秀山の俳句写真日記

日々の生活、旅先での出逢い・思いを俳句、写真、文にした徒然日記です

花ちるも 萼紅色の 美しきかな

2022年04月17日 21時59分12秒 | 日記
氷川丸 ブリッジをも借る 春花壇
美しく 聳ゆルピナス ベイエリア
        山下臨港線プロムナード
ワインカラー  三様春の ベイランチ
琥珀色の ワイン春風 ベイランチ
        横浜MARINE&WALK「A16」
花ちるも 萼紅色の 美しきかな
        横浜 運河パーク
 
 
 
 
 
 
 フラワーフェスタ2022開催中のヨコハマベイエリアは、お花と青空、海、船、そして遠くの横浜ベイブリッジが織り成す和の世界に誘ってくれます。氷川丸、飛鳥丸等の船や横浜ベイブリッジを春花壇の借景としてみると、広々とした世界へ誘われます。
 昼食は、テラスで海の気につつまれ乍らイタリアン。野外のせいか、グラスワインの色が殊のほか美なるかな、でした。
 運河パークの大きな桜の木。萼の紅色にほのぼのと染まる桜木も情緒あるな~、としばし立ち止まってしまいました。
 ルピナスの花は、美しいだけでなく逞しい感じがしました。以下インターネット情報です;
学名「Lupinus(ルピナス)」はラテン語でオオカミを意味する「lupus(ループス)」を語源とし、オオカミのように荒れ地でも生育する吸肥力の強さをあらわしているとのことです。
花言葉・「想像力」「いつも幸せ」「あなたは私の安らぎ」の由来:古代ヨーロッパでは、ルピナスを食べると心が明るくなったり、想像力が高まるといった俗信があり、薬草やビールのつまみなどにされたそうです。
「貪欲」の花言葉は、ルピナスの吸肥力の強さにちなむ由。

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野の宇宙に 浮かぶがごとき ハコベかな

2022年04月16日 15時32分39秒 | 旅行
野の宇宙に 浮かぶがごとき ハコベかな
        礼文島 北のカナリアパーク
 
 
 礼文島の花写真を作業用ファイルから保存用ファイルに移そうとしていましたら、このハコベの花の写真を紹介し忘れていたことに気付きました。カナリアパークには、映画「北のカナリアたち」の舞台として建てられた麗瑞小学校岬分校がそのまま保存されています。この校舎の回りに野生していたものです。初めて見る小さな花ですが、とてもカワユク、清純で神聖な感じがしました。この時は名前を知らなかったのですが、インターネット検索によれば学名は「Stellaria(ステラリア)」で、ラテン語の「stella(星)」を語源としているとのことです。
 花言葉は「ランデブー」「愛らしい」。小鳥やニワトリなどが柔らかい茎葉のハコベを好んで食べるため、ハコベのまわりに小鳥たちが集まる様子からつけられたとのこと。
 人間さまも春の七種(ななくさ)の一つと食べるということは知っていましたが、見るのはこれが初めてでした。
 
 ところで、このハコベと同じところに咲いた花は以前
   静やかに礼文の小花たたずめり
の句を付けて紹介しました。
 
 
 この時は名前を調べませんでしたが、今回インタネット検索をしましたら、「ノミノツヅリ(蚤の綴り)」のように思えます。この奇妙な名の由来の説明がありました:長さ5ミリ前後の葉が2枚ずつ向かい合わせになってついている。この葉の様子を、小さな蚤(ノミ)が着る綴り(布切れをつなぎあわせてつくった簡単な服)に見立てた。
 花言葉は「小さな愛情」です。慎ましやかなこの花に相応しい言葉と思いました。
 
 二つのお花はいずれも5ミリ前後の小さなものですが、とても気を惹かれます。二つともナデシコ科に属するとのことで、以前紹介したカワラナデシコを含め、この科の花は私と相性がよさそうです・・・。
 
  良き名前 付けられましたね ナデシコさん
 
 
 

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春の空 巨大 船 橋 和の調べ

2022年04月15日 23時50分36秒 | 日記
麗らかな 空の散歩や ベイエリア
     ヨコハマエアキャビンより
 
春の海 豪華客船 想ひ果てなく
春の空 巨大 船 橋 和の調べ
春の汗 飛鳥船体 化粧かな
 
春の海 自動車はこ舟 不粋かな 
 
 
 
