洋楽な日々

洋楽を中心とした音楽の紹介。海外サッカー、格闘技等の雑文も。

ロン・セクスミス

2005-10-22 | CD

Destination Unknown / Sexsmith & Kerr

& kerr とは付くものの実質はロン・セクスミスの新譜みたいなアルバム。
もちろん、相変わらずのロン節炸裂な一枚だ。
これを聴いていると、彼は良いメロディを作ることに苦労することが無さそうな雰囲気で、まさしく名曲製造器のようである。
しかしながら、あまりにもど真ん中なロン節だらけで、前にも聴いたことがあるようなないような・・・
セルフカバーか?って瞬間もある。
なんか、こう、鮮度が感じられないというとナンだが・・・
まあ、そんなことを言いつつも、彼に相応しいクオリティの作品であり、
普通にロン&too simple。
ポール・マッカートニーみたいな節回しも心地よい。
意外と屈指の出来かも。

 

 


韓信

2005-10-21 | 

国士無双
麻雀をやる人間だったら知らぬ者はいない役満である。
クソ配牌でどうにもならない時に繰り出される大技。
煩雑な思考と忍耐の両方から解放される上に、大儲けが狙えるという、甘美なる妙手。

「いきなりウーピン切りかよ」
「なんだ、ホンイツじゃねえのかよ(嘲笑)」みたいな。

そんな国士無双だが、その意味するところは、国に二人といない人物ということであり、そう謳われた人物こそが韓信その人である。

漢の始祖・劉邦に忠誠を尽くしながらも、最後は粛清されてしまった悲劇の武将。
かの「背水の陣」なる言葉も彼の戦法が語源である。

三国志関連の本は数あれど、「項羽と劉邦」に関してはあまり見当たらないと思っていたところに、「韓信」「張良」という劉邦軍の2大スターの本があったので、PHP出版ながら、迷わず購入した。
本当は、劉邦による全土統一後の内部抗争に興味があったのだが、やはりというか普通にというか、そのあたりは後日談的な扱いに留まっている。
これなら司馬遼太郎の「項羽と劉邦」を読んでれば、必要なしって感じだったのだが、まあ、しかし、なんだかんだ言いつつも、この「項羽と劉邦」モノはやはり面白い。

恐るべし中国歴史モノ

三国志なんて、小説、横山光輝はもちろん、仰々しいムック本みたいなのから、えらく分厚い「人物辞典」なるものまで買い込んでいるし、池上遼一の大胆解釈なマンガまで持っている。
事務所の机には関羽と劉備のフィギュアまで置いてあるくらいだ。

次の狙いはやっぱり、北方兼三の「水滸伝」か。期待大。


海を飛ぶ夢

2005-10-20 | 映画

月曜日に東京でヘビーな腰痛に見舞われてしまった。
這々の体で名古屋まで帰ってきたものの、さすがに火曜日はお休み。
昨日までは直立出来ずに、45度くらいの前傾姿勢でしか立てないという、ナントカ原人みたいな状態が続いていた。
それでも応接のソファにPCを移し、ゴロゴロしながら仕事をこなしつつ、ついでにブログまで更新するという、無駄な頑張りを発揮。
今日はようやく前傾姿勢が15度くらいにまで立ち直ったものの、まだ、かなり痛い状態である。
それにトレーニングの中断も精神的に痛いところだ。

その休んだ日に、見たのがこの「海を飛ぶ夢」
若い頃に事故で四肢付随になり、28年間寝たきりになった男が尊厳死を求める。
重く深いテーマの映画である。
なぜ主人公が、この期に及んで(55歳)死にたくなったのかはよく分からないし、正直、そんなには感動したわけでもないのだが、テーマがテーマだけにズシリとした余韻が残る。
映像をみるにつけ、尊厳死というよりも不自由な肉体からの精神の解放、という印象の方が強く、とはいえ、これらがイコールという捉え方も出来なくもない。
つまるところ、突き詰めようがないテーマであって、そもそも尊厳死ってナニってところからして微妙だ。

従業員に給料を払えなくなって自殺する中小企業の社長の死はどうなの?なんてことを考え出すとワケがわからなくなってくるし、ロースペックな頭脳では考えるのも面倒である。
ちなみに主人公の名はラモン
もちろんレーザーラモンではないので「尊厳死フォー!」なんて言うわけもないのだが、というか無駄に不謹慎なセンテンス。
不真面目ですいません。


