天高し キーウのこころ バレエかな
ウクライナ支援 グッズもかわゆ 孫に買ひ
新宿文化センター
持病を抱えているために人の多い観劇を医師に止められた友人からいただいたチケットで、久しぶりにクラシックバレエを観てきました。母国ウクライナがロシアの侵略と戦っている最中、大変な苦労をされて今回の日本公演の運びとなったそうです。演目は「くるみ割り人形」、「白鳥の湖」、「眠れる森の美女」の名場面集でした。
各場面の主役となる女性ダンサーの踊りには魅了されました。頭、顔、首、胴、肩、腕、手、手指、腰、足、足先、全ての部位に神経がピィッと張り巡らされているようで、顔の表情と体の各部位との密接な連動に感情表現があふれ出るようでした。
これは私の勝手な思い込みなのでしょうが、厳しい状況下に置かれている母国を思いながらの踊りに、熱いものがこみ上げてきます。公演自体の美しさだけでなく、一人一人のダンサーの心意気に大拍手です!
ウクライナ支援寄付金の他に、支援グッズもかわゆく、孫娘を思い浮かべながら買い、今日、奥さんがさっそく孫娘の元に宅配を手配してくれました。
この日は天高し、まさに秋の蒼天でした。キエフバレエの心意気そのもののようです。
ロシアの露骨な侵略が現実のものとなっている今、平和はありがたいとつくづく思うと同時に、身を張らないと守れないものか、と思いつつ新宿を後にしました。