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狼森の粟餅

ほとんど園芸日記です。

帯結び、一応完成。そして、通し矢!!

2010年01月17日 20時36分25秒 | 着物
成人式も無事終わりました。
一応、これで試行錯誤していた帯結びも完成です
成人式では、派遣された美容院で、メインとして2人、助手として3人のお客様を着付けさせていただきました。
直前までなかなかきれいに決まらなかった衿合わせもきれいに出来、帯結びもなんとか完成形にもっていけたので、ほっと一息です。

で、今日は今日はで、京都の三十三間堂の通し矢の着付けに派遣されました。
着付けのスタッフも15人近くいましたが、お客様も90人あまり
通し矢の着付けも初めてだったので、パニック状態でございましたよ
それでも何とかメインで3人、助手として3人のお客様を着付けさせていただきました(メイン・助手ともに、あと一人ずつ着付けたかも… 忙しかったから、定かではない…)。
途中、2人のお客様は、人手が足りなくて、一人だけで着付けたので、袴の紐を締めて握ったまま後ろへ前へと回りこんだり
しんどかった

通し矢、ニュースでもよく報道されるのでご存じの方も多いかと思いますが、全国で弓道をしている新成人の方々が、京都の三十三間堂で、矢を射る行事です。
わたしはまた、関西限定のイベントと思い込んでいたのですが、実に北は北海道から南は多分沖縄まで(今年は熊本の方がわたしたちの担当では南限でした)、全国から新成人の方が集まる大会です。

通し矢の場合、袴の紐の結び方が左側で、最後は後ろ側の中で紐を結ぶとか、袴の丈は前が足の甲にかからなければならない(短すぎると失格になることも)とか、髪飾りも左側につける、ピアスは外して臨むなど、様々な注意事項があって、成人式とはまた違った意味での緊張がありました。
成人式には失格とかは無いですからね

それでも、通し矢のお客様は、弓道で胸筋を鍛えているので、多少紐をぎゅうぎゅう締めても大丈夫。踏ん張りもきくので、非常に着付けやすかったです。

願わくば、わたしが着付けたお嬢さんたちが、気持ち良く弓を引けて、最後まで胸元がはだけずに過ごせましたように

帯結びが決まらない~!

2010年01月06日 22時38分12秒 | 着物
今年は、着付けの先生のお手伝いで、成人式の振り袖の着付けをすることになっています。
「着物の着付けは上手」と先生に言われていますが、帯結びがいま一つで、悪戦苦闘中

以前着付けを習ったところは、着物関係の組合の系列の着付け教室で、生徒の大部分はその業界のおうちのお嬢さんやお嫁さん。着物や着付けについて一通り勉強して、家業を継ぐための学校といった色彩が強いところでした。
だから、あまり着付けのプロを養成するといった感じではありませんでした(そんなこと言ったら怒られるかな)。
習った帯結びも、かなり古風で、今の教室の先生の感性には、どうも合わないみたい。
もちろん、人様に着付ける為のテクニック自体が、わたしに不足していることもありますが、羽根の形づけとかシャープさとか、先生の求めるものとズレているようで

教室の先輩で、帯結びに関しては先生が一目も二目も置いている方に「先生の好みを理解して、それに沿うようにした方がいいわよ」とアドバイスをいただき、いろいろ試行錯誤中です。

で、今日練習してみたのはこんな感じ。
先生のOK出るかなぁ

成人式まで、あと少ししかない~~~
マジで、大丈夫か、自分!!と突っ込み入れたくなります

二部式帯と半幅帯

2007年10月05日 20時47分04秒 | 着物
ここんところ、魚ネタばかりだったので、たまには着物をば

今年の4月にNHK教育のおしゃれ工房で放映された、もりたもとこさんの「手作りで楽しむ和の装い」で、木綿の洋服地などで作る二部式帯の作り方をやっていました。
一応着付けの看板もってるし、「帯は自分で結ばないとなまっちゃう」という主義で、二部式帯には全然興味が無かったんですが、先年右肩が上がらなくなってしまい、去年のお正月はお太鼓結ぶのがとても辛かったんです
それに、最近は普段着に着物を気軽に着たいので、木綿の着物や帯が欲しいけど、お値段も下手な絹物より高かったり
「普段着よ~」と言うなら、ジーンズ並みの値段じゃないと気軽に着られないし、周りの目も冷たい。
だから、木綿の着物や帯や着物回りの小物を何とか手作りしたいと思っていたので、この放送は渡りに船でした

