「若狭の猫たちと初」 のblog

「野良猫から地域の猫へ いのちにやさしいまちづくり」
福井県若狭の地域猫活動 若狭猫ネットです。

K町 そのちゃんとシマちゃんの口内炎

2016-12-22 12:42:13 | 若狭の猫たち

6月、元気のなくなったそのちゃんが口内炎だと気が付きました。

今日か今日かと、毎日通えない私を待っていてやっと会えたのに食べられない

という日が続いていたそのちゃん。ガリガリに痩せていきそれでも私が運ぶ

ご飯を待ち続けていました。

 

その後、ナミ平と一緒にいたシマちゃんも口内炎になっていました。

うちのためきち、空家のトセも口内炎に苦しんでいました。

そんな時、福井市の保護団体のNさんから坂井市の病院を勧められて

うちの子は感染症を持っていた口内炎の子も治っているということで

高速で2時間の距離ですが治療を決めました。

3か月後、トセが完治、タメ、シマほぼ治ってきています。15歳と高齢で

麻酔に耐えられるかと心配していたためきち、2回の全身麻酔にも耐えて。ステロイド

の間隔を少しでもあけるため強制給餌をしてきたたいへんさを思うとウソのようです。

そのちゃんだけは回復が見られないのですがまだ希望を捨てていません。

 

この病院の先生は、飼い主に必要以上に心配をかけさせないように配慮して

説明されます。個体差がありますから先生だってやってみなければわからないのです。 

猫だけでなくその飼い主も患者なので、飼い主の不安は猫にも影響を及ぼしします。

「大丈夫ですよ」と安心させられる言葉は何もできない飼い主には地獄に仏。

 

しまちゃんはナミ平と離れずに一緒にいたので治療のために離れ離れにさせる

ことをためらいましたが仕方がありませんでした。早く治ればナミのところに戻して

あげたいと思っていましたが、室内になれてしまったしまをもとの場所に戻す

ことは冬に向かって再度捨てることと同じです。

だいぶトシを取っているナミ平ですが、ナミ平はそれでも元気でたくましく居て

くれます。 シマは元気になったよナミ安心していてね。またいつかシマに

会わせてあげられる日が来ますように。

 

病院を紹介してくださった「にゃんこハウス」「ねこさま王国」さん 本当に

ありがとうございます。

 


K町 猫たちの受難

2016-12-22 10:51:45 | 若狭の猫たち

私がこの町に猫保護のために入る前から置かれていた発泡スチロールの猫ハウス。

もう10年来置かれていて、冬はこのハウスのお蔭で猫達は生きることができていま

した。前代のチャオ、サビの後(サビが突然姿を消し、一人で雨に濡れて行き場を

失っていたいたチャオは保護するよりありませんでした )いまはアキノ、さつき、のちせ

がいますが、ここの工場からハウスを撤去するようにと文書が届き、撤去せざるを得なく

なってしまいました。敷地内と言っても工場の端でずっと工場も気が付いていなかった場所。

この工場には猫達を見守ってくれている人もいますが、、 今年はこの子達、どうやって冬を

超してくれるでしょうか。

 

そして、もう一か所、ここも10年来置かせてもらえていた猫ハウス、星と月がいた

ところです。社長さんの許可も得て置かせてもらっていたのですが、去年の秋ごろ

から何度おいても撤去されてしまいます。

一緒にいたロク、梅ちゃんはもらわれたり、、梅ちゃんはもらわれた後出戻って

きて保護したりで今はカメちゃんがいて待っていますが、もう寒さをしのぐハウス

はなくていつも身体が冷え切っています。夜は人の気配が全くなくなる寒い町です。

 

そして、昨日サムとマリンのハウスの中に水が入れられて敷いていたファイバー

ットがびしょぬれになっていました。数か月前にも水が入れられていました。誰が

わざわざこんなことをするのでしょう 無視していれば済むことなのに。

 

K町はどこも海風が吹きr付けるとても寒い町ですが、雨や雪を避けて猫達が入り

込める所がありません。林の落ち葉にくるまって雨に濡れながら寒さをしのいでい

たりします。手術をした子たちもそうでない子たちもみなおとなしく、世話ををして

いるので人に迷惑をかけることはありません。

去年は、散歩中の犬を放して猫を追いかけさせたり、置いてある水を(許可を得て

います)置くたびにとられてしまったり、聞いて回ると、いまだに

駆除のために捕獲がされているらしいということでした。長年いつも待っていて

急にいなくなったサビやチコ、マント、そのほかの手術していた何匹もの子たち

もそうなのでしょうか。駆除のための捕獲は動物愛護法違反の犯罪です!

そんなことが1年ぐらい続いて夜、見張りに立ったりもしまたが、今はそういうこと

もなくなってほっとしていたところでした。

 

どの子も遠慮して人や建物を避けて生きています。隅っこで生きていることをそっと

しておいてあげていただきたいのです。環境の厳しいこの町で外猫達は長くは生きられ

ません。捨てられる子が後を絶たず個人の力では追いつかない状況ですが、飼い主

不明猫を減らしていくにはこの方法しかありません。できる限り子供を産ませないように

手をつくしています。世話をしている子たちは病気になれば治療もおこなっています。

きっと福井県でも行政が気づいてくれる時がそんなに遅くなくやってくると信じています。

捨てられても一生懸命に生きようとしている猫達をどうかそっと見守ってあげていただき

たいのです。