
4日前から有給消化に入りました。年度末を以て42年間務めた職場を退職します。
特別支給の老齢厚生年金を受け取ることができるようになり、パートの収入とさほど変わらないため、貯金を切り崩しながら何とか食べていけるかなと判断しました。
更に、ゴールデンエイジと言われるこの60代を満喫するためには、仕事をしている場合じゃないかなと思い、完全退職を選びました。
まあ、生活に困るようなら、週3くらいのバイトをしようかなと考えています。
今週は桜前線がやってきて開花宣言がされましたが、寒気の影響で満開までの期間が例年より長い。
河津桜がほぼ満開の状態で、ソメイヨシノはつぼみ~咲き始めの所が多いですね。
なので、「岩」を撮りに行きました。
場所は、広島県三原市久井町にある「久井の岩海」というところです。
岩海とは聞きなれない言葉ですが、大きな岩が累々と重なりまるで氷河のように山腹を覆っている地形のところをいいます。
久井の岩海は、1964年に国の天然記念物に指定されました。
広島からは下道で2時間もあれば到着します。
結構細い道もあるので気を遣いますが、交通量がそんなに多くないので離合で困ることはありませんでした。
駐車場は10~15台くらいは停められます。この駐車場は最近整備されたのか、障害者用の駐車スペースやバイオを利用したトイレがありました。
ここから上っていきます。
左側にある東屋にパンフレットが置いてあります。
東屋までの道は、舗装され車も登りやすい道になっています。
楽々コース(約630m)・楽コース(1300m)・フルコース(1700m)と3つの観察コースがあり、私はフルコースを見て回りました。
「ごうろ」というのは、山の谷間に多くの岩が集まった場所で、ここ久井の岩海には「おおごうろ」「こごうろ」「なかごうろ」「ぜにがめごうろ」の4つのごうろがあります。
このうち「ぜにがめごうろ」と「おおごうろ」は定期的に草や木を取り除いていて、観察しやすいようになっています。その他のごうろは、木や草が生育した自然の姿を見ることができます。
東屋から右に行き、まずは「おおごうろ」へ向かいます。道は未舗装の山道。
ここは水音峡。岩の下を流れる水の音が聞こえます。
「こごうろ」はこちら。
「なかごうろ」はかなり長いのですが、木々に覆われて岩が見ずらいです。
大きな倒木も見られます。
ここからがかなりの急坂で、まるで登山をしてるかのようでした。
観察コースの最高地点は、駐車場から90m登ったことになります。
下りながら右手に「ぜにがめごうろ」を見ます。
下の方に小さく東屋が見えます。
下から見上げると、まるで岩が流れれ落ちてくるような景色が撮れます。
これが岩でなく小さな石であれば、土石流の跡になってしまうんでしょうね。
東屋の横にキャンプ場の跡地らしきものがありました。
左から焼却炉・トイレ・かまどが、今は使われることなく放置されていました。
フルコースを写真を撮りながら見て回ると約1時間。
岩以外に見るものは無いんですが、なかなかこれだけの岩の海を見ることはできません。
あまり知られていないこともあるのでしょうか、土曜の昼間ですが私以外に観光客はいませんでした。
当然駐車場も私の車一台だけ。
ここに行くのに、ナビに「久井岩海」を目的地にすると細めの道を案内されるので、「宇根山展望台」か「宇根山家族旅行村」をセットしてそこから久井岩海に向かう方が良いと思いました。
また、遊歩道は登山を想定して運動靴が良いです。季節にもよりますが、下り坂は落ち葉で滑りそうになる場所があるので要注意です。「ぜにがめごうろ」を見渡せる東屋までなら、車いすやベビーカーでも行くことは可能だと思います。
今回は中まで入りませんでしたが、宇根山展望台とセットで訪れるのも良いと思います。
ご覧いただきありがとうございます。
夕菅(ゆうすげ)
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