妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

また介護に期待が持てました

2012-10-26 23:05:42 | アルツハイマー型認知症

今日は夕食の介助に行く日です。

介助に計画があったのです。

刻み食のおかずが出たならば スプーンで潰してから食べさせるつもりだった。


日中 別の要件で以前介護施設に勤めていた方と会うことになった。

雑談の中で 「今日は妻の食事介助に行きます。」

「介助方法に工夫を試してきます。」

と話すと この方は 認知症の患者さんの食事に特別に関心があり相当経験と専門知識の

ある方だと見えました。


全介助の人の食事介助の仕方を聞きたくて早速同行をお願いすると快く引き受けていただけました。


食事時間に合わせて妻と対面できました。


すると 全然予期しなかった事態が起きたのです。

この方が妻と目線を合わせて話しかけました。

妻は じっと見つめてニコッとして うなづいて唇が動いたのです。


職員さんも見ていて確かに首を縦に動かしたと言いました。

この方が話しかける度に はっきりと見つめてうなづくのです。

「いっぱい食べましょうね」というとニコッとしてうなづきます。

「いっぱい食べておうちに帰りましょうね」 と言うと力強くうなづきました。

10回以上うなづいたと思います。

想定外の出来事です。

食べ終わったのは一番遅かったですがリズムよく食べ終わりました。


今日は特別体調が良かったのか、この方が期待していた方だったかは分かりませんが

意外な展開になりました。


近いうちに再度同行してもらうことになりました。

今日の出来事で介護にまた期待が持てると自信がもてました。