今日、本校の公開研究会がおこなわれました。情報・技術科の公開授業には、30名ほどの研究者、他校の教員、本校保護者が参加してくださいました。
私は2時間目に5年「情報」の授業をおこないました。例年、この時期はプログラムについて学習しています。前の時間に、オブジェクトとメソッドについて学習し、今回は、あらたなメソッドの定義についての授業でした。授業で使用する言語は「ドリトル」です。
前半は1つの例を元に、メソッドを新たに定義する方法を、生徒にプログラムのソースコードを入力しながら体験してもらいました。これを通して、メソッドを定義することの利点に気づいてもらいたいと考えました。授業の後半は、こちらが用意した課題に個人で取り組ませました。前半の内容はプリントに従ってやっていけばできる生徒が多いですが、後半は自分で考えなければできないので、多くの生徒がつまづいていました。他のクラスでこの授業をやったときよりも授業の内容を減らしたのですが、それでも終わらない生徒が多く見られました。
その原因は、今回の授業の内容に、メソッドの定義だけでなく、反復構造が含まれていたためだと思います。この二つは分けて授業をしたほうがよかったのではないかと後悔しました。
授業には、「ドリトル」の開発者である一橋大学の兼宗先生、設計者の一人である筑波大学の久野先生もいらっしゃいました。久野先生は、あまりにも私の授業がまずかったせいか、教室内を動き回って生徒のフォローをしてくださいました。
午後の教科別分科会「情報・技術科」では、元横浜国立大学の中村先生を助言者にお招きし、「中高一貫校における技術科情報分野と情報科の連携カリキュラム」というテーマでおこないました。情報・技術科の公開授業に参加された研究者、教員の方、17名が参加してくださいました。兼宗先生や、ドリトルを大学や高校の授業で使っていらっしゃる先生方が参加されており、色々なお話を聞けて勉強になりました。
H先生は、プログラムの授業では、生徒は失敗体験があるとしょげる、どんな簡単なプログラムでも成功体験があると楽しいと感じると話されました。その通りだと思います。これはプログラムの授業に限らないとは思いますが、「分かる」という体験が「楽しい」につながっていくんだと考えて授業をしていますが、今回のように失敗は尽きません。
参加者の中には、「情報」の授業でプログラムを扱うことに対して肯定的に捉えていないような方もいらっしゃいました。一生懸命、情報科に対する自分の思い話したつもりなのですが、まだまだ理解されませんね。
その他、兼宗先生に対して参加者から「ドリトル」に関する質問も出されました。兼宗先生のブログ『カメ太の日記』(2009/2/15~16)に、授業のことについて書いてくださっています。ありがとうございました。
私は2時間目に5年「情報」の授業をおこないました。例年、この時期はプログラムについて学習しています。前の時間に、オブジェクトとメソッドについて学習し、今回は、あらたなメソッドの定義についての授業でした。授業で使用する言語は「ドリトル」です。
前半は1つの例を元に、メソッドを新たに定義する方法を、生徒にプログラムのソースコードを入力しながら体験してもらいました。これを通して、メソッドを定義することの利点に気づいてもらいたいと考えました。授業の後半は、こちらが用意した課題に個人で取り組ませました。前半の内容はプリントに従ってやっていけばできる生徒が多いですが、後半は自分で考えなければできないので、多くの生徒がつまづいていました。他のクラスでこの授業をやったときよりも授業の内容を減らしたのですが、それでも終わらない生徒が多く見られました。
その原因は、今回の授業の内容に、メソッドの定義だけでなく、反復構造が含まれていたためだと思います。この二つは分けて授業をしたほうがよかったのではないかと後悔しました。
授業には、「ドリトル」の開発者である一橋大学の兼宗先生、設計者の一人である筑波大学の久野先生もいらっしゃいました。久野先生は、あまりにも私の授業がまずかったせいか、教室内を動き回って生徒のフォローをしてくださいました。
午後の教科別分科会「情報・技術科」では、元横浜国立大学の中村先生を助言者にお招きし、「中高一貫校における技術科情報分野と情報科の連携カリキュラム」というテーマでおこないました。情報・技術科の公開授業に参加された研究者、教員の方、17名が参加してくださいました。兼宗先生や、ドリトルを大学や高校の授業で使っていらっしゃる先生方が参加されており、色々なお話を聞けて勉強になりました。
H先生は、プログラムの授業では、生徒は失敗体験があるとしょげる、どんな簡単なプログラムでも成功体験があると楽しいと感じると話されました。その通りだと思います。これはプログラムの授業に限らないとは思いますが、「分かる」という体験が「楽しい」につながっていくんだと考えて授業をしていますが、今回のように失敗は尽きません。
参加者の中には、「情報」の授業でプログラムを扱うことに対して肯定的に捉えていないような方もいらっしゃいました。一生懸命、情報科に対する自分の思い話したつもりなのですが、まだまだ理解されませんね。
その他、兼宗先生に対して参加者から「ドリトル」に関する質問も出されました。兼宗先生のブログ『カメ太の日記』(2009/2/15~16)に、授業のことについて書いてくださっています。ありがとうございました。