西の丸居館庭園跡
臼杵護国神社境内は延宝3年(1675)に城主居館が移された場所です。
現在、地上遺構は全く見当たりませんが、わずかにその庭園の一部が残されています。
西の丸居館北石垣は最大高さ約7メートルの現存する最も大規模な石垣です。
上から三分の二は江戸中期以降に積み替えを行っていますが、下部は17世紀前半の状態保っってる
大門櫓(だいもんやぐら)
17世紀初頭に城内通行の利便を高めるために造られたと思われる櫓門で、玄関口のような
存在になりました。
平成12年に模擬復元建物が整備されました、両脇の石垣は18世紀後半と見られる
「亀甲積(きっこうずみ)」です。
時鐘櫓跡(ときかねやぐらあと)
稲葉氏入城後に造られた時報施設です。
元禄14年(1701)に時鐘楼(じしょうろう)が二王座に移されるまで、時計が置かれ
臼杵城下に鐘で時を報せていました。
この櫓を造る直前の整地層からは、十字架を刻む軒瓦が出土しています。
写真のようにここからは臼杵の街並みが見渡せます。