで
優しくて、おいしそう
やっぱり
空まわりも、夏
春空っぽ、は
惚けてる感じがしあわせそうで
夏空っぽ、は
燃え尽きた感じ
その後、さわやか・・
秋空っぽ、は
充電中
色々な色を前に、しっとり
冬空っぽ
なあんにもなくなっちゃった
でもよく見ると
淡雪でいっぱい
どの空っぽも
そのうち
はじまる予感が
ぽちぽち・・
空は、はてしない
お花のにおいひろがる、春空まわり
赤トンボといっしょに、秋空まわり
サンタをさがしながら、冬空まわり
うーん
どれも、魅力的・・
空っぽも
空まわりも
空ぶりも
空をおもいうかべると
どこか、かわいい
空のつく言葉をつくったかたは
天才
優しいかただと
おもうのでした

麗沢大学キャンパスを
お散歩
暑すぎて
感覚、まひ・・

構内に、ホテルまで
それでも
植物好きなわたしのために
バラ園や小径や大きな木陰を
案内してくれたお友だち

ふりかえり、ふりかえり
解説あんど
「暑いけどね」「だいじょうぶ?」

ありがとうありがとう
だいじょぶだよー
うふふ
吉田さん、やさしいー
あなたは、木陰のようです
夏は、ほんとうに
色が濃い
コントラストくっきり
好きな、あやふやな色合いは
夏にはないなあ、と
一歩、あるくたびおもう
鮮やか、と、濃い影、に
圧倒されてしまう
淡いグラデーションを求めて
海を見たくなるの?
海と空と雲の色

クアトロスタジオーネ
ごくり
ごくり
かけつけ、二杯
氷のお水をいただいてしまいました

生ハムとほうれん草のパスタ
わたしには、できない味
とても美味しかったです
夜
うちの近くは
ほんの一部だけ
高いビルが明るくて
ふりかえると、あとは樹海

とつぜんのどしゃ降り
あまりにすごいので
夜ドライブへ

ばしゃー
ぱちぱち

水の
トンネルの中にいるみたい
すごいです
自然のアトラクション