 
 
 
 横浜赤レンガ倉庫パークでのフラワーフェスティバル2022には、JR桜木町駅出て直ぐのヨコハマエアキャビン(YOKOHAMA AIR CABIN)で行きました。ガラス張りのゴンドラで定員8人。コロナ対策で乗客は3人。写真好きには、ゴンドラの窓のガラスがきれいに掃除されているか否かがまず気になるところですが、このキャビンのガラス窓はよく磨かれていて外の景色が綺麗に見えます。室内も清潔感漂うとても居心地のよい空間でした。桜木町駅から運河パーク駅まで乗車時間5分で1000円。チケットを買った時は高いなと思いましたが、麗らかな景色と居心地の良いキャビンで、降りる時には納得、でありました。
 青空の下の春の海、運よく飛鳥丸が停泊していました。マリーンルージュ(MARINE ROUGE)で1時間のクルージング。広~い青い空と巨大な豪華客船と巨大なベイブリッジの織り成す景色・・・、ただただ見惚れていました。
 また、あの巨大な飛鳥を小舟に乗った人が掃除している場面や、神奈川県水上警察署の警備艇3隻が縦隊列で飛鳥の前を巡行する場面に遭遇でき、ラッキーでした。
 クルーズイングの終わり近く、巨大な箱舟にも出逢い、何かなと思いながら岸壁を見ますと小さく見える車が無数に整然と並んでいます。自動車運搬船でした。徹底的に機能を追求した形態には機能美が伴う場合がありますが、例えば、飛行機、新幹線、空母等々・・・。この船にはそれがないかなと思いつつも、この船が大海を行き来し、日本の自動車産業、ひいては日本経済を支えてくれていると思うと、頼もしく思えました。

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ウクライナ色 目に付くフラワー フェスティバル

2022年04月15日 02時40分58秒 | 日記
ウクライナ色 目に付くフラワー フェスティバル
春花壇 逞しジーンズの 飾り付け
       横浜赤レンガ倉庫パークにて
春の日に可憐凛々しき小花かな
       ベロニカ・オックスフォードブルー
 
 
 
 
 
  横浜、神戸、何となく雰囲気のある町ですが、横浜赤レンガ倉庫パークでのフラワーフェスティバル2022と山下公園を日帰り散策してきました。野の花とは異なり、作り手の意匠が感じられる花壇もなかなかいいな~と思いました。
 黒海にも通じる横浜の港でのフラワーフェスティバル、様々な色のお花がありましたが、やはり、どうしても青と黄色が目につきます。
 ジーンズが花壇に飾り付けられているのを見るのは初めて。何となく女性のような、また、逞しいな~とも思いましたが・・・
 一輪の花として惹き込まれた花は、ベロニカ・オックスフォードブルー。「オックスフォードブルー」とは、花の色がオックスフォード大学のスクールカラーに似ているからだそうです。「山椒は小粒でもぴりりと辛い」プラス、可憐でカワユイ、か・・・

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桜めで 竹林しづか 薄茶のむ

2022年04月10日 00時59分22秒 | 旅行
世は桜 竹林しづか 報国寺
桜めで 竹林しづか 薄茶のむ
 
池の辺(へ)の 心にも満つ 桜かな
           鶴岡八幡宮 源氏池
 
 
 
 
 
 私の高校の同期で大の鎌倉通がおられまして、毎年、同期の仲間を鎌倉の異なる名所に連れて行ってくれます。今回は、報国寺の竹林との出逢いが特に心に残りました。運よく桜が満開のタイミングで、満開の桜を堪能しながら史跡を巡っていたこともあると思いますが、報国寺の竹林、規模はさほど大きなものではないものの、その静けさに感銘しました。太くて高い孟宗竹の林の中で、薄茶を有難くいただきながら、心静かなひと時を過ごさせていただきました。ここの竹林の小径は、嵯峨野のものとはまた異なる趣があります。
 桜と言えば、鶴岡八幡宮の源氏池の辺(ほとり)では、薄日差す麗らかな陽気でもありましたので、「春の海ひねもすのたりのたりかな」と似ているのかな思ったりしながら、対岸の満開の桜さんたちをただただぼーと眺める至福のひと時を過ごすことが出来ました。

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