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秀山の俳句写真日記

日々の生活、旅先での出逢い・思いを俳句、写真、文にした徒然日記です

イソヒヨドリ

2025年05月19日 00時42分19秒 | 旅行
流し目のイソヒヨドリと初出逢
             日本平


 この方とは初の出逢いです。全くの偶然に視界に入ってきました。距離は2,3メートル、メジロと異なりじっとしてくれています。美しい彩りの鳥に流し目で見られているような気がし、久能山とのご縁に大感謝しつつシャッターを切りました。

五月の鱗雲

2025年05月18日 23時42分48秒 | 旅行
家康は見ぬや五月の鱗雲
      日本平夢テラス



  この写真は5月14日に撮ったもので、5月なのに秋の季語である鱗雲が出ていることに、違和感を覚えました。  「自分の遺体は駿府の久能山に葬り」と遺言した家康は、この地を愛していたのでしょう。  久能山の五月の空に鱗雲!  かつての家康が目にすることはなかった光景と思うと、感慨深いものがありました。
  昨今の異常気象・・・

 5月13日に89歳で逝去された「世界一貧しい大統領」と言われた南米ウルグアイのホセ・ムヒカ元大統領が、2012年6月、ブラジルのリオデジャネイロで開催された国連持続可能な開発会議(リオ+20)で演説された言葉の数々が思い浮かびます。 
 「我々が今挑戦しようとする目の前の巨大な困難は、決して環境問題ではなく、明らかに政治の問題なのです。」 
 「今この行き過ぎた消費主義こそが、地球を傷つけ、さらなる消費を促しています。」
  「古代の思想家たちは、・・・『貧しい人とは少ししかものを持っていない人ではなく、もっともっとといくらあっても満足しない人のことだ』と言っています。」 
「『水問題』や『環境の危機』がことの本質ではないということです。見直すべきは我々が築いてきた文明の在り方であり、我々の生き方です。」
 「発展は、『人類の幸せ』『愛』『子育て』『友達を持つこと』、そして『必要最低限のもので満足する』ためにあるべきものなんです。」

 自分の消費生活を見直す・・・

逆さ葵紋

2025年05月18日 12時29分00秒 | 旅行
家康の思ひか逆さ葵紋
   久能山東照宮御社殿



 この写真の左端にある逆さ葵紋は、その下に説明書が置かれていましたので気が付きました。そして、絶対的な権力者であった家康を祀る建造物にこのような不完全さをあえて加えるのは、生前の家康の考え方、思いががあって初めて可能なのでは、と思いました。家康の長男で二代目将軍・秀忠でさえ、父・家康のこのような考え・思いなしではできなかったと思います。
  説明書には、逆さ葵紋は「建物が未完成であることを表し、更なる発展への願いが込められていると言われています。(諸説あり)」とあります。徳川幕府創建時の不安定さを自覚し、徳川家の政権維持を遠い先まで構想して権力メカニズムを一代で作り上げた家康らしいと、改めて思った次第です。

雪の一人旅

2025年03月18日 16時35分21秒 | 旅行
雪の無人駅 列車来にけり定刻に
  会津鉄道会津線 塔のへつり駅


 雪の無人駅で、列車を待つは我一人。帰路はこれからバスへの乗り換えも含め2時間余り。日暮れ前には宿に帰りたいと思っていましたので、遠くに列車の灯が見えた時、正直ほっとしました。

雪見の熱燗

2025年02月26日 17時33分58秒 | 旅行
雪見散策 昼に熱燗客一人
 妙雲寺隣の日本料理・松本


 妙雲寺でも我一人でしたが、感じの良い小料理屋の松本でも私だけ。メニューには昼定食しか載っていませんでしたが、「熱燗で一杯やりたいので、おつまみできますかね?」と遠慮がちに訊きましたら、「今はお客さんがお一人ですので、夜のメニューでもいいですよ」とのことで、お刺身を造ってくれました。
雪の寒さに熱燗、なかなか粋な気分でした。