ひげめがね日記

基本的に自虐的な日記です。自虐ネタが好きな方はお喜びいただけると思います。

将棋名人戦第3局1日目 不可解な戦型選択

2012-05-08 22:30:32 | 日記
注)勝負ごとに興味のない方は、読むのパスで。

 ここまで2局は先手が有利と言われる戦型を後手が敢えて選び、結局先手の2連勝。この2人の名人戦は、テニスで言うところのキープ合戦(先手勝率がものすごく高い)であるのが通例だが、今年はそれに輪をかけて先手有利な戦型選択をしている。全く不可解。


 受けの強靭な森内名人に対して、何も後手急戦矢倉を選ばなくても良いものを。
 ただでさえ、この局面は先手勝率55%以上という感じだが、名人戦の長時間制対局、先手森内名人、2人の対戦での先手勝率などを鑑みると、先手勝率イメージ85%といったところか。もちろん後手が羽生2冠だからやや大げさな数字だが、もし仮に羽生挑戦者が結果的に勝ったとしても、それは羽生挑戦者が強いからであって、決してこの戦型選択が正しかったからではない
 ここまで相手の土俵で相撲をとるからには何か意図があろうものだが、凡人には「これで後手が勝った時の先手の精神的ダメージが大きい」ということくらいしか思いつかない。
 結局キープ合戦になって1ブレークしたほうが勝ちという例年のパターンになれば御の字。もしかすると最終戦の振り駒で名人位決定、なんてならないか大変心配である。
 とにかく明日は激戦になって、ひげめがねを謝罪に追い込んでいただきたい。


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