への次郎が行く

カメラと地図を片手に気ままに出かけます。

フジの花と牡丹を見に行く(羽島市・大垣市 ②)

2021年04月26日 | 

赤坂スポーツ公園でフジを見たあと、JR美濃赤坂駅の近くに来ました。

江戸時代、ここに中山道の美濃赤坂宿がありました。宿場の西に徳川家康によって築かれたお茶屋屋敷が残っていて、牡丹の名所になっています。

 

お茶屋屋敷 (2021/4/23)

お茶屋屋敷とは、家康が上洛する際に休泊する場として設けられた施設のことです。当時は四隅に櫓があり、土塁や空堀もつくられて防御機能も備えていました。今でも遺構の一部が残っていますが、規模はずっと小さくなっているそうです。

このあたりは道が狭いため、少し離れたところに駐車し、南の方から徒歩で向かいました。近づくとやがて、竹の枝で塀をこしらえた一角が現れました。塀の中がお茶屋屋敷です。

 

さらに進むと門がありました。武士でも現れそうな雰囲気です。

 

門をくぐって中に入ると、「緑のトンネル!

突き当りは立ち入り禁止区域。右側に牡丹園がありました。

 

牡丹園 (2021/4/23)

牡丹園に入ると、色とりどりの牡丹が満開でした。ここには約80種類800株の牡丹が植わっているそうです。奥に見える建物は、ここの所有者の住居でしょうか?

 

牡丹を鑑賞しながら奥に進みました。

 

奥から牡丹園の入口付近を見た光景です。手入れが行き届いていました。

 

牡丹を鑑賞したあと、ルートを変えて帰りました。前に盛土が見えますが、これが土塁の一部です。右にくぼ地が見えますが、これが空堀の一部です。土塁を越えて進むと、入口の門のところに出ました。

 

現在ここは、個人の所有になっていますが、ご厚意により牡丹園は公開されているそうです。

快晴で気温が高いと、牡丹のような薄っぺらい花は弱ります。この日は気温が20度を超えた程度で、曇りがちの晴れでした。牡丹を鑑賞するには、絶好の日和でした。

                                          つづく