妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

好きなおかずは美味しい!!

2013-12-24 17:12:53 | 今日の夕食介助

<薄暗い雑木林の中に紅一点の南天>


23日の食事介助

老健入所以来(現在は特養入居)約6年 3日毎の夕食介助に通っていたが今回初めて

昼食介助に訪ねてみた。


夕食介助は 家を出るPM5:30は 日はとっぷり暮れて郊外は雨の夜などは良く

見えないのです。(来年後期高齢者仲間入り)

と言うわけで、冬期間は昼食介助に変更。

昼食時間のPM12:00 妻のグループの食堂に到着。

午前中 散髪してもらってスッキリした表情に見えたが 対面して声を掛けたが反応なし。

職員さんが「旦那さん来ましたよ!」と耳元でゆっくり声掛けしても反応なし。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

声を掛けられたことも、私の存在も分かっていて反応しないだけなのだと理解します。


普通は人に声を掛けられれば それに応えるがアルツハイマーに侵された妻の脳は

それに応えないのだと確信。(応えられるがしない)


根拠は この日の昼食のおかずにミキサーにかけたポテトとごぼうのサラダがでた。

このサラダをスプーンで口に入れるてやると いかにも美味しそうに食べるのです。

続けて単品で全部食べてしまった。


食べさせながら「美味しいかい?」と訊いてもただ食べることに集中していた。

食べ終わってから妻の満足そうな表情を見て私が「美味しい!美味しい!」とただ何となく

つぶやくと なんとこの日初めて私を見つめて目をパッチリ開いてニコッ・・・(ニタッ・・・?)

として私の眼にピントを合わせて はっきりとした声で「ウン。」と声を出したのです。

この出来事から妻の脳は まだ完全には破壊されていないと認めたくなります。

妻の認知症は絶対に改善されないと思いたくない・・・。