洋楽な日々

洋楽を中心とした音楽の紹介。海外サッカー、格闘技等の雑文も。

ケーク

2004-10-30 | CD
Cake / Pressure Chief

 3年振りのケーク。もちろん相変わらずである。相変わらずの音楽に相変わらずの素晴らしさ。

 ヴォーカリストじゃない人が歌ってるような地声チックなVo、ひそかに美しいメロ、哀愁トランペット、なんちゃってミクスチュア、凝り性な性分を醸し出しながらもスカスカした音、全体を覆うノンビリムード。なんかズッコケたような嬉しいようなで妙に気分がよくなってしまう。それにボーナストラックが全部カラオケってところもふざけた感じでよい。

 それにしても本当にThey Might Be Giants みたいな佇まいである。両者ともアメリカインディポップの良心なんていわれてるけど、そんな美談めいたことをサラっと無視するかのごとくイイ加減テイスト満載の名作を出し続けている。まあ、そこが良心たる所以なんだろうけど。

 本作も楽曲の質が総じて高く見劣りするような曲がほとんどない。チープなB級感を纏った良質なポップソングは健在である。

 

78,3kg

2004-10-29 | 減量な日々
 一週間振りの減量の日々。間が空いたのはもちろんここ数日間体重が減ってなかったからである。昨日の横浜出張が効いたのかもしれない。それにしても前回わりかし減ったのが大阪出張のあたりなので、出張すると体重が減るのかもしれない。歩くし。

 しかしながら、つい油断してしまい昼飯に、あんかけスパの1,2倍(ミラネーズ+魚フライ)を食べる。しかも今から皆で食事に行かなくてはならない。まさに一歩進んで二歩下がるだ。

フロッギング・モーリー

2004-10-28 | CD
Flogging Molly / Within A Mile From Home

 アメリカ西海岸のくせにポーグス直系アイリッシュトラッド・ロックを演ってる連中の3rd。ポーグス好きとしてはこのサウンドにはやはりシェーンの酔いどれダメ男ヴォーカルが欲しいところ。演奏も楽曲もいい感じなのだが、どうも生真面目なハリキリヴォーカルが上滑りしてるように思えてしまう。それでも⑩以降は違うスタイルのVoで、どちらかといえばMen They Could't Hangっぽくて、こういう方が結構しっくりくる。

パンタ

2004-10-27 | ビターンな一枚
Panta & Hal / 1980x  (1980)

 そのアーチストの中で最も好きな一枚って一番最初に聴いた作品であることが多い気がする。というか思い浮かべるとほとんどそうである。やはり一発目の印象は非常に重要であり、逆に見切ったような人が大化けなんかされると結構困る。Travisなんか2ndから聴き始めてホントによかった。

 Panta&Halといえば即座に「マラッカ」とくるのが普通だが、個人的には一発目に聴いたこのアルバムの衝撃度が上回る。ラジオから流れた④Audi80は初めて聴くカッコいい日本のロックだった。とにかく、人質をトランクに乗せて豪雨の高速を逃走するこの曲の臨場感、スピード感は尋常ではない。Pantaの曲の中ではマイナーっぽいけど。

 前作「マラッカ」同様、鈴木慶一プロデュース。しかしながら、「東京」をテーマにしたこの作品は慶一らしくなくソリッドでキレキレである。怒涛のA面などは息つく暇もない。まさに日本のロック史上に残る大傑作である。

 そして、Pantaといえば情景を想起させる独特の詩である。①④などは情景がパッと浮かぶし、

     「口数だけが とりえの女は 俺はごめんだぜ」とか
     「蹴飛ばされる前に出て行け kick the city」

なんて歌われた日にゃガキンチョは腕立て伏せでもやりたくなってしまうってもんである。まさに魂揺さぶられまくられの一枚。もちろんこの後、頭脳警察にハマったことは言うまでもなく、「ふざけるんじゃねえよ」「銃をとれ」「さようなら世界婦人よ」などにギッタンギッタンにされたのである。

 最後に、Pantaの詩で個人的に最も印象的な「マラッカ」収録の名曲「裸にされた街」の一節を。

        闇の中を子供の群れが
        たいまつを片手に進む
        百、二百、三百と
        死に場所を求めて
        誰一人 声もたてずに

「盗まれた街」という小説にインスパイアされたそうだが、頭の中で情景が鮮やかに浮かび上がってくる。ホントにもう、ギッタンギッタンである。

 

 

スクール・オブ・ロック

2004-10-27 | 映画
 久々に映画を観る。事前にコピーしておいたのでいつでも観れたのだが、11時半から1時半という妙な時間帯に鑑賞。ちょっとサワリだけ観ようとしたのが過ちで、結局終わりまで観てしまった。

 ストーリーもベタだし、最後のライブの所などは観てる方が恥ずかしくなるような展開。でも、あらすじを知っていればこうなるしかないって事は分かるワケで、いってみればお約束みたいなものである。

 とにかくジャック・ブラックが抜群。彼のパフォーマンスと台詞だけでも価値大アリである。ハイ・フィデリティ(レコード店店員)やクレイドル・ウィル・ロック(腹話術師の弟子)をもう一度見直したくなってきたぞ。

マニック・ストリート・プリーチャーズ

2004-10-25 | CD
Manic Street Preachers / Lifeblood

 マニックスの新作である。もう、出ると聞いただけで腹の底から喉の奥までゾワっと喜びが湧き上がってしまったほどの待望作。溢れる期待とは裏腹に高ぶりを抑制し、万一のことへの対処も怠らず、心の準備を万全にして聴いたつもりだったのだが・・・・・・。

