東大阪親睦会

個人的な観点からの意見、情報、感想、思い等の記述です。

麻生政権

2009-07-14 10:53:46 | Weblog
 都議会選挙の結果、「民主党大勝」「自民党大敗」とのフレーズがニュースを駆け巡った。
投票数では、自民党は前回の小泉ブーム時の獲得数134万票よりも12万票多い146万票を獲得している。今回、投票率がUPした分、その浮動票のほとんどが民主党に流れた結果である。
まさに、勢い、ブームに乗って、公示直前に公認貰った候補や、まったくそこの住民でもなく、顔見せもしなかった民主党候補までもが当選をした。

 この流れは、マスコミ報道の影響が大きい。
連日、政策のことよりも、「解散総選挙はいつ?」といった政局のことばかりを報道し、政策についても、その背景や全体像よりも、例えば、「定額給付金を総理が受け取るのか」とか「アニメの殿堂」とか、とかく(政府批判に繋がる)話題性のあるトピックスを重点的に取り上げ、果ては、漢字の読み間違いやカップメンの値段のことなど些細なことを長時間報道するといったネガティブキャンペーンが続いたからである。

 確かに、麻生総理は、安倍元総理のようにビジョンを打ち出し国民にアピールするといった姿勢はあまりなく、その点で批判されてもしかたない。
しかし、以下の3点はもっと話題、議論すべきであり、かつその実績を評価すべきではないか。

・ 金融危機に対して、財政出動を積極的に実施するとともに、各国にも強く働きかけた。(最も基本的で重要な財政出動の是非について、マスコミは議論を避けているように思えてならない)

・ 産業、軍事スパイ防止法を制定した。(長年の懸案事項であるのもかかわらず、マスコミは完全スルーであった)

・ 有事に備えた日米の具体的運用(ニュークリアシェアリング含む)検討(これもマスコミはほとんど話題にせず)