響けブログ

音楽コドモから「音楽コドナ」へちょっと進化。ドラムとバイオリンと小鼓を弾く、ヒビキの音楽遍歴。

陶芸とコーヒーとバイオリンと。

2008-05-19 | バイオリン・レッスン
さて先日私は、陶芸体験教室というものに、楽しく参加させていただいた。これはヒビキが通う小学校の父母のサークルが勧誘を兼ねて開いたもので、部員で経験のある父母が集って教えてくれるのである。私たちに教えてくれた方が、また教えることの上手い人で、非常に楽しく、気持ちよく、自分が作ったかのような気分にさせてくれながら、要所要所を形作り、といって私以外の上手い生徒は放任し、という具合であった。

というわけで前回の続きで「ろくろ」の上でいちおうの形ができたら、次は羊の皮やスポンジやいろんなもので磨き上げる工程である。ところが自分でも以外なことに、実はここ、クラシックイタチが、ふいに集中力を発揮した段だったのである。というのも、それまではいろんな面でバランスを欠いていて、表面もぼこぼこ。つまりは、たいへんやりがいのある場面だったのだ。

と、私は集中していたので、自分があるモードに入ってしまったことに、しばらく気づかなかった。その教えてくれた方が、途中であきれて自分はおおざっぱなことはできるが細かいことは苦手なのだ、と語り始め、イタチはやおら周囲を見回して、自分の常軌を逸していることに気づいたのである。なるほど他の人は作り終わっていて、全体がイタチ待ちの状態になっているからには、そこはオトナにあきらめたのであるが、まあほっておけばあとゆうに半時間は磨き続けていたに違いない。いや、これはダメだからやり直しと言い出したかも。みなさんイタチに土を与えないでください、ということになったかも。

そういうわけでイタチ的には、うーんちょっと磨き足りないんだけどと思いつつも、制作が一段落するとコーヒータイムであった。ああ、陶芸のあとはコーヒーなのかと妙に符牒の合う心地がしたが、とはいえ小学校の図工室のような場所で焙煎したり、グラインドしたり、ドリップしたりするわけがなく、みんな静かにインスタントコーヒーを飲むのである。

それが妙に落ち着いて、クラシックイタチらしい心地になってきたなあと思ったら、話はバイオリン・レッスンへと移っていた。なんと出席者20人たらずのうち、そのコドモたちの4人がバイオリンを習っているというのだ。その他にうまくレッスンが続けられずにやめた子が1人。陶芸にバイオリンという符牒があったっけな、と疲れた頭を巡らしているうちに、教室はお開きになったのであった。


私が目標にした箸置きの見本。絹さや現物。



器のあと、余った土で、箸置きにも挑戦。成形の終わった器(私のは手前のいびつなほう)と箸置き。


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