響けブログ

音楽コドモから「音楽コドナ」へちょっと進化。ドラムとバイオリンと小鼓を弾く、ヒビキの音楽遍歴。

いま一番ホットな作曲ツール、TENORI-ON

2009-02-26 | 音楽制作
TENORI-ON@文化庁メディア芸術祭

先日、文化庁メディア芸術祭@国立新美術館へ行った。 (行った話は「科学と広告のブログ」の方へ書いてしまったので、よかったらこちらをご覧ください。)

そこで大人気だったもののひとつが、岩井俊雄デザインの直感的音楽制作・演奏ツール、ヤマハ「TENORI-ON」だ。TENORI-ONには16×16の丸いボタンがついていて、持ちやすいような“へり”がある。これは何かを思い出させる、……そうだそうだ、オセロです。ちなみにオセロは8行8列。ということは64個の格子であるのに対して、TENORI-ONの丸いボタンは256ということになりますね。

文化庁メディア芸術祭のTENORI-ONブースはやたらと混んでいたので、実は私はまだTENORI-ONを触ったことはない。だけど、現在は購入もできる。ちなみにこちら↓

販売中
TENORI-ON 「TNR-W」Web Shop
121,000円


いつか別の機会にプログラミングと民生用シンセについて浅~く考えてみたいと思うけれども、とにかく、TENORI-ONはこのボタンを使って演奏する。これが鍵盤楽器の最新形だと考えると、ピアノのようにボタンのひとつひとつがある「音程・音色だけ」を担っているのではなく、選んだモードによって何らかの役割を果たす「ファンクションキー」なのだと思えばいいのだろう。じゃあ自由にファンクションを割り当てられるのかというと、プリペイドですよということなのかと、説明を見たかぎりでは、クラシックイタチは想像する。触ったことのある夫の話では、もっと感覚的に、たとえばぐる~んと円を描くとかいった感じで演奏したりするんだそうだ。

ところで上掲の文化庁メディア芸術祭での展示の様子は、あれはあくまでもディスプレイで、↓のような投写機で流しているだけ。実物は「てのり」サイズで、「ルミン」のような(ミブリというのもあったが)人の身体的な動きで演奏でき、「ON-OFF」の液晶で操作する。すばらしいネーミングである。
TENORI-ON@文化庁メディア芸術祭、投写機


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