ジェームス・ホワイト

2005-10-19 | CD

Get Down And Dirty! / James White

なんとジェームス・ホワイト(チャンス)の久々ぶりの新譜。
それにしても、このジャケ!
どうしたって買わずにはいられない雰囲気ムンムンである。

ジェームス・チャンスといえば、嫌な思い出がある。
数年前にお客さん(女性含む)を駅まで送りに行く際に、渋滞でイライラムードの中、たまたまかかっていたCDが彼で、それがよりによって、女性の喘ぎ声が延々と続く曲だったのだ。
慌てて曲を変えるのもどうかと思って、流していたら、これがやたらと長い曲。
車の中が気まずい空気に充ち満ちたことは言うまでもない。

そんな(どんな?)ジェームス・チャンスのこの新譜。
もちろんノーニューヨークのコントーションズのような狂気の咆哮&大暴走なものではない。
どちらかというと、昔のマーチン・ステファンソンのような、渋くてのってりとした風情が感じられるくらいだ。
しかしながら、ブルースやジャズを呑み込んだサウンドと、それに絡む怪しげなヴォーカルが、いかにも裏通りチックな、一筋縄ではいかない空気を醸し出している。
場末で怪しくSwingin’!
そんな雰囲気。


K-1MAX~日本代表

2005-10-13 | プロレス・格闘技

昨日はK-1MAXから日本代表の試合へなだれ込むという、かなり豪華な番組構成だった。
たまたま東京出張だったので、思い切ってMAXでも見に行ってみようかとも思ったのだが、まあ、なんとなくそれはやめておいた。

それにしても、MAXは魔娑斗(変換が面倒)、KID抜きでも十分に面白いし、各選手のキャラも確立されていて、完全にヘビー級を食っちゃっている。
中でもレミギウスはファイトスタイルが最高な上、立ち技オンリーの方が能力を発揮できそうで、彼の存在でMAXがさらに興味深いものになりそうだ。
総合ルールのは「勝たせるマッチメーク」だったように思うが、とはいえキレのある動きでスカッと役割を果たしたのはお見事。
逆に秋山に関しては、明らかに練習してない、金目当てのブヨブヨな名ばかりの元ボクシング世界王者なんかとやってる段階は過ぎてるように思うのだが・・・。
いずれにしても、ヘビー級が収拾のつかないお寒い状況になりつつある中、この中量級はバツグンに見応えがある

そんな面白かったMAXの後は日本代表vsウクライナの親善試合。
日本代表は「決意のヨーロッパ遠征」(byテレ朝)らしいが、ウクライナの目玉シェフチェンコは、やっぱりというかナンというか、39℃の熱がでたらしく、この日はお休み。
試合は、イマイチ得点への期待感に欠ける内容の末、酷い判定で日本代表が負けてしまった。
判定が圧倒的に相手寄りな上、過剰なレッド裁定で中田浩が退場させられ、さらに、そらねぇだろって感じのPKで負けたワケだから、この結果に対するエクスキューズは大いにある。
しかしながら、全体としては力負けとの印象が強かった。
なんか、最近の代表の試合はパッとしないというか、スカっとしないというか・・・
これ、こんな状態では一次予選突破なんて、まるでもって不可能じゃないのか?
今がドツボで本番がピーク、みたいな奇跡的な筋書きを期待するしかないかも。


ニュー体重計

2005-10-11 | 減量な日々

体重計を購入した。
言うまでもなく体重は量れるし、もちろん体脂肪率も出る。
さらにいうと筋肉率、BMI値(だったか?)、内臓脂肪、基礎代謝、そして、体年齢までも分かるというスグレものだ。
おまけに各数値を一週間、一ヶ月、3ヶ月とメモリーすることができ、肉体改造度が一目で分かるという機能まで付いている。
早速使ってみたところ、
 
        体重   76,8kg
        体脂肪率 23,8%    
        筋肉率  32,4%くらい
        基礎代謝 1750kcalくらい    
        内臓脂肪 9(結構高いほう)
        BMI    24くらい 
        体年齢  納得いかん数字! 

