妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

妻は私の言葉を気配で読み取っているのか?

2014-09-19 18:35:38 | 日頃気になること

朝から日差しが強かったが、秋の気配を感じました。

4日後は秋分の日。

街路樹のナナカマドの実も色付いてきました・・・少し前は白い花をつけていたのが!!

 

妻はアルツハイマー型認知症で特養に入居しています。

3日毎に昼食介助に通ってます。

 

11:45に家を出るといつも12:00丁度に施設に着きます。

今日はテーブルに6人の入所者さんと一緒です

妻だけ食事全介助

妻だけ目を瞑ったまゝ

声は発しない

問いかけに何の反応もなく、頷くこともない

 

が、なんとなく、状況を感じ取っているが・・・表現することが全くできない

この症状が妻にとっての周辺症状の一つなのだと私は思い込むことにしています。

 

食事の用意が出来ました

まず最初に 冷たいすり潰したキウイをスプーンで口に運んで「ハイ!甘いキウイだよ!!」

と言うと、大きく口を開いて食べたが二口目は口を開けなかったのです。

 

ごはん おかずのかぼちゃ 鶏肉の照焼きを食べ終わったころ入所者さんが

「キウイ スッパイ!!」と言ったのです

この時 私は何も考えずに「このキウイ スッパイよ!!」と言ってスプーンで口に運ぶと大きく

口を開けて食べたのです。

2口目も3口目も食べたのです。

 

この事象から

私が甘いと言ったことは 甘いと期待していたのが意に反したので 2度目は拒絶した

 

食事介助を終えて

「このキウイ スッパイょ!!」と言ったことが解かっているかのように承知して食べていると

思わずにはいられなかった。

 

私は思う

妻は認知症に罹ってからは自分の身の安全に最善の注意を払って生活していたと思う。

アルツハイマー型認知症は生命を守るために動物の本能を甦らせたように思える。

私が妻を見ていて思い浮かんできた事をただ書きとめてみました

 



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