夏前に、実家の母にもらった夢二柄の布を使って早速二部式帯を作りました。
その前に、娘のお友達のお母さんと一緒に、娘の着物と帯をおそろいで作ったところだったので、勢いもついていたので、二本一気に作りました
112cm幅で174cmしか要らなくて、製作費も少なくて済むし、結んでみたら意外にお弁当箱にならないで、それっぽく見えて良かったです
一緒に写っているのは、インテリア・クロスとして売っていたインド綿を使って作った半幅帯。こんな感じのシンプルな半幅帯、欲しかったんだ

ワタナベコウさんの「ミシンで縫う浴衣」の回もしっかり録画して、一つ作ってみたんですが、こちらは身幅が広くなりすぎて、手直しが必要でした
ジャストサイズの木綿の着物目指して、再チャレンジです

ちびで、お腹や二の腕や太ももなどがぷよぷよだけど、ペチャパイでぺったんこのお尻で、手足が短い…とくれば、なかなか気に入った既製品の洋服はありません
着物は紐で調節できるけど、それだって限度があります。
プレタの浴衣は、丈も裄も長いし、身幅が広くて下前で折り返しても余る余る
自分サイズの着物!!
憧れでございますよ

涼しくなってきたので、じっくり腰をすえて、お針仕事再開しよう

色っぽい長襦袢

2006年10月06日 23時58分13秒 | 着物
手元に、とても色っぽい長襦袢があります。
それは、白一色の縮緬で、裏が紅絹。白にほんのり紅色が透けて、何とも色っぽいのです。

この長襦袢と揃いの黒留袖、色留袖3枚がわたしのところに来たのは、着物好きで着付けの師範の資格までとったわたしを応援してくれている、遠縁の伯母が譲ってくれたからです。伯母は京都の大丸の呉服部に勤めていたこともある人で、この伯母に着物についていろいろ教えてもらいました。これはその伯母の、義妹にあたる人の、嫁入り道具だったものです。
伯母の義妹という人は、京都から大阪の呉服店に嫁いだ人でしたが、お産で実家に帰っている間にご主人が浮気して、離婚してしまいました。
娘と孫かわいさにご両親が京都の実家に永く引き止めて、それも原因の一つだったと聞いています。

嫁入りのために誂えられたこの着物たちには、そんな未来を知らない花嫁の初心な恥じらいと、親御さんの娘の幸せを願う愛情が籠っているような気がします。
若草色に桜やタンポポなどの春の草花を描いた、春の色留袖。
紅掛空色に撫子と貝桶、葦と観世流水を描いた、夏の絽の色留袖。
桔梗色に菊を描いた、秋の色留袖。
黒地に梅、桜、菊、牡丹などの花々と松をあしらった、黒留袖。
そして、この純白のちりめんの底から、紅色が艶めかしくほんのり透けてくる、長襦袢。
みんな小振袖とまではいかないけど、かなり長めの袖で、嫁いで後に袖を切るはずだったのでしょう。
結局、その袖は丈を詰めることもなく、手を通されることもないまま仕舞いこまれ、めぐりめぐってわたしの手元にやって来ました。

小柄なわたしには丁度いいけど、娘はいずれある程度の背丈にはなりそうなので、彼女には小さいでしょう。
娘に着せるつもりなら袖が長い方がいいですが、昭和初期の古いものであること、そして小柄な人間でなければ、おはしょりを出すのはちょっと無理なこともあり、袖を切ってわたしが着るのが一番いいだろうということになっていますが、なかなか袖を切る踏ん切りがつきません。
人によっては、古着は人の念がこもってよくないから、着ない、という人もいます。
普段は「庶民は古手屋で着物を買ってたの!太物屋で着物を新調できたのは、ごく限られた裕福な層だけだったんだから、今みたいに、皆着物を呉服屋で新調するのはオカシイ!」と力説するわたしでも、これらの着物だけは、袂を詰めるのがためらわれるのです。

何かお祝い事があった時に、験直しに着てあげようと思います。

しかし、昔と違って、色留袖は格が高すぎて、なかなか着る機会がありません。
入学入園、卒園卒業などに着るのは、ちょっと場違いだし…。
さあ、いつ着ようかな?