と、こんな数値であった。
とうなんだろうか、この数値は?(不安過多)
体年齢を見る限り、まったく褒められたモンではなさそうだが・・・・

で、リバウンドせずに減量するには、筋肉量を減らさずに体重を落とさないといかんので、そうすると、計算上は体重を4kg落とした場合、筋肉率34、2%であればオッケーということになる。
その際の体脂肪率は、だいたいアンダー20%となりそうで、まあまあな感じである。
とりあえずの目標見えたり。
のんびりと年内達成といきたいところだ。
このニュー体重計のおかげでモチベーションも急上昇
昨日は間違ってピザとスパゲティを食ってしまったが、今から早速トレーニングだ!


大江慎也&花田裕之

2005-10-06 | CD
ORIGIN DUO~COUNTERATTACK 大江慎也&花田裕之ACOUSTIC LIVE

去年のフジロックでの再結成を機に、関連音源がぞくぞくとリリースされているルースターズだが、これは、花田裕之のライブに大江慎也が乱入してルースターズナンバーをやりまくったという、実際にその場にいたら卒倒しそうな仰天アコースティックライブである。

個人的には最初に聴いたルースターズのアルバムが「φ」だったこともあって、ストレートなロックンロールの初期よりも、病んだ大江の世界観が全面に押し出された中期のほうに思い入れがあるのだが、このライブの前半はモロにそのあたりの楽曲がズラリと並んでいる。

しかも、「この曲ってこんなに良かったか?」と思ってしまうような、村上ファンドも大喜びな含み資産たっぷりな隠れ名曲や殿堂級な定番の数々。
エコー&バニーメンやヴェルヴェット・アンダーグランドを思いっきり彷彿とさせる暗く美しいメロディに、大江の酷いヴォーカル(思ったほど酷くはないが)が乗った日にゃあ、これはまさしくグッド・ドリームスとしか言いようがない。

花田のソロも出たことだし、このデュオで地方(具体的に言えば名古屋!)を回ってもらいたいところ。

Wー1

2005-10-03 | プロレス・格闘技
初回の柴田vs秋山が素晴らしかったWー1トーナメント
日曜日に、その2回戦が行われたのでPPVで観戦したのだが、これが、まあ、正直、スリーピー
これでは、ダメじゃないのか?
スペシャルマッチの4試合のタッグ戦が全滅。
ドリーやブッチャーはもうええ加減にしてほしいし、注目の三沢と曙の絡みも特筆すべき点がなく、凡庸な試合を連発。
肝心の?トーナメントも、これまた凡庸な試合の連続で、見るべきところは皆無で意外性ゼロ
多少はマシな試合だった秋山vsサップも、期待を越えるモノではなかった。
次もこのレベルだったら終わりそうな勢いである

サッカー雑感

2005-10-03 | サッカー

土曜の夜はマンチェスター・ユナイテッド、日曜の朝はバルセロナ、日曜夜はボルトン、そして月曜朝にインテルvsユベントスの大一番と、息つく暇もないサッカー地獄。

マンUは韓国人パク・チソンの活躍で3対2でなんとか勝利。なかなかの激闘だったが、相手がチェルシーやアーセナルでなく、格下のフラムってことが問題。
このクラスの相手でも、もう遜色ないってのは非常に哀しいハナシである。

ボルトン中田は、セリエ時代のような凡ミスもなく、好守にキレのあるプレーをみせた。
左コーナーキックやFKも任されており、チームの主軸となった感がある。
彼いわく、セリエと比べてキーパーのレベルが低いので十分にゴールを狙えるらしい。
もっとも最近の彼のシュートは酷いものなので、こちらの改善がマストだと思われるが。
いずれにしても、この日のような出来であれば、ゴールも近いのでは。

先週の大一番、ユベントスvsインテルはインテルの惨敗。
ハッキリ言って、この日のユベントスはうんざりするほど強かった
去年のミランのピーク時に匹敵する強さであり、インテルは完全に力負け。
特に、中盤のエメルソン、ヴィエラの二人が効きまくり。
インテルは代役のピサロが良くなかったため、ベロンがインフルエンザで欠場したことが、かなり痛かったことは確かだが、この日に関してはハッキリとした差をみせつけられてしまった
これで2敗目。去年は1シーズン通して2敗しかしてなかったのだが、6節で早くも負け数が並んだことになる。
プレミアではマンUが早々と脱落しているが、彼らとは底力が違うインテルとはいうものの、内容的にはかなり嫌な敗戦といえる。