洋楽な日々

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マンU最終戦

2005-05-16 | サッカー
 英国プレミアリーグも寂しいことに最終節を終えてしまった。冴えないシーズンの末、3位確定しているマンUは激烈な降格争いのまっただ中にいるサウサンプトンとの最終戦。勝ち点差2の中に4チームがひしめき、そのうち3チームが降格するという厳しすぎる状況で最終戦を迎えたサウサンプトン。祈るような表情のサポーターや監督の映像を見ていると、この試合ばかりはマンUに負けて欲しい気分になったのだが、そんな意識で見ると、いつもは頼りないと思っていたマンUがやたらと強く映るから不思議だ。
 試合は、いつも凡ミスばかりのGKキャロルが余計なファインセーブを決め、怪我で冴えないシーズンを送り、肝心な試合で不発だったファン・ニステルローイが決勝点をあげてマンUの逆転勝ち。違う試合で頑張れよって突っ込みたくなる結末だ。それにしても、試合後ピッチに座り込む選手たちや、茫然自失ながら暖かい拍手を送ったサポーターたちを見ると、なんかハートウォーミングな残酷物語を見せられてるみたいで、妙な満足感に満たされてしまった。

 来季のマンUはアメリカの資産家がオーナーになるということで、現地では強烈な反対運動が起こっている。確かに、フットボール発祥の地における、その象徴的なクラブチームが外国人資産家に買収されることには拒絶反応が起こるのは当然だし、自己資金が25%というのも、いかにもマネーゲームくさい。まあ、日本にいても、なんとなく嫌な感じなので、生粋のサポーターからしてみれば、とうてい我慢できないことなのだろうとは思う。
 どうなるのかは分からないが、今のオールドトラフォードの雰囲気だけは絶対に壊して欲しくないと、それだけは切に願いたいものである。

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