洋楽な日々

洋楽を中心とした音楽の紹介。海外サッカー、格闘技等の雑文も。

ターミナル

2005-05-13 | 映画
 一つ間違えるととんでもない駄作になりかねない素材を絶妙に調理し、淀みなく楽しませる手腕はさすがにスピルバーグ&トム・ハンクス。肩肘張らずにのんびりと最後まで気分良く見続けられるって意味では、エンターテイメントのお手本のような映画である。派手なシーンもCGもないのだが、この映画は間違いなくファンタジー映画。映像や音楽から、空港全体に魔法が掛かっているような空気感がそこはかとなく漂っている。なので、都合の良い展開や、あり得なさそうな行動も全てが是。大きな感情の起伏こそ起こらないが、ファンタジーゆえにちょっとクサめな部分が逆にフックの効いた小技になっており、穏やかにして飽きさせない良質な作品となっている。キャサリン・ゼタ・ジョーンズも良い。
 
 
 

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