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写真にチャレンジ

広島県や近県をバイクや車で巡って、風景や花の写真を撮っています。

尾道瀬戸田 耕三寺

2023年12月10日 | 広島県

12月。毎年なんでこんなに忙しいのでしょう。

今日昼間にバイクに乗ったら、春の様な陽気でしたが、山かげは湿っていて落ち葉が沢山あり要注意でした。


紅葉情報もほぼ無くなり、どこも落葉になっています。

今年最後の紅葉を撮りに県内最南紅葉エリアの耕三寺に行ってきました。

 

しまなみ海道のひとつ生口島にある王道の観光地です。

広島市からは、山陽道を使えばほぼ高速を降りることなく目的地の生口島へ行くことができますが、高速料金節約のため、下道を使いました。

R2→R317で因島大橋を渡り、因島から生口島までは、橋がしまなみ海道しか無いので、因島北ICから生口島北ICまでは高速を使いました。

約3時間かかりましたが、高速料金片道3000円ちょっとを考えると良かったかな。

 

無料の駐車場が2か所あり、手前の第2駐車場は少し離れた所にあります。

土曜日10時半の時点で、第1駐車場が10台位の空きでしたが、12時に帰るときは、2~3台の待ちが発生していました。さらに耕三寺に近い所には有料駐車場があります。

 

駐車場から歩いて3分くらいで入り口に着きます。

 

ここでチケット(大人1400円)を買い入場します。

少し高いかなと思いましたが、ここは一般の寺院ではなく、「耕三寺博物館」として作られ営業している施設で、維持管理等を考えるとこれくらいかかると感じました。

耕三寺自体は、耕三寺耕三が母親の菩提寺として昭和11年から30年余りの歳月をかけて建立した寺院です。

 

寺内の地図。

本殿までは階段を2つ登ります。

 

これまで、あまり寺院を深く鑑賞したことが無かったのですが、よく見ると細かい所まで繊細な飾りが彫り込まれていて、手間暇がかかっているのがうかがえます。

 

五重塔。

 

枯れ始めのモミジを撮ってみました。

 

イチョウも枯れ始めです。

 

本堂は大きく赤がとても鮮やかです。

 

建物の屋根の下側。

 

本堂横に「千佛洞地獄峡」という洞窟があり、内部を歩いて見学できます。

 

地下15m、全長350mに及ぶこの洞窟には、千個以上の仏像が壁や天井に設置してあり、異様な雰囲気を醸し出しています。

 

地獄絵図が飾られていて、子どもは怖がるかも。

 

どうやって設置したのかという高さにも仏像や五重塔があります。


耕三寺もうひとつの見どころ、「未来心(みらいしん)の丘」です。

2000年にできた大理石の庭園で、映えスポットとしても有名です。

彫刻家、杭谷一東氏が設計制作した大小のモニュメントが見られます。

 

エレベーターもあります。

 

頂上付近はもう一面真っ白。

 

 

頂上にある光明の塔。

多い時には撮影の行列ができるらしい。

 

カフェ・クオーレ。当然真っ白。

 

周囲の景色、特に青い海や空との調和が良いです。

 

寺の前の店に珍しい色の郵便ポストがありました。


春の桜や秋の紅葉の季節には、多くの人で賑わう場所なので、少しずらした時期に訪れるのがいいかもしれません。

未来心の丘は、できるなら青空の日がいいですね。

車いす対応のスロープもあり、本堂をはじめ未来心の丘にも行くことができます。

 

ご覧いただきありがとうございます。

                             夕菅(ゆうすげ)

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呉市 倉橋桂浜

2023年11月29日 | 広島県

ここずっと山間部ばかり行っていたので、久しぶりに海を見に出かけました。


行先は呉市倉橋町の桂浜

濃い緑の松林と白砂の海岸が続き、「日本の白砂青松100選」「日本の渚・百選」にも選ばれた浜辺です。

夏には海水浴客で賑わう場所です。

広島市からはR31で呉市まで行き、県道を通って2時間ほどで到着します。

 

桂浜温泉館の駐車場(135台無料)に車を停めることができます。

 

この時期は、海水浴客の姿も見えず、静かに波の音を楽しむことができます。

 

 

強い緑のコントラストを見せていた松も当然枯れていて、冬の海辺らしい雰囲気を感じさせます。

歩道以外は立ち入り禁止となっていますので、テントなどは張れません。

 

釣りをしている人が数組見られますが、ほとんど人はいません。

 

冬場でも管理されているのか、浜辺はゴミもなく水もきれいで澄んでいます。

 

トイレとシャワー。

海水浴場として管理されているわけではないので、夏場でも監視員等はいないそうです。

 

隣接する桂濱神社。

 

橋のように曲がる松。

 

船渠(せんきょ)跡。いわゆるドック跡です。

 

潮の干満を利用して、この入り江で造船や船の修理をしていた。

 

戦没者慰霊碑。

 

キャンプ用の炊飯場。

 

テントサイト。

 

御座船(ござぶね)。

この三艘に神輿などを乗せて、厳島神社の管絃祭に出向く。

 

