Making Up Time / Candy Butchers
これは1994年から98年の間に作られた楽曲からチョイスしたもの。
初期ベスト盤という位置づけなのかどうかは分からないが、さすがのポップ職人ぶり全開の一枚である。
最初は、去年リリースされた最新作だと思って聴いていたのだが、調べてみて初期編集モノだと分かった。
つまりは、まったく変わってないぞキャンディ・ブッチャーズ!ということである。
ノーテンキなアコースティックポップソングで固められた好ポップ盤。
ポップで甘いメロディと軽快な演奏。
そして、そこにグッドマッチングなしゃがれヴォーカル。
目の覚めるようなイッパツは無いとはいえ、確実に一定のクオリティは保証しまっせ的な安定感はバツグンで、そのソングライティングは職人芸。
グッドメロ満載。
コレはまさに、ワタシが聴いた2枚のアルバム(2002、2004リリース作)で感じた彼らのイメージにズッポシピッタシなのだ。
重み深みは置いといて、聴けば気分が少し上昇すること間違いなしの、
良きポップミュージックの効用をバシッと備えた一枚。