3日目(日曜)4時前に起床し峠には水場が無いので顔も洗わずに朝飯抜きで霞沢岳へピストン行です。小屋から少し往くとジグザクの登りが始まり日の出前なのに汗が出てきます。45分ほどで最初のピークのジャンクションピークは雲ひとつ無い快晴で最早梅雨明けでしょう。東側が開け浅間、富士山、甲斐駒等が望めます。朝飯のパンを1口食して再び森林帯に入り登り降りを繰返し小さな雪渓も出て雪解けした草地にはキヌガサソウやサンカヨウが白い花を咲かせておりその先にはクロユリも咲いています。3時間程歩きⅢ峰から成る霞沢岳が目前に見えてきましたがKⅠ峰への登りは窪地状をトラロープを頼りに直線的に登るハードな道で途中の潅木にザックを預けて水筒だけを持って登ることにし、1時間の苦闘の末のKⅠ峰からは前穂から奥穂そして西穂とパノラマが広がり疲れも忘れてしまいます。この先へ行っても同じだろうと思いながらもⅡ・Ⅲ峰へと最後の力を振り絞り小さなお花畑に歓迎され、4.5時間掛けて何とか霞沢岳(2645M)にたどり着きましたが山頂は虫が多くノンビリとは出来ませんのでそうそうに立ち退きます。GPSの記録では4時42分スタートで14時42ゴールで何と10時間のピストンでしたが、この後2時間程で明神の嘉門次小屋へ移動します。イワナの塩焼き&骨酒が待ってますので急ぎます・・・
サンカヨウ
霞沢岳
キヌガサソウ
コバイケイソウ