天神さん

2006年09月25日 22時45分55秒 | 着物
お姉ちゃんのお友達に誘われて、久しぶりに京都の北野天満宮の縁日に行ってきました。
京都に住んでいる頃には、天神さんも弘法さんも、古着目当てによく行ったものです。そういえば、上の子の出産2ヶ月ほど前にも、大きいお腹を抱えて弘法さんで着物を漁ったなぁ

久々に出た京都、いや~、バスが混む混む!!
中も混めば道路も大渋滞で、子供達は疲れてバスの通路に座り込んでしまう始末。北野白梅町方面のバスは混む路線なのはよく知っていましたが、ちびどもを連れていると、本当に疲れます。ちび太がまた帰りに抱っこで寝ちゃったので、立ったままで小刻みにブレーキかける混んだバスで踏ん張って、腰痛が悪化してしまいました

でも、天神さんはとても楽しかったです
ヤキソバ、焼き鳥、みたらし団子!
出来れば、おでんと牛串も加えて、ビールをぐいっといきたかったけど、子供がいるから双方の母共にぐっと我慢
お姉ちゃんは小さい陶器の猫、ちび太は寛永通宝(!)、わたしはこの着物をGET
状態も良くて丈もあり、安かったのでほくほくして持ち帰ってよく見たら、袖裏の一部だけにつかわれている紅絹が、白いカビだらけでした
これは丸洗いに出さないと、他の着物にカビが移ってしまうので、近々丸洗い。
ちび太は、着物を漁っている母の横で寛永通宝にご執心で、どうしても離してくれないのでやむを得ず購入 ばあちゃんちに、古銭はたくさんあるよ~。なんで銭形平次みたいに銭に懐くかなぁ。
お姉ちゃんは、本当はお友達とおそろいのトンボ玉みたいなアクセサリーが欲しかったけど、その時に母と離れていたので、陶器の猫。後々までも悔いが残ったようですが、それはまたの機会に。ちび太をジジババに預けて、ゆっくりと「お母さんとお姉ちゃんデー」に弘法さんにでも行こう。

お友達のOさんは、Mちゃんのおねだりと露天のおばちゃんの口上に押しまくられて、Mちゃんの着物を買うハメに。今年しか着られない、小さめの着物だったけど、汚すのを気兼ねせずに着られるお値段だし、また何か別の小物や袋物にしても、思い出になっていいよね
わたしは帯が欲しかったけど、古い帯は特にシミや虫食いが多くて、やはり実用に耐えるいい感じの帯は無かったです
「いいな~」と思ったら、どうしても見えるところに茶シミがあったり虫食いが隠せない状態だったり。帯はやっぱり難しい…

ちび太が執着したもう一つのアイテムが、とっても古そうな「怪獣トランプ」。箱にウルトラセブンのイラストがついていました。恐ろしい値段だったら怖いので、これも引っぺがして帰りました
貼ってあった紙がぼろぼろになって骨だけになった模型の飛行機とか、やっぱり、男の子やね~

帰りには、学生時代からよく通った、三条大橋近くの「京はやしや」でお茶。
相変わらずビックサイズな紅茶かき氷ミルクがけを、娘と二人がかりで堪能。久々で食べたけど、やっぱりおいしかった~
昔はしょっちゅう友達のNちゃんと通ってたし、旦那とのデートでもよく寄りました。昔からじじいだった旦那は、巨大かき氷に挑むわたしを横目に、爺むさく玉露をすすっていましたっけ
当時のマスターとも顔なじみで、新商品の試食もしたもんだ。
相変わらずかき氷のサイズはビックでした。今はもう一人じゃしんどいかな~。
最初に一緒に行ったメタル友達のはにちゃんが、抹茶氷にうっかり抹茶ソフトと白玉をトッピングして、「食べても食べても抹茶~!!」と泣いていたのが懐かしいです。

へとへとになったけど、楽しい一日でした。