風の向くまま気の向くまま

気まぐれに愚直にいきましょう

ベストヒット歌謡祭05

2005-11-21 21:56:38 | 音楽
まだ番組の途中。
NANA starring MIKA NAKASHIMA『GLAMOROUS SKY』のアコースティックバージョンはアレンジも本人の歌も今ひとつ。
もっとアレンジのしようがあるでしょう?
誰だアレンジャー?
…と、これは後になってわかるのだが、最優秀新人賞にREIRA starring YUNA ITO『ENDLESS STORY』の選ばれることが制作サイドは知っているため、新人に華を持たせた形。

それにしても、何故、堺正章を司会に起用するのだろう?
受賞者の曲は知らないしコメントもまるで駄目。
O'sの姉妹では姉と妹を間違えた。
女性司会の藤原紀香はよろしい。
…が、一人暴走する堺について行けないのは可哀想。
エンタテインメントの司会にはそれなりの資質が必要である。

コブクロは相変わらずいい。
昨晩深夜のNHKで秋元康氏が「最近ヒットしている曲は、詞もサウンドの一部になっている」と言っていたが、彼等の曲からは詞が聞こえてくる。
どちらがいいということではない。
そこに彼等のオリジナリティがしっかりとあるところに、ますますコーラスの美しさが映える。

その他大勢は機会があれば飲み屋で。

あっ、途中の差込映像で過去の受賞者のVがあったが、清水健太郎そのままはまずくないか?
あとはこのVの編集者、腕が相当悪い(ビート出まくりで素人にもわかる)。
きっとどっかの制作会社でやったんだろうけど。
日テレのプロデューサのチェックがすごくあまいのが気になる。

番組途中ですが、ご馳走様でした。
見なきゃよかった。

※本稿あまりに内容が愚痴っぽかったことと、なにも自分の不機嫌さをブログ内で公表する必要も無いんじゃないかと思い没原稿としたが、23日深夜「人の砂漠」アクセス解析をしたところ既に数名のアクセスがあったことがわかったので再アップ。
本文中の加筆修正はしていない。

行って来ます、野沢菜漬け!

2005-11-21 14:30:36 | 私信
今年の我が家(ってか実家)の野沢菜漬けは28日に決まった。
26日が、巨勢さんのライブなので翌日帰省して翌々日に野沢菜漬け。
例年、野沢菜は近所の農家から安く仕入れているが、なんかのきっかけで父親が知り合いになってから毎年そこに決めているらしい。
出来の悪い年でも良い物を揃えてくれるのでとても漬けがいがある。
漬物にするのでも最初の鮮度や出来具合は重要。
一冬、不味~い野沢菜漬けと過ごすなんてありえない。

昨年は、今の会社の入社面接と重なってしまったため行けなかったがここ数年は出張の合間をぬって帰省することにしている。
殆ど僕の趣味の世界なので兄弟は賛同せずこちら(兄は練馬、弟は横浜に在住)にいる。
思い出してみると、小学校時代は、父親の会社のアパート住まいだったため風呂場で「お菜洗い」をしたが、給湯式でなかったため手が冷たくてとても辛い作業だった。
僕は「おしん」のように耐えることには耐えられない性分なので、毎年とっても「いやぁ」な家族内イベントだったが大人になってから好きになった。
何故好きになったかというと、もう横浜に住んでからの時間が長いので、単純に親子の共同作業を楽しみたくなったというのが理由の一つ。
もう一つは、幸い両親は健在だが老年ゆえ足腰が弱った時に誰が漬けるかを考えたら、なんとなく自分のやるべきことのような気がしているから。
弱ってからでは遅い。

今年も晴れるといいな。
いくら温水を使っても、信州の冬の始まりはもう寒い。

活字を読みたい衝動

2005-11-21 13:44:04 | 書籍
読書の秋。
最近は、あまり本を読むことに執着していない。
このブログ自体そうなのであるが、電子文字文化にどっぷりなことと本離れは無関係ではない。
知識欲求は大概、短時間にしかも自分を満足させるだけのものがネット内に散在しているので、慣れてしまえばはるかにこちらのほうが効率的である。

僕が最も本を読んでいた時期は中学3年から高専の3年くらいまで。
当時の純文学は好き嫌いにかかわらず大概手にしたと思う。
ただ、「確か読んだ…」くらいで、読んだ記憶はあっても中身のほうはけっこう忘れていることが多い。
傾向はやがて変わって小説よりもジャーナリストの執筆を好むようになり、今もそういった類の本は書店で見かけて興味があると買ってしまう。

脳も肌寒くなってきたんだろうか、本の活字を読んでいないフラストレーションが最近もたげてきたために今日はコミックを買わないことを予め決意し書店に行った。
購入した本は以下。
「こまった人」養老孟司/中公新書
「古代史捏造」毎日新聞旧石器遺跡取材班/新潮文庫
「半眼吶吶」高村薫/文春文庫
3冊はまだ読んでいないので買ったきっかけをチラッと書き留めておく。

「こまったひと」は、イラク派兵、靖国問題について氏がどう携えているのかを知りたくて購入。
「バカの壁」がバカ売れして多忙を嘆いているが、彼の話は本でもテレビでのコメントでもとても楽しい。
昆虫採取を趣味としているというのも可愛らしい。
今年の正月番組で阿川佐和子、壇ふみ、それと養老氏との対談は最も面白かった番組の一つ。

「古代史捏造」は、「神の手」と呼ばれた東北旧石器文化研究所の藤村新一による発掘捏造事件をあばいた取材班達のスクープを、その取材経過と共に詳細をまとめたものである。
事件自体は記憶にある人も多いと思う。
『立花隆、「旧石器捏造」事件を追う』(朝日新聞社)はずっと以前に読んだが順番が逆になってしまった。
文中にもその記載があるが、知の巨人立花氏に「日本ジャーナリズム史に残るような完璧スクープ」と言わしめた。

「半眼吶吶」は、彼女の作品の中では初の雑文集。
重厚な筆力に毎度完敗しているのだが、そんな彼女が世間をどのように見据えているのかとても興味のあるところ。
「レディ・ジョーカー」から、もう7年も経つのか...