洋楽な日々

洋楽を中心とした音楽の紹介。海外サッカー、格闘技等の雑文も。

ケーク

2004-10-30 | CD
Cake / Pressure Chief

 3年振りのケーク。もちろん相変わらずである。相変わらずの音楽に相変わらずの素晴らしさ。

 ヴォーカリストじゃない人が歌ってるような地声チックなVo、ひそかに美しいメロ、哀愁トランペット、なんちゃってミクスチュア、凝り性な性分を醸し出しながらもスカスカした音、全体を覆うノンビリムード。なんかズッコケたような嬉しいようなで妙に気分がよくなってしまう。それにボーナストラックが全部カラオケってところもふざけた感じでよい。

 それにしても本当にThey Might Be Giants みたいな佇まいである。両者ともアメリカインディポップの良心なんていわれてるけど、そんな美談めいたことをサラっと無視するかのごとくイイ加減テイスト満載の名作を出し続けている。まあ、そこが良心たる所以なんだろうけど。

 本作も楽曲の質が総じて高く見劣りするような曲がほとんどない。チープなB級感を纏った良質なポップソングは健在である。