近くには、カフェや食事をする場所もあり、家族でドライブなどもいいでしょう。

桂浜温泉館があり、日帰り入浴を楽しむこともできます。

 

この浜には高校生の頃バイクでキャンプに来た覚えがあります。

その当時からメジャーではない海水浴場でした。

それから半世紀近く経つけれど、変わらない風景を見るにつれ、当時の思い出が沸々と蘇えり、しばらく想い出に浸っていました。

 

帰り道の音戸大橋と紅葉。

 

音戸の瀬戸公園のモミジ。

 

ご覧いただきありがとうございます。

                            夕菅(ゆうすげ)

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東広島 仙石庭園

2023年11月23日 | 広島県

紅葉マップも山の方から「落葉」のマークが多くなりました。


紅葉情報を収集していて、東広島に庭園があるのを知りました。

仙石(せんせき)庭園なんですが、石が中心の庭園らしいです。

 

広島市からは山陽道 西条ICが最寄りですが、R2→R375で行っても1時間半あれば着きます。

 

看板に従って駐車場へ。

100台収容の駐車場は、日曜日でしたが車は多くなかったです。

マイクロバスが止まっていたので、団体客もいる模様。

 

駐車場から歩いて70mで入り口が見えます。

 

この庭園は、東広島市在住の医師 山名征三さんが2000年頃から私財を投じ、全国から庭石を集めて日本庭園を造ったということで、2022年に公益財団法人化。

 

自販機でチケット(1000円)を買って、機械に通すとゲートが開きます。完全自動化されていて人はいません。

 

中に入るとまさに「石の庭園」の意味が分かります。

とにかく石(というか岩)だらけ。

また、量が半端ない。

 

クラゲ石。

 

天狗石。

 

 

人型石。

 

カメレオン石。

 

 

3か所の池を配置して、その周りに日本各地の銘石、奇石が置いてあります。

見学用のベンチ。

 

ベンチに座るとこのように見えます。

 

池への入り口。

 

樹木も見栄え良く植えられており、面積も予想以上に広いです。

 

 

入り口左のもみじ園は、すでに枯れ始めていました。

 

ほとんどの道は砂利が敷いてありますが、この歩道は車いす対応となった道です。

 

3つある池のひとつ、仙石湖。

カメの形をした石。

 

池の中に石がしいてあります。

 

振り返ると仙石富士と呼ばれる小山。

 

 

トイレは園内中央部に1か所ありました。

 

トイレから北に行くと伏龍湖があります。

 

ピザ窯。

 

バーベキューが出来る釜が沢山あります。

要予約でバーベキューサイトも利用できます。

 

伏龍湖のそばにある仙神大滝。

小さいながらも庭園の雰囲気にとても合っています。

シャッタースピードを1/5秒にしてみました。

 

枯れ始めですが、モミジを撮ってみました。

 

イチョウ。

 

竹と石。

 

鹿威しと鯉。

 

庭園の端にお食事処「石庭」(2021年8月オープン)がありました。

ランチは完全予約制で、親子丼や天ぷら御膳などが食べられます。

 

写真を撮りながらゆっくり回ると1時間くらいかかりました。

ファミリーが楽しむ場所ではありませんが、大人がゆっくりと歩きながら景観を楽しむところですね。

庭園に入ってしまうと、日常から離れ「庭の風景を楽しむ」ことに没頭できるのが良いです。

 

「雨に打たれると、石は美しい」という看板がありました。

水が滴る石は、また別の表情を見せるのでしょうか。

また訪れたい場所のひとつになりました。

 

ご覧いただきありがとうございます。

                          夕菅(ゆうすげ)

 

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安芸太田町 吉水園

2023年11月19日 | 広島県

広島県も北部は雪の便りが聞かれるようになりました。

もう少し秋を満喫したかったような気がします。


以前から行ってみたいと思っていた安芸太田町加計の吉水園に行きました。

 

広島市からは一般道(R191)でも1時間ちょっとで着きます。

 

吉水園は、江戸時代半ばに山荘として、佐々木八右衛門正任が作った廻遊式の庭園で、現在は加計正弘氏が所有しています。

この庭園は、1年間に初夏と秋の2回だけ一般公開されます。

 ●6月は、 第1土曜日・日曜日と第2土曜日・日曜日

 ●11月は、第2土曜日・日曜日と第3土曜日・日曜日

と決まっています。

1年のうち8日しか公開日がないので、なかなか都合が合わないと行くことができない場所です。

初夏はモリアオガエルの産卵が見られ、秋は江戸モミジの紅葉が見られます。

 

吉水園完成以来、多くの著名な人々が訪れているようで、近年では河東碧梧桐、山口誓子、湯川秀樹夫妻、岸信介などが来園されたということです。

 

駐車場はここには無いので、太田川交流館かけはし前駐車場(無料)に車を停めて10分弱歩いていくことになります。

 

この日は加計の「五サー市(ごさーいち)」というイベントが行われていました

中央はステージで歌や演奏、奥は屋台が出ていました。

 