 いくら高ぶりを抑制しても、こんなに期待値が高いと一聴して大抵は期待はずれに感じてしまうものである。で、正直いうと最初はコレもそう感じてしまった。そして何度も聴き返すうちに、最高傑作ではないけれどマニックスの水準作だなってとこに落ち着いた。こんな書き方をするとあまり良くないみたいだが、そんなことはない。だってあのマニックスの水準作である。並みのレベルではない。

 マニックス史上最もポップな作品と、そういわれている。そうかもしれない。キラキラしてるし、②などはまるで80'sヒット(英国もの)って感じである。でもコレはマニックス以外の何者でもない、純度100%のマニックスサウンドである。もともと彼らのメロディセンスって相当高く、実はかなりのポップ好きで、ライブでは「ラストクリスマス」や「君の瞳に恋してる」を演っちゃったりしているほどである。ヴォーカルもとことなくジョージ・マイケルに似てるような気もするし。

 冷静に聴けばいい曲ばかりである。難を言えばいつも数曲入ってる必殺曲が足りないことか。それでもベスト盤、レアトラックスを挟んでのマニックス再スタートを飾る素晴らしいアルバムである。

ハッスル、アーセナル

2004-10-25 | 他いろいろ
ハッスル

 土曜日にハッスル愛知大会を観戦。もともとおバカ路線である上(まあそれは良いのだが)、試合内容もしょっぱく、おバカ+しょっぱいというかなりきつい興行であった。一番面白かったのが石狩太一と川田のミニコントというのではどうにもならんぞ。それに高田総統の名古屋攻撃も弱かった。今さら大げさな結婚ネタなんて・・・・・・。それにしても試合のあまりの酷さに、わざとしょっぱい試合にしてるのでは、勘繰ってしまう。小川も相変わらず下手。

アーセナル

 アーセナルの無敗記録が49で終わった。相手はもちろんマンU。ルーニーのダイビングで得たPKと前がかりになった終了直前のルーニーのゴールで2-0。マンUの堅守はなかなかである。それに比べ攻撃陣はメンツのわりに迫力不足。特にギグスの衰えはかなり寂しいなぁ。
 この試合の放送が午前2時までだったので、さすがに早起きして、ミラン-インテル戦を観ることは出来なかった。試合結果が分からないように家までたどり着かなくては・・・・・。


 
 

アンダートーンズ

2004-10-23 | CD
Undertones / Best Of Undertones

 最近出たアンダートーンズのベスト。英国での評価は良く分からないが、日本においてはかなり中途半端な存在という気がする。しかも解散後20年経っているワケで「何で今さらベスト盤出すの?」などと思ってしまう。買ってるくせにこんなこと言うのはヘンだけど、まあ普通に考えればそう思う。それに何となく買ってしまった感じだし。

 彼らを知ったのは中学の時である。確か音楽専科あたりに好評価なレヴューが載ってたような記憶がある。しかし、そのアルバムタイトルが「僕のいとこはパーフェクト」というものであった。「僕のいとこはパーフェクト」。ロックに過剰な憧憬をもつ中学生にとってこのタイトルはかなり高いハードルであった。たしかに原題が「My Perfect Cousin」なので直訳すればそうなるのだが、いくらなんでもそりゃないだろう。

「これ、良さそうだぞ」
「なに、僕のいとこはパーフェクト?こんなのいいわけねえがや」

 友人とこんな会話が交わされたはずである。それに外見的にも彼らはJam,Clashみたいに格好よくなく、弱そうな冴えない少年然としていた。にもかかわらず、こそっと買ってみたのである。で、どうだったかといえば、特にどうというわけでもなく素通りに近い感じであった。

 ところが、今このベストの⑤を聴いた時にその当時の雰囲気、匂い、生温かさ、そういったものが体をすり抜けていった感じがし、胸が締め付けられるような感覚に襲われたのである。おまけに、明らかにティーエイジャー向けとおぼしきこのポップ・パンクが妙に気に入ってしまっている。なんかノスタルジックなポップマジックをかけられたようで、かなりいい気分である。

ビターンな一枚

2004-10-22 | ビターンな一枚
 ビターンな一枚というカテゴリーを新設。ビターンとは言うまでもなく、びびってたじろぐこと(by総統)。今まで聴いた中でビターンされたアルバムをチョコチョコとピックアップしていこうという、ツマラン思い付きである。

 思えば、音楽から強烈なインパクトを受けたのはほとんど10代の時。擦れてないというか、ピュアというか。受身を知らずにバックドロップ3連発をくらってたようなもんである。なので取り上げるものが必ずしも好盤であるわけもない。今じゃあショボくて聴けないかもしれない。

 思い浮かぶのはこんな感じだ。
   
   ポップグループ 1st、2nd
   エコー&バニーメン 1st
   ピーター・ガブリエル 3rd
   XTC 「ブラック・シー」
   エルビス・コステロ 「パンチ・ザ・クロック」
   ポリス 「白いレガッタ」
   ジャム 「セッティング・サンズ」
   リザード 1st
   PANTA&HAL 「1980X」
   ムーンライダース 「カメラ=万年筆」
   P-MODEL 「イン・ア・モデルルーム」

 なんか見てるだけで笑えてくるぞ。大体、J-POP?ガキ向けはちょと・・・なんて感じのくせに自分がガキの頃に聴いた音楽は殿堂入りにして後生大事にしてるのは我ながら始末が悪い。でも、みんなそうなんだろうな、とも思う。

 


 

78,9kg

2004-10-22 | 減量な日々
 やっと79キロ台から脱出。といっても体重計上での微妙な体重移動で100gごまかしアリ。運動はほとんどしてないけど、まあまあなペースである。あまりハイペースでも良くないし。なので昼飯は大好きなチョイ辛坦々麺&チャーシュー丼のお腹一杯コースを食す。うま過ぎ。