洋楽な日々

洋楽を中心とした音楽の紹介。海外サッカー、格闘技等の雑文も。

マニック・ストリート・プリーチャーズ

2004-10-25 | CD
Manic Street Preachers / Lifeblood

 マニックスの新作である。もう、出ると聞いただけで腹の底から喉の奥までゾワっと喜びが湧き上がってしまったほどの待望作。溢れる期待とは裏腹に高ぶりを抑制し、万一のことへの対処も怠らず、心の準備を万全にして聴いたつもりだったのだが・・・・・・。

 いくら高ぶりを抑制しても、こんなに期待値が高いと一聴して大抵は期待はずれに感じてしまうものである。で、正直いうと最初はコレもそう感じてしまった。そして何度も聴き返すうちに、最高傑作ではないけれどマニックスの水準作だなってとこに落ち着いた。こんな書き方をするとあまり良くないみたいだが、そんなことはない。だってあのマニックスの水準作である。並みのレベルではない。

 マニックス史上最もポップな作品と、そういわれている。そうかもしれない。キラキラしてるし、②などはまるで80'sヒット(英国もの)って感じである。でもコレはマニックス以外の何者でもない、純度100%のマニックスサウンドである。もともと彼らのメロディセンスって相当高く、実はかなりのポップ好きで、ライブでは「ラストクリスマス」や「君の瞳に恋してる」を演っちゃったりしているほどである。ヴォーカルもとことなくジョージ・マイケルに似てるような気もするし。

 冷静に聴けばいい曲ばかりである。難を言えばいつも数曲入ってる必殺曲が足りないことか。それでもベスト盤、レアトラックスを挟んでのマニックス再スタートを飾る素晴らしいアルバムである。

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2 コメント

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Unknown (buggy)
2004-10-26 01:09:57
「水準作」て言葉選びがイケてますよ(^o^)



今回のマニックス。

これだけポップでも尖る事は可能なんですよね。

ホント、大人ならではの尖り方? 

カッコイイですよ、こんな蒼臭い大人になりたいなぁ。



「ラストクリスマス」

「君の瞳に恋してる」

特に後者のカヴァーは最高でした。

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Unknown (hera)
2004-10-26 12:21:31
 おホメ頂き、ありがとうございます。やっぱりマニックスってカッコイイですよね。それと、彼らに対して書き忘れた言葉がありまして、それは「気概」です。これだけで言わんとすることがわかると思いますが・・・・。



 昨日見つけましたが、11月12日スカパーch731でマニックス特集、ライブ、セルフライナーの3連発がありますよ。
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