洋楽な日々

洋楽を中心とした音楽の紹介。海外サッカー、格闘技等の雑文も。

ジム・ビアンコ@K・D japon

2007-04-12 | 他いろいろ
最近はどうにもこうにもイバラの日々が続いている。
心にイバラを持つ少年」というスミスの曲があったが、少年ではないトコロが微妙とはいえワタシもイバラってるわけである。
イバラでありつつ脱力感溢れる心理状態。
そんな中で一服の清涼剤となったのが日曜日に行ってきたジム・ビアンコのライブ

その前に行ったソウル・フラワー・ユニオンのライブも良かったし、チャンピオンズリーグのマンUの勝利、レッドソックスの松坂、たまたま見て大爆笑してしまったスカパーの演歌カラオケ指導番組なんかも、心に潤いを与えてくれたのであるが、やはりジム・ビアンコなのである。

2階席が10人チョイ、1階が20~30人程度という客の入り(まあまあ満員)。
メンバーは去年同様ジム・ビアンコと、アコーディオン、キーボード、ミニミニトランペット等を器用に駆使するマルチプレーヤーのブラッド・ゴードン(ペドラ・ヘイデンのミックスなども手がけている)、そしてジュード・ロウ似のドラマーという3人編成。

ジャズやブルースのエッセンスを盛り込んだアメリカンルーツミュージックをポップに昇華したサウンドに、コステロ、トム・ウェイツ、ジョン・ウェズレー・ハーディングの風味をたっぷりと染み込ませた、甘しゃがれた味のあるヴォーカル。
そして芯の太い演奏と、遊び心溢れるパフォーマンス。
素晴らしいライブだったことは言うまでも無く、というか、このハコでこの内容が堪能出来るなんてハッキリ言って美味し過ぎる。

去年はほとんどのファンが、ジム以外の地元バンド目当てといった感じだったが、今回は大半(といっても50人にも満たないが)の客が彼目当てに来ていたという印象。持ち時間も去年は40分くらいだったが、今回は1時間以上演ったし、やっぱり去年のパフォーマンスが良かったので地味かつ密かな評判を呼んだみたいだ。

最後に「See You Next Year」と言っていたので、来年も来るつもりらしい。
結構広範囲に回っているので、何か日本で気に入った場所もしくはナニかを見つけたのかも。
ま、なにはともあれ、毎年恒例にでもなってくれれば非常に嬉しい。