インフルエンザで、バイオリンの練習を3日も休んでしまったヒビキ、再開した初日はあからさまにうまくいかない、浮かない調子で弾いていた。練習を1日休むと自分がわかる、2日休むとライバルに知れる、3日休むとお客様にわかる──たしかバレリーナの話だったと思う。まあ、それほどシリアスな話ではないけれども、練習をちょっと休むことで、ほんとうにそういうことが起こるんだなあ、と感心した。
ヒビキは、バイオリンとドラムをほぼ同時に習い始めたのだが、そのふたつの進み方は──これまであまり気にしていなかったのだけれども──よく考えてみれば対照的と言えるかも知れなかった。簡単に言うとバイオリンは原則毎日練習していて、ドラムはレッスンの直前を除いてはまったく練習しない。だけど楽器って、そういつまでも簡単にできる技ばかりじゃないのは、少しでも楽器を習ったことのある方なら体験的にわかるし、少なくとも大人であれば直感的にイメージできることと思う。壁とか、やり方が間違っていてやり直しとか、そういうがっかりするようなことはあるものだし、それが後から見れば結局は自分にとってプラスになっている。楽器がうまくなるっていうのは、むしろそういうことの繰り返しなんじゃないだろうか。
そんなわけで、かえってバイオリンのほうが着実に自分の楽器になっていくんじゃないか、と親たちはよく話しているのである。
ヒビキは、バイオリンとドラムをほぼ同時に習い始めたのだが、そのふたつの進み方は──これまであまり気にしていなかったのだけれども──よく考えてみれば対照的と言えるかも知れなかった。簡単に言うとバイオリンは原則毎日練習していて、ドラムはレッスンの直前を除いてはまったく練習しない。だけど楽器って、そういつまでも簡単にできる技ばかりじゃないのは、少しでも楽器を習ったことのある方なら体験的にわかるし、少なくとも大人であれば直感的にイメージできることと思う。壁とか、やり方が間違っていてやり直しとか、そういうがっかりするようなことはあるものだし、それが後から見れば結局は自分にとってプラスになっている。楽器がうまくなるっていうのは、むしろそういうことの繰り返しなんじゃないだろうか。
そんなわけで、かえってバイオリンのほうが着実に自分の楽器になっていくんじゃないか、と親たちはよく話しているのである。
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