ちょっと有名な鯛焼屋 よしお。朝から行列が出来ていました。

 

受付に入園料200円を払って、この入り口から入っていきます。

 

入り口のすぐ上にある吉水亭に靴を脱いで中に入ります。

 

外の景観を見るために作られたような部屋から紅葉や山並みを見ることができます。

まるで額縁の中のような風景が見られます。

 

江戸モミジは、紅葉半ばという感じで、ピークは来週くらいかなと思います。

 

庭園に向かう道のマンホールはモリアオガエル。

 

吉水園の少し下に保育園施設を改装した木炭自動車とレトロ車館に寄ってみました。

 

木炭を利用したエンジンを積んだ自動車の展示がされていました。

なぜか奥にホンダビートとスカイラインRSターボがあります。

 

昭和45年式 マツダT2000。運転席と荷台の間に、木炭エンジンを積んでいます。

 

昭和44年式 トヨタクラウン。リアトランクに木炭ガス発生機(?)。

 

昭和50年式 ジープ。

 

昭和44年式 マツダポーター

 

昭和39年式 ダイハツミゼット。

 

車に興味が無い人には「何なの?」っていう感じでしょうね。

昭和の初め、油が手に入りにくい中で木炭で一酸化炭素を作り、それを燃やして車を動かすなんてことをよく考えたものだと思います。

 

吉水園は広くないので、1時間もあれば写真を撮りながらでも十分回れるところです。

ただ、一般公開日が少ないため、都合が合えば一度訪れるのも良いと思います。

今度は初夏のモリアオガエルを見に来たいと思います。

 

ご覧いただきありがとうございます。

                       夕菅(ゆうすげ)

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廿日市 ベニマンサク

2023年10月29日 | 広島県

日本各地でクマの被害が報じられています。

森や山を散策して写真を撮る身としては他人事ではないので、熊鈴をポチりました。

 


「ベニマンサク」という木をご存じでしょうか。

「マルバノキ(丸葉の木)」というのが正式名称ですが、葉っぱがハートの形をしていて10月半ばから紅葉します。

日本で見られる群生は、ここ以外では、中部・近畿・四国の一部にあります。

三重県・岡山県・高知県・広島県・富山県・滋賀県では、絶滅危惧植物とされており、広島県では、天然記念物に指定されています。

 

今週は、そんなベニマンサクの群生を見に、広島県廿日市市のおおの自然観察の森に行ってきました。

 

広島市からはR2を西へ進み、「妹背の滝」を目指して右折します。妹背の滝の先は道が狭いため、離合場所を確認しながらの運転になります。

途中、案内板が出ているのでそれに従い進むと1時間ちょっとで到着します。

 

駐車場にはトイレもあります。

飲み物などの自販機は無いので、あらかじめ準備する必要があります。

この日は土曜日で天気も良かったのですが、車は10台くらい止まっていました。

多くはここに車を置いて、登山、ハイキングに向かわれるものと思います。

 

駐車場から5分くらい歩いた所に「自然観察センター」という管理棟があります。

登山か散策に関わらず、ここで入園の手続きを行います。

といっても入園日・どこから来たか・人数を記入するだけです。

ここには動植物の説明と展示がしてあり、観察室には望遠鏡がセットされていて湖の鳥などを見ることができます。

 

いろいろなイベントも企画されているようです。

 

メインの遊歩道は、舗装されていませんが、広くて割とフラットなので歩きやすいです。

 

この湖は「ベニマンサク湖」と呼ばれ、色々な鳥も見られるようです。

 

ちょっと歩くと、モリアオガエルの池がありました。

梅雨の期間には産卵が見られるようです。

 

その先には、野鳥の観察広場がありました。

鳥に気づかれずに観察するために、木の覆いが設けてあります。

 

しばらく歩くと、ベニマンサク広場に到着します。

沢山のベニマンサクが生えていて、少し緑のもの、真っ赤なもの、枯れ始めて赤褐色のものなど様々な葉が見られます。

 

下から見上げたベニマンサク。

 

水に浮かぶ葉っぱ。

 

トンボ。

 

ムラサキシキブ。

 

紅葉の数々。

 

学習広場と名付けられた広場。

ここからシジュウカラの森に行けるようです。

 

今回はここまででやめましたが、「カブトムシの森」や「ウグイスの丘」、「ルリタテハの林」などの自然観察できる場所があります。

また、メインの遊歩道から脇に入る小路が沢山あります。

おむすび岩」まで登れば山々の景色が見られるようです。

紅葉を散策するにはメインの遊歩道をのんびり歩くのが良いようです。

 

管理もしっかりしていて、整備も行き届いており、多くの自然や動植物を見ることが出来るのですが、アクセス道が狭いこともあるのか、観光客は多くないようです。

季節の良い時なら、静かな道を歩くだけでも心がリフレッシュされます。

トレッキングの準備をして、軽い登山をするのもいいでしょう。

紅葉はやはり11月が見頃かなと思いました。

 

ご覧いただきありがとうございます。

                        夕菅(ゆうすげ)

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