野球について久々にうれしい話題を見た。野茂英雄投手が、05年度朝日スポーツ賞を受賞した。しかも、その席で、賞を与える側も、与えたものに対してフォローしてほしいと、野球界への応援をお願いしたとのことだ。確かに、まったくその通りだ。賞を与えて終わりじゃなく、賞を与えるからには与える側にもそれなりの責任がある。野茂英雄の生き方や野球に対しての取り組みを見据え、場合によっては、その活動を応援することは素晴らしいことだ。ましてや、叙勲のように長年の功労に対して勲章を授ける場合と違って、野茂選手はまだ若い。プロ野球選手としてはベテランの域に達しているが、長い人生ではまだまだ中堅だ。これからの野球への熱い思いをできる限り応援してあげられるならば、これほど賞の価値が高まることはない。これからも野球界の発展を目指してがんばってほしいものだ。自分の記録や金銭的収入だけにこだわることなく、プロの野球界で現役として力を出し切り、野球を目指すものを応援することに価値を感じる姿に、大いに感動した。日本にも、よい意味でのサムライ魂を持った者がいた。おっとりとしたその物腰とは対照的に、芯は本当に強いんだね。これからも応援するぞー野茂英雄投手。