旅慣れた二人のお気に入り

北から南から有名な場所を巡り 旅行した中でのすばらしき大きな感動を得られたお気に入りの場所です。

「別府八湯」

2012-06-07 10:05:41 | 日記





「別府八湯」

 「別府八湯」(はっとう)と言われるように大きく八つの温泉地からなる。
 別府温泉、明礬温泉、観海寺温泉、鉄輪温泉、浜脇温泉、亀川温泉、柴石温泉の
 8つの温泉郷の総称。
 これらは、もともと独立した温泉場として栄え、古いものは八世紀初めに遡る歴史をもつ温泉
 明治時代以降、交通の便が確保され、温泉場の開発も進み、大正時代には「湯布院」「塚原」
 を加えた「別府十湯」と呼ばれていました。

 現在は「別府八湯」の名称が定着したようです。
 八つの温泉地は市内全域に点在しているので、同じ市内でも泉質が異なり、風景も温泉地ごとに
 趣があります。温泉の入浴形態も、さまざまなので一度にいろいろな、温泉を満喫できます。
 一つの市にこれだけ多彩な温泉があるのが、何といっても魅力で、別府はまるで温泉のデパート!
 同じ別府市内なので車で30~40分も走れば制覇できる広さです。

 観海寺温泉
 江戸時代の豊後国志に「観海寺に行くには交通は極めて不便だが景勝は壮観なので、浴客が
 盛んに訪れている」とあり、別府湾と別府市街地を一望する海抜1500mの温泉地。
 別府八湯の中で、一番見晴らしが良く大型リゾートホテルが連立し、レジャーの殿堂となっている
 大正14年(1925)には日本で最初の地熱発電が行われ、杉の井ホテルでは消費電力の約半分
 を敷地内の地熱発電でまかなっているそうです。電力不足の今、素晴らしい事ですね。
 JR別府駅から亀の井バスでスギノイパレス行きで15分

 浜脇温泉
 別府温泉発祥の地。浜から温泉が湧き出ることから「浜脇」の地名が付く、
 JR別府駅からぶらぶら徒歩でも行けます。
 JR別府駅東口から大分交通バスで「浜脇」下車、約8分徒歩3分
 JR別府駅西口から亀の井バスで「湯都ピア浜脇」約9分

 堀田温泉
 ナント今でも田畑から湯けむりがあがる温泉地
 豊富な温泉は市内に給湯されているとの事、羨ましいですね。
 JR別府駅から「堀田温泉前」下車13分

 鉄輪温泉(かんなわおんせん)
「別府八湯」の中で最も温泉場らしく感じられる鉄輪温泉はおびただしい湯煙が立ちのぼり
 まさに別府を象徴する景観です。
 一遍上人の創設の「むし湯」付近が鉄輪温泉の中心地で狭い道の両側には、多くの共同浴場
 旅館・土産品店がひしめいている。
 さらに鉄輪温泉独自の入湯貸間旅館も健在で遠来の入湯客が絶えない別府の代表温泉地である。
「一夜千両のお湯が湧く」と歌われる別府温泉の中でもひときわ賑わう鉄輪むし湯。
 このむし湯は独特の形式をとっており、一メートル四方の木戸を開けて中に入ると約八畳ほどの
 石室があり、温泉で熱せられた床の上には石菖(せきしょう)と言う清流沿いにしか群生しない
 薬草が敷き詰められていて、その上に人が横たわります。
 石菖は素晴らしい香りで「豊後鉄輪むし湯の帰り、肌に石菖の香りが残る」と詩人の野口雨情が
 詠んでいるほどです。
 JR別府駅西口から亀の井バスで「鉄輪」下車20分

 明礬温泉
 わら葺きの湯の花小屋が点在する光景は有名、湯の色が変化する温泉が多いのもこのエリア。
 江戸時代には「明礬」の採取地で質量とも全国一になる。
 大友宗麟(1530~1587)が湯治場として開発したと伝えられる。
 JR別府駅西口から亀の井バスで「明礬」下車26分

 亀川温泉
 海岸から温泉が湧き出ている天然の砂湯が有名、周辺には温泉を利用した病院や療養施設
 保養所を数多く有している。
 JR別府駅東口から亀の井バスで「六勝園」約15分
 JR別府駅東口から大分交通バス「六勝園」約14分徒歩2分

 柴石温泉
 895年に醍醐天皇が1044年に後冷泉天皇が病気療養のためにご湯治されたと伝わる。
 天皇ゆかりの温泉。入浴施設は川沿いの柴石温泉一軒のみです。
 唯一の共同浴場、大浴場と露天風呂、蒸し湯を備える。
 鉄輪・明礬と共に療養効果の高い温泉地として国民温泉保養地に指定されています。
 JR別府駅から亀の井バス亀川経由鉄輪行きで「柴石」下車20分徒歩5分